敷島温泉志麻の湯★★


甲府北西の敷島町営温泉

■概要

敷島町は甲府の北西にある農地と住宅地が混在したような地域だ。町は茅ケ岳(かやがたけ)から続くゆるい傾斜地にある。富士山が意外に大きく見えるところだ。

町営の敷島神明温泉「志麻の湯」は町民体育館の裏手にオブジェののような変わった建物だ。 志麻という地名は、鎌倉期から戦国期、甲府市西部にかけてあった荘園の名前だ。志麻の湯はこの古い地名から取られたようだ。 古くからある温泉だが1995年に改装されモダンな形になった。



浴室には2つの浴槽とジャグジー、サウナ、水風呂がある。 1階の休憩室はカラオケがある。2階には有料の休憩室がある。休憩室は空いているが、カラオケ練習場のような雰囲気だ。

■所在地

山梨県中巨摩郡敷島町上條3123
TEL:0552−77−1311



■印象

浴室は広い窓があるが、外には目隠しの塀があるので残念ながら景色は楽しめない。2つの浴槽は温めと熱めにしてある。温めの浴槽には近所のお年寄りが集まってじっくり漬かっている。

お湯は透明でさらりとした感触。かすかに黄色みがかっている。泉質はナトリウム−塩化物泉、源泉の温度は35.2度、地下600mからの揚湯だ。湧出量は127L/分である。

浴室には飲泉用の蛇口がある。コップがあるので飲んでみると、ぬるめのうすい塩味だ。受付には山梨県では有名なT教授の志麻の湯の地質学的特性のパンフレットがあった。



午後の早い時間だったが、地元のお年寄りがけっこうたくさん来ていて、ぬるめの浴槽が人気だ。


■営業

営業時間 10:00−20:00
休館日 月曜日
料金 600円

交通

中央自動車道の甲府昭和ICで降りて、国道20号線バイパスを西へ向かう。竜王駅前に向かう県道25号線に乗り換えて北上する。県道6号線(桜井町敷島線)を過ぎて敷島町役場に向う。町役場前を左折し、クランク状に曲がって敷島総合文化会館の裏に行く。道なりに進むと志麻の湯の案内が見つかる。駐車場は広い。



調査日:2001年11月

 TOP  温泉みしゅらん