川原の源泉浴槽 ■概要 しばらくぶりで木賊(とくさ)温泉の川原の岩風呂を訪れた。道路が良くなったとはいえ木賊集落は奥会津の不便なところだ。道路に沿って温泉民宿が並んでいる。 温泉の発見は1000年前と伝えられているという。西根川に沿ってお湯が湧き出ている。川原の露天風呂はその源泉の真上に造られている。 木賊の地名は、硬いものを磨くのに茎の部分を使った植物(トクサ)から来ている。現在はこの付近でも見かけないようだ。 商店の向かい側にある駐車場には丁寧に次の掲示がある。「この露天風呂は川の側に有りますため維持管理が大変でございます。誠に恐れ入りますが入浴料として200円以上御寄付下さる様お願いいたします。」 駐車場から川岸へ向かって階段を降りていくと、川原に小屋がけが見える。昔は壁がなかったが、しっかり壁で囲われている。もう露天風呂とは言えない。 |
![]() ■印象 大きな岩盤を削って浴槽にしてある。川側はコンクリートで固めた洗い場と脱衣場を設けてある。混浴で、女性用の脱衣場はある。温泉小屋は岩の上に柱を立てた簡単なもの。何度も水害にさらわれているためだ。 上流側の浴槽に足元湧出の源泉がある。 下流側の浴槽はさまし湯にするため上流側からお湯を引いている。源泉の湧出は最上流部の丸石の間からだ。 ![]() お湯は透明、ほんのりイオウの香りがする。熱めだが季節のせいかそれほどきつくない。さらさらした肌触りのお湯だ。しばらく浸かっていると体にこまかい気泡がついてくる。源泉そのままが実感できる。 成分表はないが簡単な掲示がある。それによると泉質は単純泉、源泉の温度45℃。湯上りはイオウ泉らしく肌がさらさらになる。 大変有名なところで、ここの湯のファンは多いと思う。南会津に来ることがあったら是非寄ってみてもらいたい。お勧めする。 |
■営業
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