| 格 式 | ドレスコード (男 性) | (女 性) |
|---|---|---|
| 【1】正 礼 装 | 昼; 「MORNING COAT」 ・・ グレーが主 夜; 「WHITE TIE」 ・・燕尾服(黒) |
袖ナシ、胸開きで、カカトまで隠れる「ロングドレス」 |
| 【2】準 礼 装 | 昼; 「DIRECTORS SUIT」 夜; 「BLACK TIE」 ・・(タキシード) |
「ロングドレス」「カクテルドレス」(袖付きもOK) |
| 【3】略 礼 装 | 「DARK SUIT」、「LOUNGE SUIT」 ・・紺などの文字通り、濃い色のスーツ |
「ツーピース」「ワンピース」、など |
注:礼装の場合、シャツは常に「白色」です。

| 元々歴史的に「モーニング」は"貴族の朝の散歩用"でしたが、その後アフタヌーンにも 着られるようになった経緯があります。 なお、「ロイヤル・アスコット競馬のロイヤル・エンクロージャー(特別来賓席)」に招待された場合の ドレスコードは、昼の正礼装の「モーニング・コート」ですが、 ネクタイは「縞タイ」ではなく、いわゆる「アスコット・タイ」を着用します。 |

| (2)「夜の正礼装」の「ドレスコード」は、「WHITE TIE」(燕尾服(TAIL COAT)+ホワイト・タイ)です。 ・・・ 夜の正礼装(ホワイト・タイ)は、国内外ともに、「宮中晩餐会」とか、「叙勲式」など、 一般には縁遠い世界でしか、機会がありません。 ノーベル賞を貰ったら、授賞式・晩餐会は「ホワイト・タイ」ですよ!(但し、レセプションはダーク・スーツ) (川端康成氏は和服の正装で参加されました。)フォーマルな各国民族衣装はたいていの場合、 ドレスコードをパスします。特に、"日本女性の着物姿"などは何処にでも通用します。 |
| 国王の即位・戴冠式・大葬など、"正礼装よりも更にその上の極めて格式の高い式典"に 出席する場合には、「大礼服」として昼夜の時間を問わず、「燕尾服」を着用し、 勲章佩用やベストなど種々のアクセサリーの必要があります。 この場合には、お昼でも「モーニング・コート」ではありません。 実際に、この様な場に遭う事はまずありませんが、"上には上がある"ということです。 なお、【1】の「正礼装」や特にその上の「大礼装」等に実際に招かれた場合は、 多種多様のアクセサリーのこともありますし、主催者に個別具体的に照会すべきでしょう |
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(1)「昼の準礼装」は、「DIRECTORS SUIT」です。 「デイレクターズ・スーツ」=ブラツク・スーツ(略礼服)の上着+コールズボン (モーニングの縞ズボン) です。 ベストはグレーー。(ダブルの上着には、不要)シャツはレギュラー、 或いは、立衿エリいずれも可。 ネクタイは、白黒のストライプ、グレー、シルバー 「アスコット・タイ」もお勧めです。 この「デイレクターズ・スーツ」を、日本で着こなすには、少し勇気がいるでしょう。 何も知識がない人から見ると、何か間違いのようにも思われますから。 皆さん!「グローバル・スタンダード」のために、 お昼の結婚式には、この「デイレクターズ・スーツ」を、ぜひ、流行らせて下さい。! (ただし、主賓・兄弟として出席する場合に相応しいです。) (2)「夜の準礼装」は、お馴染みの「BLACK TIE」(タキシード+黒の蝶タイ)です。 ・・・・・・・・・・・ 黒のタキシード(アメリカ産)+黒の蝶ネクタイ(+立襟シャツ+黒のカマーバンド)となります。 本家、イギリスでは「ディナー・ジャケット」と呼びます。 シャツは立襟の必要は無く、またカマーバンドも必ずしも必要ありません。 「靴は、エナメル」としたいところですが、これもロンドンの「オースチン・リード」の、おじさん曰く、 「バツキンガム宮殿にでも呼ばれていない限り、普通の黒の靴で良い。」との事です。 なお、ブラック・タイ(黒の蝶ネクタイ)自体、夜用として使用します。 |
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略礼装の「ドレスコード」は「DARK SUIT」或いは、「LOUNGE SUIT」です。 「ダーク・スーツ」に、「黒の蝶ネクタイ」をすると、夜のフォーマルな「略礼装」となります。 この場合、「蝶ネクタイ」をする事にポイントがあります。 イギリスでの、カクテル・パーテイでは、一般に「black tie or lounge suit」(ディナージャケット、或いは、 背広でも、OK。)とのドレスコードがよく見受けられます。ラウンジ・スーツ = ダーク・スーツです。 この場合、「蝶ネクタイ」を必要としない場合も多いです。 