新野地温泉
相模屋旅館★★★★★
 


安達太良連峰の絶景温泉

■概要

新野地温泉は箕輪山の北面の鬼面山(おにつらやま)の中腹にある。標高1200mにあって山の中にある温泉である。福島と猪苗代を結ぶ旧国道115号線沿いにある。新国道は土湯トンネル経由になっている。現在は新野地温泉までの除雪は宿が行っている。

相模屋旅館は、すぐ隣りの野地温泉と同じく湯治が可能な大きな一軒宿である。常連客に聞いたところでは、新野地温泉は野地温泉の分家に当たるそうだ。建物の本体は新しいものに建て替えられているが、浴室と露天風呂(どちらも男女別)は木造で昔のままにしてある。


鬼面山(温泉の南東方向)


相模屋外観



■印象

温泉の湯煙が道路からも見える。旅館の裏側、露天風呂のすぐ近くに噴気孔がある。露天風呂へは旅館から続く細長い木道を歩く。露天風呂からは鬼面山の展望がすばらしい。お湯は硫黄分が強く白濁色している。やや熱めだが鬼面山を見ながらの入湯はとても気分がよい。



内風呂は独立した建物で、この温泉で一番古い。木造の建物は硫黄で黒く変色している。男女の仕切りも薄いトタン板1枚なので話声がよく聞こえる。内風呂のお湯も少し熱めだ。ここからもガラス窓を通して山の景色が眺められる。温泉成分が強いので硫黄の臭いが体に着いた。

訪れる客は多いようだが、秘湯気分十分の絶景温泉には大満足だった。

■所在地

福島県福島市土湯温泉町字野地2番地
TEL:0242−64−3624

■営業

営業時間 10:00−15:00
休館日 無休
料金 500円

交通

東北自動車道の福島西ICを降りて、国道115号線を西へ向かう。土湯を過ぎ、さらに道の駅つちゆを過ぎ、東鵜川トンネルの出口の先から右に入る。ここからは旧国道を西へ進む。冬季も新野地温泉まで除雪してある。
駐車場は広い。



調査日:1999年3月


箕輪スキー場

箕輪スキー場は箕輪山の西斜面にある高級リゾートスキー場だ。土湯トンネルを経由して新野地温泉から車で20分程で行ける。それほど混んでいない滑りやすいスキー場だ。スキー場のホテルはかなり高級だが、日帰りスキーはそれほど高くはない。
箕輪スキー場の最上部からは磐梯山や裏磐梯の山々がよく見える。
箕輪スキー場パノラマ写真

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