蒲田温泉★★


下町の黒湯温泉銭湯

■概要

東京の大田区は黒湯の温泉地帯だ。今回は大田区の蒲田(かまた)温泉を訪れた。環状八号線の南側、JR京浜東北線と京浜急行線にはさまれた商店街に鎌田温泉がある。近くには町工場もある下町らしいところだ。



外装はタイルでけっこうりっぱな感じの建物だ。商店街の通りからの入り口に大きな赤い看板があるので、すぐに分かる。

フロント方式の温泉銭湯だ。施設の構成は、真湯の気泡風呂と電気風呂、温泉浴槽、サウナである。2階にカラオケ舞台がある休憩室がある。男湯の脱衣所ロッカーの鍵は下足札と交換方式になっている。



■所在地

東京都大田区蒲田本町2−23−2
TEL:03−3732−1126



■印象

浴室は縦に長く、白タイルなので明るく清潔に感じる。浴室の奥の左右に黒湯の温泉浴槽と真湯の浴槽がある。黒湯浴槽の付近は黒湯の成分で黒褐色に染まっている。2つに仕切られていて、奥が熱い。

かけ湯もそこそこに、さっそく温泉浴槽に浸かる。ぬる湯の方はちょうど適温。真っ黒なお湯は透明度5cmほど。ぬるぬるスベスベするお湯だ。香りはあまりない。

浴槽に源泉カランがあるので出してみる。麦茶色のぬるま湯で、なめてみるとかすかに塩味がある。ヌルスベ感が新鮮なのでどんどん源泉を足してしまった。

泉質はナトリウム−炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉、源泉の温度は17.8℃、成分総計2305mg、湧出量146L/分(動力)。

真湯の小浴槽に入ろうとして知らずに手を当てたらビリビリと強烈な刺激があって驚いた。浴槽の内壁に電極がある。常連らしい先客が電極に体を当てているのを見てまた驚いた。

2階に食堂兼休憩室があるがカラオケがやややかましい。意外に新鮮な黒湯が楽しめる。近くに来たらちょっと寄ってみるのも面白いと思う。

■営業

営業時間 10:00−24:00
休館日 水曜日(祝日のとき営業)
料金 400円

交通

首都高横羽線を羽田ICで降りて環八通りを西に向かう。国道15号線を横切って少し先に鎌田郵便局が見えるので、そこを左折する。400mほどで左折して裏通りの商店街に入る。駐車場は1本南側の道に面しているが小さい。
JR蒲田駅から歩いて15分ほど。



オフィシャルページ

調査日:2004年1月

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