注:≪ Business Attire (ビジネス・スーツ) ≫―(略礼装以下のセミフォーマル) 外資系の会社より、最近、受けた「カクテル・パーテイ」への招待状に、 このような「ドレス・コード」が表示されていました。 「ビジネス・スーツ」で良いが、若干の礼装を、暗に示しております。ホスト側は、「タキシード」に違いありません。 夜ですから、少なくとも、グレーのスーツは、避けなければいけません。 私は、「ダブルのダーク・スーツ」と「ネクタイとポケット・チーフのペア模様」で出席しました。 * 参考になるお話;「コールズボン」(縞ズボン)について ロンドンの名門イートン校の中学生の間で、"イギリス人でダサイのは!" 「タイヤに泥の付いていないレンジローバーに乗ること」と、「モーニングの縞ズボンをはくこと」 だそうです。 前者は自明の理ですが、なぜ、後者がダサイかと言うと、 縞ズボンですと、「モス・ブラザーズ(ロンドンで有名な貸衣装店)での借り物だということが、まる判りだから。」 だそうです。 つまり、それ程、本場ロンドンでは、モーニングを持っている人が少ないと言うことでしょう 。 |
・コート |
(燕尾服) |
・スーツ |
ラウンジ・スーツ |
||
(常に白) |
ウイング・カラー |
イカ胸シャツ (ヒダ無シ) |
ウイング・カラー |
ウイング・カラー 立ヒダ胸 |
ウイング・カラー |
(白黒縞が基本) |
白黒の縞タイ シルバー・グレー アスコット・タイ |
||||
(基本は黒) |
ストレート・チツプ |
プレ−ントウ |
ストレート・チップ モンク・ストラップ |
エナメルの オペラパンプス ストレート・チツプ モンク・ストラップ |
ストレート・チツプ プレーン・トウの スリツポン |
(OR) グレーのベスト |
白ピケベスト |
グレー(白)の ベスト |
(U字カットベスト) カマーバンド | ||
サスペンダー 白の手袋 黒(グレー)の シルクハツト |
シルクハット 白(グレー)の 手袋 |
サスペンダー 白の手袋 |
サスペンダー 白(グレー)の 手袋 |
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警 告【1】:「略礼服+白ネクタイ」 「 郷に入れば郷に従う」ことは、もちろん大切ですが、 いわゆる、日本での「略礼服」(ブラックスーツ+黒ネクタイ or 白ネクタイ)は、 弔事用(ブラックスーツ+黒ネクタイ)は、「グローバル・スタンダード」でも、OKですが、 慶事用(ブラックスーツ+白ネクタイ)は、海外では一気に「シエイム」となります。 「白ネクタイ」は、あくまで日本国内のみの慣習です。 気を付けましょう。 但し、 縞ネクタイは、立派な慶事用です。 なお、「略礼服」であっても、「白ネクタイ」の替わりに、「黒の蝶タイ」をすると、 慶事用(夜)として、「グローバル・スタンダード」でも、OKとなります。 警 告【2】:「 サスペンダー」 礼装には、「サスペンダー」(ズボン吊り)が必須ですが、「サスペンダー」と言う言葉は、 米国語 であり、英国では「ブレイシーズ」(BRACES)と言います。 ちなみに、英国で「サスペンダー」は、女性の「ガーター」(これは、米語)のことを言います。 大変な違いです。 外人の前で英語を使う時は、恥をかかないようにしましょう。 警 告【3】:「 おかしな風景 」・・・(ドレスコードが無い場合のセミ・フォーマル) ところで、日本での「結婚式」や「音楽会」や「パーティ」については、 通常、「ドレスコード」が示されていません。 その場合、服装は個人の自由とはいえ、「礼装の場」である限り、 その場にふさわしい「グローバル・スタンダード」を、わきまえておきたいものです。 ところが、日本では"おかしな風景"が、よく見受けられます。 ケース@ 『「モーニング」は、夜に着ても良いのか? 場違いではないか!』 答え: NO!が、正解。 「モーニング」はあくまで昼間用ですので、夕方(5時)以降は、絶対に着てはいけません。 (グローバル・スタンダードからは、 笑い者です。) <疑問!?>日本では、天皇陛下の内閣の認証式において(夜)でも、 新任大臣はモーニングで出席することとなっているそうです。 もっとも、モーニングも燕尾服の一種ではありますが・・・、 一方、「モーニング」はあくまでも「モーニング」だとも思いますが・・・!? そこで一句。 「日本では 夜も着るぞと モーニング」 (読み人知らず) 【注】『大臣の認証式』について、 "あれはあくまで「昼の行事」であり、内閣の手続が遅れたため、夜にずれ込んだだけで、 形式的には昼の行事なんだ”との、官僚の"お役人らしい"お言葉もあるようです。 (認証式が毎度、夜にずれ込むなら、やっぱりモーニングではネ・・・と思いますが・・・) ついでですが、明治の初め(5年)に「太政官布告」が出されて、 『礼服ニハ、洋服を採用ス』と定められまして、従って、その後、全国各地のお祭りの お神輿や行列の先導役であります、「総代さん」は100年を経ても現在なお、 モーニングを着ておられるのを見かけるようです。 