松之山温泉鷹の湯★★★★ | ![]() |
独特の熱くて濃い温泉 ■概要 松之山温泉は新潟県と長野県の県境に近く、信濃川から峠を2つ越えた山里である。歴史は非常に古く、800年前からあった温泉だそうだ。小さな温泉街は3方を山に囲まれた窪地の底にある。松之山温泉街の中心部にある町営の共同浴場が温泉センター鷹の湯である。 ![]() 松之山温泉の発祥の源泉の名前をつけた鷹の湯は、鉄筋の2階建てである。雪深い土地柄らしく、いかにもがっちりした建物だ。内風呂と露天風呂がある。 <鷹の湯由来> 動物によって発見されたという伝説が古い温泉には多いが、松之山もそういう伝説がある。600年前、木こりが毎日同じ場所に鷹が舞い降りるのをみて行ってみると温泉で傷を癒していたことを見つけたので、鷹の湯と言われるようになったそうだ。 ■所在地 新潟県東頸城郡松之山町大字湯本 TEL:0259−6−2221 |
![]() ■印象 お湯は非常に特徴がある。わずかに白濁した熱めのお湯だが、煙を燻すような独特の臭いがある。少し飲んでみると非常に塩辛い。ほとんど醤油と同じくらいに辛く感じる。泉質は含ホウ酸塩化土類食塩泉である。ホウ酸の量は日本一で非常に多く、越後三大薬湯のひとつとされている。 ![]() 建物の裏側の越道川に面して露天風呂がある。あっさりした湯船だが、川の対岸の緑が楽しめる。お湯はやや熱め。仕事帰りの人がお湯を楽しんでいる。 話題は近辺の温泉談義だ。あっちのお湯は薄いとか、秋山郷温泉から見る紅葉はすばらしいとか、いろいろ話題に上ったが、松之山のお湯が最高だとの結論のようだ。鷹の湯は非常に濃い温泉だ。温泉好きならここのお湯も試して見る価値がある。 |
■営業
■交通 |
■松之山温泉![]() |
松之山温泉は小さな温泉街で200m程に温泉旅館が並んでいる。積雪が5mにもなるところなので建物はみなしっかりしている。 松之山の正月行事も有名だ。1月15日の小正月に新しい婿を雪の中に放り投げる「婿投げ」と、お互いの顔に墨を塗る「スミぬり」の奇祭りがあるそうだ。 |
![]() 温泉街の一番奥の川端に湯気が上がっている源泉があった。お湯が断続的にどっと噴き出す。高温の温泉であることがよく分かる。 |