日光湯本温泉寺★★★★


奧日光にある温泉のお寺

■概要

温泉寺は奧日光、湯の湖にある温泉のお寺である。起源は非常に古く、温泉寺の案内によると9世紀から知られていたという。



温泉寺の本尊はもとは、裏山(温泉ケ岳)の頂上にあったが、
1966年の台風によって御堂が倒壊した。ふしぎにも本尊は壊れずに岩の上あったそうだ。

このことに感激して御堂を復興することになり、1973年に現在の位置に温泉寺が復興た。同時に庫裡には温泉が引かれ「温泉のあるお寺」として現在は有名である。

お寺の管理は中禅寺湖にある輪王寺が行っていて、温泉寺はその別院である。

■所在地

栃木県日光市湯本
TEL:0288−55−0013

調査日:1998年7月



■印象

温泉寺はお坊さんとその奥さんで切り盛りしている。湯船が狭いので、お客さんは順番に案内される。お客の様子を見ながら気を配ってくれて印象がよかった。お湯は白濁していて少し熱めである。窓からは緑の裏山が眺められ、鳥の声も聞こえる。秘湯の気分だ。


温泉は庫裡にある。そこで順番待ちと、湯上がりの休憩をする。待ち時間のあいだにお茶と煎餅をサービスしてくれる。
地元の煎餅

料金(お寺なので奉納)は500円だが満足できる。

■営業

営業時間 10:00−15:00
休館日 温泉寺の人が休みのとき以外は営業、8月は無休
11月下旬に雪が積もると3月中旬まで閉鎖される
料金 500円

夏場は宿泊もできるそうだ。

交通

日光宇都宮高速道路を清滝ICで降りて、国道120号線(金精道路)で奥日光へ向かう。湯の湖で左に入って、旅館街の一番奥が温泉寺である。
駐車場はビジターセンターの駐車場が広い。温泉寺門前の駐車場はお土産屋のものなので使えない。




源泉

奧日光湯本温泉の源泉は温泉寺のすぐ近くである。沼地のなかに涌出口がいくつもある。写真の小屋の下が湧出口、遠くに温泉寺が見える。ハイキングコースになっているので中高年のハイカーが多い。
温泉源の由来

日光市日光市の案内板による : 湯本温泉の発見には資料が乏しく定かではないが、一説によると日光開山の祖と仰がれる勝道上人が延暦7年(788)この温泉を発見、背後の山を温泉ケ岳と名づけ、そこに湧出する温泉を薬師湯(瑠璃湯)と名づけたといわれている。


湯の湖
光徳牧場のアイス

湯の湖から中禅寺湖へ帰る途中、戦場ヶ原の近くに光徳牧場がある。アイスクリームが有名なので寄ってきた。観光客が行列を作っている。ミルクの成分が多くておいしい。


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