小田原温泉八里★★ |
通い療養向き小さな温泉 ■概要 小田原にも温泉があると聞いて、小田原城の桜見物の帰りに寄ってみることにした。箱根に向かうとき、いつもは小田原厚木道路の終点から箱根湯本に向かってしまうが、今回はインターの近くにある小田原温泉八里(はちり)を訪れた。 小田原の大手かまぼこ屋鈴広の販売店やビヤホールなどが集まっているところの近く、ガソリンスタンドの隣りに地味な温泉がある。一見普通の民家風なので見過ごしてしまいそうだ。 50年前に近くの農家のお爺さんが失敗しながら何年もかけて温泉を掘り当てたそうだ。源泉は早川の対岸にあって引き湯されている。施設としては休憩室がある。蕎麦屋も兼ねている。 ■所在地 神奈川県小田原市風祭64 TEL:0465−24−5131 |
■印象 浴室はタイル張りで小さい。窓の外は高架道路が見える。お湯は透明でなめらかな感じがする。泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度は36.5度、成分合計382mgと濃度は薄い。 湯船の端のパイプからときどき勢いよお湯が注がれている。コップがあったので少し飲んでみた。ほとんど味はないが、カルキ臭はまったくないので飲みやすい。 ご主人に聞くと、遠くからアトピーの治療に通う人もいるそうだ。お湯が体に合う人には良いという。横須賀から通った人は毎週来て3ヶ月かかったという。さらりとして刺激が少ないやわらかいお湯が良いのかもしれない。 |
■営業
■交通 |
■小田原城 小田原城址公園はさくらがきれいなので有名だ。春も暖かくなったので、小田原城の花見に行った。花曇りの暖かい日だったので、たくさんの花見客が出ている。 広い城址公園の中を散策すると、桜の木があちこちにある。お堀にせり出している桜が特に美しい。天守閣のある本丸の広場では花見客がたくさんいる。売店で焼きトウモロコシを買った。 小田原城は戦国時代の大名北条早雲が攻め取ってから、北条氏の城となった。北条氏は小田原城を関東支配の中心地にした。戦国時代の末期に北条氏は豊臣秀吉に対立して、1590年についに小田原城が攻撃された。 いつまでも結論が出ない会議を小田原評定という。秀吉の小田原攻めのとき、籠城した北条側がいつまでも戦略を決められなかったことが、その由来だ。結局、秀吉が勝ち北条氏は滅亡した。 |
秀吉の小田原攻めのとき、小田原の町全体が城となっていたそうで、戦国時代最大の城であったそうだ。その後徳川家康の家臣、大久保氏が城主となり、小田原は明治時代まで、重要な宿場として栄えた。 小田原城は明治になってから取り壊され、残された石垣も大正時代の大地震で壊れてしまった。しかし1960年に天守閣が復原され、その後も大きな門が復原されている。 天守閣:見学料400円 城址公園にはミニ動物園やミニ遊園地があって、家族連れで楽しめる。有料駐車所も広い。 |
■あげかま 小田原の名物はかまぼこだ。今回のお土産は揚げかまぼこだ。八里の近くにある地元の有名店、鈴広の売店で買ってきた。家に帰ってから火にあぶって食べるとなかなかうまい。1000円。 |