bemani pocket GUITAR FREAKS 2

ギターといえばファイヤーパターン!?

前作の完成度からするとそれほど人気は無かったように思うのですが、何故か第2弾が発売されてしまいました (笑)
ハード的には前作とまったく変わりません (ボディがシルバーになったくらい)。反応の悪いボタン (同時押しが上手く認識されない) もそのままです。
オリジナルのアーケード版の曲が1つも入っていないというのはどうなんでしょうか?まぁ、バラエティに富んだ選曲なので面白いとは思うのですが、曲のアレンジも含めて『別にギタフリである必要性、まったく無いじゃん』ってカンジは否めません。正直いって、ちょっとガッカリ感が大きいです。


Practice Mode

1. マシマロ (奥田民生)・・・難易度☆☆☆☆☆
相変わらず気だるさ全開でトバす奥田民生のロックナンバー (サントリー角瓶のCMソングだったらしいですが、私は見たことが無い・・・)。マシマロじゃないのがミソ。どっかで聴いたことのあるメロディだけど、この人の場合は黙ってパクリというよりも、明確なリスペクトの元による確信犯的な要素が強いので聴いててイヤミじゃないのが良いやね。
最初の曲で難易度0。ギターのカッティング (あんまりギターっぽくない音なんだけどねぇ (苦笑)) のタイミングに合わせてボタンを押せば良いので、この手のゲームが初めてという人でない限りミスすることはありえないでしょう (ぉぃ)
グラフィックは曲とはほとんど無縁のモノばかり (月と太陽、バスケットボール、肖像画のようなオジサンなどなど)。失敗してもいないのに CARELESS! と出るのは何故か?!

2. いつか (ゆず)・・・難易度☆☆☆☆☆
バンド一辺倒だった音楽シーンにおいてゆずの登場は大きな転機になったと思う。その後のフォロワー (女性ユニットが多いのは何故か分からんけど) の多さを見ても一目瞭然でしょう。この曲は彼らの得意なスロー系 (アップ系も良いんだけどさ) でサビの部分が非常に良いナンバー。
テンポがスローなので難易度的には特に問題は無し (つーか、0だし)。個人的には、もう少しフォークっぽさの出るギターの音にして欲しかったんですが、メロディの方に重点が置かれちゃっててオリジナルの持つ雰囲気がイマイチなのが残念なところ。
ギターではなくピアノを演奏する場面が出てくるのは良く分からないのですが (PVでそういうシーンあったっけ?)、ハートを包み込む手とかは何となくそういう雰囲気があるなぁって気がして良いカンジです。

3. BURN (DEEP PURPLE)・・・難易度★☆☆☆☆
ギターキッズ御用達、ハードロックの雄 DEEP PURPLE の超有名ナンバー。テレビでも使われたりしてるし、何気に耳にしている人は多いはず。
この曲も妙にギターの音がチャチイというかオモチャみたいな音なのが難点。ドラムとかベースはそれなりに鳴ってるんですけどねぇ。ちょっとそこら辺が興を削ぐカンジがしていまいちノレませんでした。テンポが速くなったとは言え難易度は1。余裕でクリアしましたけどね。
グラフィックは曲調に合わせてファイヤーパターンや稲光、車やバイクをかっ飛ばしてる場面に加えて、ピストルや戦車の大砲をぶっ放すという過激さ (ま、解像度の低い液晶画面では過激でも何でもないですけど (笑))。ナカナカ良いんじゃない?

Normal Mode

4. We Will Rock You (QUEEN)・・・難易度★☆☆☆☆
アンディ・フグ選手が入場の際のテーマ曲に使用していたことでも有名ですが、それ以前から QUEEN の代表曲としても超有名だった曲。
オリジナルは力強いドラムと故フレディ・マーキュリーのボーカルが印象的な存在感溢れるナンバーでしたが、本作でもその雰囲気は良く再現されていると思います (ま、相変わらずギターの音はメインになっていないのですが (苦笑))。ノーマルモードの1曲目ということもあり、またテンポも若干遅めなので問題無くクリアできるでしょう。
拳をぶつけ合ったり、筋肉をパンプアップしたりといったいかにも格闘家みたいなグラフィックと、フレディっぽい男が唄う姿、ドラムが叩かれる場面など、曲にマッチしたグラフィックが展開されるのがグ〜。

