駒の湯温泉は奥只見の銀山が開発されていたころの発見だと言われている。本格的には1953年にボーリング開発された。 |
![]() ■印象 浴室は石板を敷き詰めて山小屋らしい雰囲気だ。2m四方の源泉浴槽と小さな加熱浴槽がある。源泉浴槽の中央に噴水状の湯口があって、そこから盛大にお湯が吹き出ている。 先客が湯口をタオルでふさいでしぶきが上がらないようにしている。お湯の入った桶で重しをしていても勢いよくお湯が出てくる。お湯は浴室の床全部にあふれ出ている。 さっそくお湯に入る。最初は少し冷たいが、じっとしているとすぐに感じなくなる。お湯が白く濁っているので良く見ると細かい気泡だ。しばらくすると体に泡がつく。 ほんのわずかにダシ味がする。香りもかすかにある。泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度は32.6℃、pH8.6、成分総計は150.6mg。石膏泉系のお湯だ。 加熱浴槽はやっと2人入れる程の大きさ。源泉浴槽で長時間じっと浸かって瞑想状態になってから、加熱浴槽で目を覚ますというサイクルを続けると体の芯までさっぱりとしてくる。 窓の外は大きな木の緑と山の緑が重なっている。窓が緑の絵のようだ。静かに心ゆくまで浸かっていたいお湯だ。 男性脱衣場から行ける大きい浴室が混浴、小さい浴室が女性専用だ。女性脱衣場から混浴浴室に行ける。お湯が透明なので女性にはやや抵抗があるかもしれない。 休憩室にはなにもないが、きれいな畳が敷いてある。朝早くから来て一日湯治していく浴客もいるらしい。 先客もずいぶん通っているそうだ。 山奥という雰囲気、ものすごく豊富な湯量、夏場には特に気持ちの良いぬる湯、冷温交互浴、どれもとてもすばらしい。お勧めする。 |
■営業
■交通 関越自動車道の小出ICを降りて、国道352号線を奥只見方向へ。大湯温泉を過ぎてから3kmほどで小さな看板を目印に右折、車1台分の狭い道を2kmほど進んで突き当たり。駐車場は一段上の駐車場を使う7台程度。 ![]() 調査日:2005年8月 |