ほほう。三月だ。案の定二月は逃げた。三月も去るだろう。ついに四月には死ぬ。五月は極楽浄土へいざゆかん。ところが六月は六道の辻で立ち往生し、七月八月七転八倒、九月狂って十月地獄。しかし十一月には十一面観世音が六道に舞い降り、十二月には幸せ(師走せ)が訪れるのだ。この言葉遊びでサボり許してたもれ。それくらい忙しかったのよ、ってことで。
さて忙しい忙しいといいつつ、今日午前半休とって行ってきました「深大寺 だるま市」。それはもう魅惑体験。以下に簡潔レポート。

京王線つつじヶ丘駅からバス乗車。いつもより十円安い「開運号」がお出迎え。既にだるまてぃっく。

看板も張りきっておる。看板までがだるましあ〜ん。

縁日の屋台が大量に並ぶ。奥さん大喜び。チョコバナナに目がない。チープな味がいいと。

いよっ。でてきたよだるまだるま。この赤いの全部そうね。

ほらほらだるま。大きいのもあるし小さいのもある。

無数のだるま群。だるまだらけ。だるまにあも真っ青。こんだけあるのに一つ一つのだるまの表情が違う。また味のある顔ばかり。

色だって大変。赤だるま白だるま青だるま。黄だるま緑だるま橙だるま。ピンクだるまに金だるま銀だるま。招き猫が抱いただるまやら達磨さんそっくりなだるまやら起き上がりこぼしだるまやら、とにかく様々な考え得るありとあらゆるだるまが大集結。えらいことです。これはえらいことです。

そうらこれこそだるまのエクスタシー。だるま大洪水。だるまぎっしゅ。だーるま・インパクト。無数のだるまが我々を取り囲み、煩悩を雲散霧消してくれる。もはやだるも止められない。だるまだるま。だるだるま。だるま。

この小屋はなんだろう。(ゴトゴトゴト)

川の上にまたがる小屋。奥は高くなっている。なんか不思議な音がする。(ゴトゴトゴト)

ぐるりと周ってあらびっくり。ここはだるまを還す場所なのだ。

実は去年買っただるまさんを持ってきていたりする。一年ありがとう。お返しします。それっ。

あ。

あれー。(ゴトゴトゴト)
あー面白かった。年々だるまに対する愛情が高まっておる。やっぱり深大寺は良いところ。
だるまエクスタシー、一度はまると抜けられない。来年もイク。
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