静内温泉老人福祉センター★★★


日高では古い芳香の温泉

■概要

うっそうとした森の中に静内温泉がある。海岸から2kmほど入って背の低い大きな建物に突き当たった。ややくたびれた公共施設という雰囲気だ。

静内温泉は日高地方では古い温泉だ。1899年に発見され、当時は「有勢内温泉」と呼ばれた。1950年代まで温泉旅館が営業されている。その後、1977年に町営の日帰り施設「老人福祉センター」がオープンした。



建物は休憩室棟、浴舎、宿泊棟に分かれていて渡り廊下でつながっている。静内温泉の奥にはキャンプ場(森林公園温泉の森キャンプ場)がある。周囲は低い山があって大きな木が茂っている。



■所在地

北海道静内郡静内町字浦和103
TEL:01464−4−2111
FAX:01464−4−2112



■印象

受付のある休憩室棟はやたらに広いロビーがある。ロビーには鯉が泳ぐ池まで造っている。長い廊下を歩いて浴室に向かう。浴室は1996年に改装して比較的新しい。

男女の浴室の大きさが違って女性のほうが広くなっている。男性浴室の中央には真湯のジャグジーがある。窓側に熱めとぬるめの温泉浴槽がある。窓は目隠しになって残念ながら外が見えない。

お湯の色は透明感のある茶褐色、香りは高級ウイスキーのような良い香りがする。肌がつるつるして、しっかりツルスベを感じる。泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(含重曹硫黄泉)、源泉の温度11度、蒸発残留物896mg/kg。

あまり期待していなかったが、濃いワイン色、香りのよい温泉にうれしくなった。華やかさはないが、泉質重視派には寄る価値がある。


■営業

営業時間 10:00−22:00
休館日 月曜日(祝日のとき翌日)
料金 400円

交通

日高自動車道から国道235号を南下する。静内町の市街地を抜けて7kmほど進み、小さな案内板を頼りに左折して2kmほど。駐車場は広い。



調査日:2003年6月

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