キー入力、マウス入力イベントの取得Glibw32 (ver 1.23) 1999.01.23


 グラフィックス・ウィンドウから、キー入力や、マウス・ボタン入力ができます。 
これは、グラフィックスの描画の開始や終了を特定のキーボードからの入力と結び 
つけたり、マウスボタンが押されたウィンドウの座標値を使った描画を行うための 
機能として利用できます。 

 関連する主な関数: 
  

 key() : キー入力関数(グローバル関数) 
      コンソール画面からキー入力を読み取る。 
      サンプルファイル key.cpp を参照。 

 vkey(): 仮想キー入力関数(グローバル関数) 
      グラフィックス画面からキー入力を読み取る。 
      ASCIIコード以外のキー(矢印やファンクショ 
      ン・キーなど)も扱える。 
      サンプルファイル key2.cpp を参照。 

 GRAPH::wmouse(): マウス入力待機関数 
           マウスボタンが押されるまで待機し、押されたボタンの 
           種類(左・右ボタン)とその座標値(イメージ座標)を 
           返す。 
           サンプルファイル mouse0x.cpp を参照。 

 GRAPH::mouse() : マウス入力読み取り関数(非待機関数) 
           現在のマウスボタンの状態をチェックし、ボタンが押さ 
           れていれば押されたボタンの種類(左・右ボタン)とそ 
           の座標値(イメージ座標)を返す。 

 マウス入力関数は、今のところ試験的に導入しています。機能はマウスボタン 
のシングル・クリックで押された時のイベントだけに応答するように制限してい 
ます。 



マウスを使ったサンプル  マウスの左ボタンが押された位置にその座標値を表示する。右ボタンが押 されるまで描画を繰り返す。

マウスボタンの位置を表示(ソース・ファイル mouse01.cpp
 マウスの左ボタンが押された位置の座標値を初期条件にして、微分方程式を 解く。マウスの右ボタンが押されるまで、初期値を変えて繰り返し解くことが できる。

微分方程式の解法(ソース・ファイル mouse02.cpp  この機能を使うことで、マウスを使った透視図形を回転(視点の変更) させるプログラムなどが書けます(mouse03.cpp, mouse04.cpp 参照)。

キーボードを使ったサンプル  ウィンドウ内をボールが運動するアニメーション。  与えた数のボールが、壁や他のボールと衝突を繰り返しながら運動する。 スペース・キーを押すと描画を終了する。

ボールのアニメーション(ソース・ファイル key6.cpp  衝突運動のきちんとした扱いの解説はこちらにあります。

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