日光市黒部温泉四季の湯★★★


豊富な源泉かけ流しの露天風呂

■概要

川治温泉から奥鬼怒温泉郷に行く県道沿い、旧栗山村は温泉がたくさんある地域だ。あまり奥に入らなくても手軽な温泉がある。栗山観光ドライブインとなりの四季の湯だ。

鬼怒川土呂部川との合流地点に大正時代に造られた黒部ダムがあって、その近くに発電所がある。小さなダムだがコンクリートむき出しの新しいダムに比べて、切石を使っていて味がある。



四季の湯は発電所を見下ろすような高台にある。温泉を掘削したのは1990年、豊富な湯量を活かして立ち寄り施設となった。近くの民宿が経営している。建物は簡素な休憩室のみで露天風呂が2つだけのシンプルな施設だ。



■所在地

栃木県日光市黒部21
TEL:0288−97−1500
FAX:0288−97−1055



■印象

広い露天風呂が男女それぞれ2つある。手前の露天風呂はやや深め。源泉の投入量が多いのでやや熱めになっている。奥の露天風呂はややぬるめになっている。どちらも源泉かけ流しだ。手前の露天風呂にはプラスチック波板の屋根がある。



脱衣場を出ると甘いイオウ臭を感じる。お湯は微白濁、わずかに湯花が漂っている。湯口の湯を飲んでみるとやはりタマゴ味。成分表では単純泉だが、イオウの香りしっかりある。

お湯はトロリとした肌触りで、浴感は思いのほかスベスベする。泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度48.9℃、pH9.8、成分総計168mg。

高台にあるので眺めが良い。向かい側の山の緑や発電所の送水管や建物が眺められる。さっと通り抜ける風が気持ちよい。

濃いお湯ではないが、源泉の投入量が豊富でお湯の鮮度が良く気持ちが良い。浴後もサッパリして汗の引きもよい。

■営業

営業時間 8:00−21:00
休館日 無休
料金 500円

交通

日光宇都宮道路の今市ICを降りて、国道121号線を鬼怒川方面に向かう。竜王峡を過ぎ川治温泉の手前で左折し、県道152号線を川俣方面へ向かう。しばらく走ると栗山観光ドライブインがあり、となりが「四季の湯」。駐車場は十分ある。



調査日:2006年9月

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