アジェンダ21に違反し国・神奈川県が進める行政犯罪 エコループプロジェクト No.4

最近の状況


小林



山北町エコループ計画候補地を断念

エコループ計画候補地として検討していた山北町長が、9月14日神奈川新聞他が計画を断念したと伝えた。理由は、株式会社エコループセンターからの詳細な情報が乏しく、ごみ処理広域化計画への影響を懸念したと述べている。
エコループ計画を追跡してきた私としては嬉しい反面、エコループ計画が全国展開やアジアへの進出を目論んだ計画である事から今後も注視が必要であるし、エコループ計画そのものをまだ紹介していないので折を見て取上げる予定。

無責任環境省 廃棄物施設が及ぼす健康被害に関しての調査研究皆無!

国が廃棄物政策をどのように組み立てているのか調べるために、(1)焼却施設の煙突から排出される化学物質の種類を把握しているのか、(2)処分場の内容物の化学組成を調査しているのか、(3)廃棄物施設周辺住民や労働者の健康調査を行なっているのか、7月24日情報公開請求を提出した。(1)(2)に関しては、類似する調査資料が示された。焼却施設から多環芳香族炭化水素類がディーゼルトラックの33万台分にも相当する量が排出され廃棄物施設の検討が必要と書かれた記述があるなど、焼却施設による大気汚染問題が指摘されていた。(3)の廃棄物施設が及ぼす健康影響についての調査、研究は文書不存在として不開示決定だった。(資料参照)
最近アスベストが問題となっている。環境省は人が死なないと動かないのだろうか。

「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約に基く国内計画」策定!

+αの前号でPOPs条約国内計画案について書いたが、環境省のHPに国内計画が策定されたと記者発表されていた。パブリックコメントの意見募集期間が、5月27日公表6月10日締め切りで105件意見が寄せられ、6月24日に地球環境保全に関する関係閣僚会議に計画案が提出され了承され同日6月24日に国内実施計画策定が記者発表されている。80ページの国内実施計画へ105の意見を2週間で整合したり、1日で80ページの高度で専門的な計画を読み解くことが可能だろうか。明かにパブリックコメントも、関係閣僚会議も機能していないと言えるだろう。

大蔵市長の公約違反 非公開で進める  焼却施設建設計画 大神地域で説明会

5月30日記者発表で市長は「具体的にはそれぞれの町や市で議会や住民への説明をするということで、また6月から9月までの間にその住民説明なりで合意をどういうふうに得られたか、ということで集まって報告しあうということになっておりまして。」とあるが住民説明は皆無である。しかし、大神地域で説明会を開いている。(資料参照)大蔵市長は二重行政を止めるべきである。


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