お祭りぐらいは和装として欲しいと思います。 ケースA 『「タキシード」のことを「ディナージャケット」と呼ぶのに、 お昼の結婚式に着ている人がいるが良いのか ?』 答え:これも、NO!が、正解。 「タキシード」は、あくまでも、夜の礼装用です 。 「昼の準礼装」としては、「デイレクターズ・スーツ」となります。ブラック・タイではありません。 ケースB『 「ディナー・ジャケット」と「タキシード」は同じと思っていたが、何処か違うのか! 「黒のタキシード」= 「ディナージャケット」ではないのか? 』 答え: その通り、同じです。(黒以外のタキシードは「礼装」とはしません。) 「タキシード」は、100年前に、ニューヨーク市郊外で、ふとしたことから 生れました。 ( TUXEDO PARK CLUBは現存。) 従って、「タキシード」は米国語で、「デイナー・ジャケット」は英国語です。 ケースC 『日本では、ごく一般的な「黒のモーニング」は、本場では一体なんなのか? 本場では、モーニングといえばお昼に着るのだから、色はグレーに決まっているのではないかしらん!』 答え: その通りです。 黒のモーニングは、グローバル・スタンダードではありません。 「モーニング」は、昼間用で、「グレー」が正解。「燕尾服」は、夜会用で、黒。 「モーニング」といえば、本場英国でも、グレーが主流です。 ダーク・グレーやチャーコール・グレーなどは、一見「黒」に見えますが、あくまでこれはグレーです 。 日本ではモーニングの上着は"黒一色"ですが、「グローバル・スタンダード」では、 グレー系であるべきでしょう 。(ロンドンでも黒があるようですが少数派です。) 但し、 「縞ズボン」は、上記の「デイレクターズ・スーツ」として、使い道があります。 モーニングを慶事用として使用する場合、ベストはグレー、ネクタイは、この際、 「アスコット・タイ」がお勧めです。シャツは立衿シャツ、タイピンはパールとなります。 白のポケツト・チーフは、スリーピークスで。(勿論、アスコット・タイの替わりに、縞タイもOKです。) モーニングを新調する場合は、「チャーコール・グレー」にするのが良いでしょう 。 ただ、「三越本店」でも、黒しか売っていません。 聞いた話ですが、 「宮中での園遊会」の際に(ドレスコードは「モーニング」)、 名門出のA有名代議士は、黒一色の中で、颯爽とグレーのモーニングで出席されたところ、 案の定、若手の代議士諸氏から「それは何ですか?そんなのいいのですか?」との質問攻めに あったそうです。・・・「してやったり!」のA代議士の顔が浮かびます。 |
| ・・・・・・ | 昼 | 夜 |
|---|---|---|
| 新 郎 | モーニング | 燕尾服/タキシード |
| 新郎、新婦の父 | モーニング | 燕尾服/タキシード |
| 媒 酌 人 | モーニング | タキシード |
| 主賓・兄弟 | デイレクターズ・スーツ | タキシード |
| 親戚・友人 | ダーク・スーツ(+シルバータイ) | ダーク・スーツ(+シルバータイ) |
|
*注:1.普通の結婚式において、親戚・友人として、「タキシード」や「デイレクターズ・スーツ」を着るのは、 少し気負い過ぎかと思います。 2.「略礼服」(+白ネクタイ)での出席は、日本においては社会通念として確立していると 考えられ、否定するものではありませんが、外国での結婚式では不適当です。 3.近時、新郎に人気の「フロック・コート」や、「ファンシー・タキシード」(黒以外のシルバー色等のタキシード)は、 伝統的フォーマル・ウエア(ドレスコード)の対象外です。結婚式では新郎・新婦は主人公ですから 何を着ても自由ですが、業者に乗せられているようで私はあまり感心しません。 「フロック・コート」は19世紀後半に「モーニング・コート」が現れるまでは、れっきとした正礼装でしたので、 ともかくとして、「ファンシー・タキシード」は、米国で芸能人などが、かつ屋外の園遊会等で着用して いるもので場違いと思います。 |
| ・・・・・・ | 告 別 式(昼) | 通 夜 (夜) |
|---|---|---|
| 喪主・近親者 | モーニング+黒ネクタイ(ベストは黒) | ダークスーツ+黒ネクタイ |
| 参 列 者 | ダークスーツ+黒ネクタイ | ダークスーツ+黒ネクタイ |
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*注:1.告別式に「モーニング」を使用する場合は、ベストもネクタイも黒となります。 お通夜には「モーニング」も「燕尾服」も不適当でしょう 。 2.「略礼服+黒ネクタイ」は国内外ともOKです。 |