遠刈田温泉 センターの湯★★★★ |
南蔵王の有名温泉街 ■概要 遠刈田(とおがった)温泉は蔵王山の東麓にある古くからの温泉地だ。400年ほど前に、温泉街の後ろにある岩崎山の金を掘って財を成した金売橘次が温泉を発見したという伝承がある。 遠刈田温泉はこの地域では大きな温泉街で、共同浴場も2ヶ所ある。松川に沿って蔵王山へ登る道があって、昔は蔵王への信仰登山の宿として栄えたという。 遠刈田温泉街の西に温泉神社があり、その前の中央公園にならんで蔵王町営福祉センターがある。大きな3階建てのビルで、センターの湯はその1階にある。「ゆ」という看板がないと共同浴場とはわからない。 ■所在地 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉旭町 TEL:0224−34−1990(遠刈田温泉(株)) |
■印象 浴室はたてに長く、手前は細長い浴槽だ。お湯の色は薄い褐色、掛け流しのお湯が勢いよく流し込まれているのはとてもうれしい。お湯があふれる床はすこし錆色になっている。入ってみるとかなり熱い。濃い温泉に入っているという気分になる。 泉質はナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉(含塩化土類−茫硝泉)、源泉の温度は65.7度である。源泉は共同管理されていて、もう一ヶ所の壽の湯も同じ源泉からの供給だ。 浴室の奥は三角形の浴槽だ。入ろうとすると熱すぎて片足も入れられない。ここは温度調節なしで掛け流されている。地元常連さんに聞くと、熱い湯が好きでもさすがに今日は熱いそうだ。 見かけはみるからにお役所風の建物だが、お湯はなかなかすばらしい。熱いお湯でさっぱりする。蔵王観光の帰りにはぜひ寄ることをお薦めする。 |
■営業
■交通 ■追加情報 |
■温泉神社と貯湯槽 センターの湯の正面に温泉神社の参道がある。 |
神社の鳥居の隣りに銀色の温泉貯湯槽があった。遠刈田温泉のお湯は集中管理され各旅館に配られるそうだ。どおりでセンターの湯と壽の湯の成分が同じだったのか。 貯湯槽の周りや近くの下水は温泉のせいで赤錆色になっている。 |
■ こけし橋 遠刈田はこけしでも有名だ。温泉の入り口の橋の欄干に大きなこけしがある。ちゃんと遠刈田こけしだ。 |