喜連川温泉もとゆ★★★★


効能の公営温泉

■概要

喜連川は古い城下町で江戸時代は奥州街道の宿場として栄えたけれども、明治以降は交通の中心から外れ、活気のない町になった。しかしながら、現在は温泉による町おこしの手本となって観光開発が進んでいる。

喜連川町では1981年に温泉掘削に成功し、翌年に喜連川温泉「もとゆ」の前身である第1温泉浴場が建てられた。栃木県中央部の温泉開発ブームのはしりであると思う。



第1温泉浴場は最近になって立て替えられて「もとゆ」と呼ぶ用になった。新しく清潔な建物だ。浴室には大きな湯船とジャグジーがある。屋外には露天風呂がある。


2階の休憩室

■所在地

栃木県塩谷郡喜連川町喜連川6620−1
TEL:028−686−3284



■印象

浴室は壁が大きな窓になっているので明るく開放的だ。早速お湯に入る。お湯は黄色みを帯びている。かすかに独特の臭いがある。泉質は含硫黄−ナトリウム塩化物温泉、源泉の温度は48.6度、PHは7.8である。

この温泉のお湯は、効能が大きいと評判である。先客が話しているのを聞いていると、「毎週、宇都宮から通っているんだナー」とか、「ワシは1週間ずっと来てる。」とか言っている。「杖をついてきた人が歩いて帰った。」などと温泉の効能がうわさされているそうだ。



露天風呂は塀が高いが、裏山の眺めがよい。内風呂も露天風呂もゆっくり浸かっている人が多い。本当に効くらしい。あとで聞くと、付近の民宿に泊まって1週間とか湯治していく人が多いそうだ。

効能の喜連川温泉は意外に有名だった。お勧めする。

■営業

営業時間 7:00−21:00
休館日 第1月曜日
料金 300円
入浴休憩600円

交通

東北自動車道の矢板ICを降りて、国道4号線を南下して氏家町まで。氏家町から国道293号線を東へ行く。荒川を渡って喜連川市街へ入る。すぐに小さな案内板を見つけて左折する。道は細いので注意。矢板ICから17km程度。
駐車場は広い。



調査日:1999年10月

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