摩周温泉泉の湯★★


温泉の町の気軽な公衆浴場

■概要

摩周温泉は、以前は弟子屈(てしかが)温泉と呼ばれていた。摩周湖が観光地として有名なので1981年に隣の鐺別(とうべつ)温泉と併せて摩周温泉と呼ぶようになった。

弟子屈温泉は明治時代の1883年の開湯で、ほそぼそと営業されてきた。1934年に阿寒国立公園が指定されてから急速に観光開発され、北海道東部の最大規模の温泉地となった。



弟子屈町には町営温泉が何箇所かある。泉の湯は住宅街の端にある温泉公衆浴場だ。スキー場にありそうなやや奇抜な建物だが、かなり古びている。

■所在地

北海道川上郡弟子屈町泉町4−30
TEL:01548−2−2623



■印象

かなり古びているが清掃がいきとどいて、ていねいに使われている共同浴場だ。窓が広く明るい浴室が脱衣場から見渡せる。

浴槽はL字で、深さに差がある。お湯は無色透明でかなり熱い。何分も浸かっていられない。ほんのかすかに塩素臭を感じる。

お湯を口に含むと、微弱な塩味がする。イオウ臭もわずかに感じられる。泉質は含ヒ素・弱食塩泉、源泉の温度は88度と大変高い。

泉の湯は気軽な温泉浴場なので、近所の住民が次々と訪れる。みんな自分が使ったオケやイスを片付けている。さすがに温泉の町だけあって、マナーがしっかりしている。

お湯はかなり熱めでサッパリとしている。料金もずいぶん安い。熱湯好きの温泉ファンならちょっと寄ってみてもらいたい。

■営業

営業時間 11:00−21:00
休館日 火曜日
料金 150円

交通

道東自動車道の足寄ICを降りて、国道241号線で弟子屈へ。JR摩周駅から駅前道路を直進、釧路川を渡って最初の信号を左折、当別川を渡って300m、左に入る。駐車場は広い。



調査日:2003年8月


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