硫黄の香りが楽しめる共同湯 ■概要 上諏訪は共同浴場の宝庫だ。地元専用が多く一般客を受け入れてくれるところは少ない。そこで上諏訪駅前の観光案内所で、共同浴場の紹介お願いした。 「一般の人がいけるところは少ないですけど、ここはどうですか。」と教えてもらった。さすがに上諏訪、共同浴場も観光案内所で案内してくれる。 ここのお湯は変わってますよ。と教えられて上諏訪温泉衣温泉を訪れることにした。諏訪市役所の東の住宅街にある小さな共同浴場だ。小さな看板を見落とすとまずみつからない。 もらった地図をたよりに市街地を抜けていくと、川のそばに小さな浴舎がある。入り口は隣の民家玄関先にある。受付は民家側にあって、ここで料金を払う。 ■所在地 長野県諏訪市小和田南3−18 0266−52−3431 |
■印象 小さな脱衣場があって、1段下がったところに浴槽がある。お湯が緑色に見えるのににまず驚いた。良く見ると浴槽内側のタイルが緑色で、お湯そのものは透明だ。 浴室にはほのかに硫黄の香りがする。硫黄の香りは単純泉が多い諏訪の中では珍しい。浴槽は2つに仕切られていて、奥が熱め、手前がぬるめだ。 溜め湯だが、蛇口から源泉を足すことができる。蛇口を開いてどんどん源泉を入れると硫黄の香りが広がる。口に含むと薄いタマゴ味、甘い香りとコゲ臭が混じった香りだ。 大正7年の分析表が掲げてあって、泉質は含塩類炭酸泉とある。成分量は「クロール多量」などたいへんアバウトな表示だ。 女湯の先客は近所の常連だった。湯上りに話を聞くと、自宅近くの共同浴場には行かずここに通っているという。お湯が違うからねとのこと。 共同湯ファンにお勧めする。 |
■営業
■交通 諏訪ICを降りて、国道20号線に出て北上する。上諏訪駅の400mほど手前、NTTビルのある交差点を左折する。JRの踏切を越えて橋(御倉橋)の手前左手にある。駐車場は3台ほど。 調査日:2006年10月 |