みなかみ町営温泉センター三峰の湯★★★★


プレハブなれど大量かけ流し

■概要

月夜野インターチェンジから近くて素朴な温泉があると聞いていたので、ぜひ行きたくて一度探したけれど道がわからなくて断念したところだった。今回は十分に調べて再トライした。

JR後閑駅の裏手にある立派な道路を登っていく。かなり高いところに三峰の湯がある。周囲はイノシシでも出てきそうな森の中だ。



みなかみ市の公営温泉施設ではあるが、プレハブ小屋の建物と温泉タンクがあるだけの質素な施設だ。お湯がよいのでさすがに人気らしく地元の軽トラックが集まっている。

三峰の湯の開業は1991年、当時は町村合併前で、月夜野町営温泉センターだった。現在はみなかみ市の施設となっている。大きな温泉施設にする計画もあったようだが今でもプレハブ小屋で営業しているのがかえって好ましい。

温泉の販売もある。(100Lで50円)

■所在地

群馬県みなかみ町後閑2265
TEL:0278−62−1022



■印象

浴室は石をコンクリートで固めた床や、プラスチックの波板が屋根という簡素なもの。浴室の幅いっぱいに浴槽がある。

大きな湯口からふんだんにお湯が注がれて溢れている。なかなか贅沢な眺めだ。お湯は透明でけっこう熱い。源泉が熱めなので東京の銭湯程度の熱さだ。

お湯にほとんど香りはない。口に含むとほんのり甘みと塩味を感じる。かなり飲みやすいお湯だ。浴感はツルスベ、スベスベ感が続く。

泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度は46.6℃、pH=8.9、成分総計0.32g。カランは3つだけで、体を洗うには不便だが圧倒的にお湯が気持ちよい。

露天風呂は後で継ぎ足したようで、素直に行けない。内風呂の上に渡した橋を通って外に出る。内風呂から外の眺めもなかなか良い。木々の間から遠くが見える。

とても分かりにくいところなので観光客はまず来ない。地元の共同浴場風の雰囲気が漂っている。ふんだんにかけ流しが楽しめるので温泉ファンにはお勧めする。


■営業

営業時間 10:00−20:00(11−2月は19:00まで)
休館日 無休
料金 350円

交通

関越自動車道の月夜野ICを降りて、沼田方向に一旦戻り、県道61号線をJR後閑駅方向に進む。後閑駅手前から右折して駅裏に出る。ここからりっぱな2車線道路「利根沼田望郷ライン」に入り高速をくぐり坂道を登っていくと、町営温泉センターの小さな看板があります。そこから細い道に入ってすぐのところ。駐車場は広い。



調査日:2007年11月

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