白子温泉
アクア健康センター★★★


砂風呂が体験できる温泉

■概要

千葉県には温泉が少ないが、外房に砂風呂がある温泉があると聞いていたので、行ってみることにした。温泉のある白子(しらこ)町は九十九里海岸の中央部にある農業の町だ。

海岸に国民宿舎「白子荘」があって、その隣りに町営の温泉健康センターである「白子町アクア健康センター」がある。1990年10月にオープンした施設で、近代的な外観だ。



主な施設は、砂風呂、温泉浴室(男女別)と、プールゾーンがある。プールゾーンには20mプール、子供プール、ジャグジー、サウナ、打たせ湯、寝湯がある。2階に休憩室がある。食堂はない。砂風呂に入るには専用の浴衣(有料)を借りる必要がある。



20mプールはかなり浅い。大人の腰ほどしかないので、大人は泳ぎにくい。子供連れの家族もいるが、女性のグループやカップルも多い。

■所在地

千葉県長生郡白子町古所3291−3
TEL:0475−33−6211



■印象

受付で砂風呂に入るというと浴衣と白タオル、番号札をくれる。番号札は砂風呂サービスの順番だ。砂風呂の時間は10−12時、13−15時、16−18時となっている。

放送で番号が呼ばれるたら、浴衣を着て砂風呂へ行く。スコップを持った係りの人に指示されて、砂の窪みに横になると、両側から二人でスコップを使って砂を掛けられる。ずっしりとした砂の重みは面白い。段々汗が出てきて、普通の人は10分もするとギブアップするようだ。

砂は夜のうち加熱する人工砂風呂だ。表面はさほど熱くないが、少し掘るとかなり熱い。係りの人に聞くと、午前中は熱すぎるので、午後の方がよいそうだ。



温泉の浴室はそれほど大きくはない。お湯の色は黄褐色で、かなり熱くしてある。受付の人に聞くと「このあたりは天然ガスの産地で、副産物としてヨウ素の多い温泉が湧きます。この温泉は正真正銘、天然温泉です。」とのことだ。

泉質はナトリウム−塩化物強塩泉(弱アルカリ性高張性冷温泉)(旧泉質名:含臭素沃素−強食塩泉)である。

夏の土日はかなり混み合うそうだ。砂風呂でガマンくらべもけっこう面白い。海岸で泳ぐには寒い季節ではプールもありがたい。家族連れや、カップルには良いところだ。

■営業

営業時間 10:00−20:00(9月−4月)プールは19:30まで
10:00−21:00(5月−8月)プールは20:30まで
休館日 水曜日(祝日のとき翌日)
夏休み期間は無休
料金 1700円(バスタオル付き)
砂風呂用浴衣300円

交通

京葉道路の千葉東JCTから千葉東金道路に入る。東金ICで降りて、国道128号線を経由して、東東金九十九里道路に乗る。海に出たらそのまま九十九里道路を南下する。白子ICで降りる。アクア健康センターは白子ICからたいへん近い。
駐車場は広い。



調査日:2000年5月

アクア健康センターのホームページでは割引券が入手できます。

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