5. 夢の中へ (井上陽水)・・・難易度★★☆☆☆
最近、お茶のCMに出てる 井上陽水 (しかし、この人は昔から風貌が変わらんね (笑)) の代表曲の一つ。数年前に『彼氏彼女の事情 (TV東京系)』のエンディングでも使われていた (ヴォーカルは主人公の声優に変わってたけど) ので、年寄りだけでなく若い人でも知ってる方は多いでしょう。
この曲から急にテンポが速くなり、連打や同時押しが多くなってきます。イントロとエンディングのフレーズは多分聴き慣れてると思うので違和感無く打てると思うのですが、メロディの部分はちょっとタイミングがズレてるかな?いや、多分機械の方はオリジナルの通りに鳴らしてるんだろうけど、私が覚えてるメロディはちょっとタイミングがズレてるみたいで、そのタイミングでやるとミスの連発になってしまうのが何とも (苦笑)。
車でドライブ場面は昔のCMの流れ?!ヒヨコとダンボールから出てくるネコは可愛いけど、意味不明 (笑)

6. 22歳の別れ (かぐや姫)・・・難易度★★☆☆☆
なんつーか、まぁたしかにギターといってもエレキばかりではなく、というか確実にアコースティックが一世を風靡した時代があった訳ですが、まさかかぐや姫が出てくるとはねぇ。しかも『神田川』ぢゃなく、この曲というのがミソですね。
この曲、タイトルから感じるイメージとは違って結構テンポが速いです。また、メロディ主体なのでスコアも多目。全体的な雰囲気としては階段パターンが多いようなカンジですね (もちろん、同時押しも絡んでくる)。曲を聴いたことがあれば問題無いと思いますが、果たしてどれだけの人がこの曲を聴いたことがあるのでしょうか?!
揺らめくロウソクの炎のグラフィックが雰囲気を盛り上げてくれてます。

7. マシマロ (奥田民生)・・・難易度★★★☆☆
Stage.1 のバージョンアップ版。ギターのカッティングのパターンに合わせてスコアが大幅にアップしてます。その数に圧倒されますが、基本的に同時押しを絡めたパターンが無いので難易度の割には非常に楽です。最後のフレーズの繰り返しは少しずつ押すキーが展開されていきますが、トリッキーな構成では無いので良く見てプレイすれば問題無いでしょう。

8. Tomorrow never knows (Mr.Children)・・・難易度★★★☆☆
フジテレビ系『若者のすべて』の主題歌だった Mr.Children のナンバー。最近、彼らの姿を見ないけど何をやっているんでしょうか?
この曲は、とにかくスコアの多さに圧倒されます。多いだけならまだしもスコアの感覚が狭いのでテンポの割に非常に忙しいです。更に、スコアの間隔が狭く見辛いので同時押しなのか、ズレてるのか分かり難いことが多く (特に左右両端にスコアがバラけている場合)、ミスも多いです。難易度表示以上に難しいと思います。
ありふれた都会の街並みに自転車を駆る少女、空には虹がかかっている・・・なんか、ドラマっぽい構成ですな>グラフィック。

9. 卒業 (尾崎豊)・・・難易度★★★★☆
死後数年たった今もなお多くの人の心を魅了する尾崎豊の代表曲といっても良いナンバー。ちなみに、私は高校の文化祭の時に初めてこの曲を聴いて彼の存在を知りました。
この曲から難易度が4に上がるのですが、必要以上に上がっているというか、一気に難しくなってるような気がします。連符が多いのと、その連符の途中だけ同時押しがあるパターン、他のラインに移行する時に同時押しになだれ込むパターン、パッと見ただけではナカナカ判別しにくい並びのスコアなどなど、初心者はまず間違いなくココで爆死するでしょう。私も最初にプレイした時には残りゲージがギリギリ3つという惨澹たる有り様でした。現在でもクリアは出来るけど、パーフェクトは難しい状況です。むむぅ〜。
夜の校舎、割れる窓ガラス、拳から流れる血、タバコ、バイク、ゲームセンターのピンボール、一人さまよい歩く姿・・・歌詞通りのグラフィックですな。

10. BURN (DEEP PURPLE)・・・難易度★★★★☆
Stage.3 のバージョンアップ版。最後の最後に難易度大幅アップでリベンジ状態 (笑)。とにかく、階段押しと同時押しの複合がキホン。というか、コレ以外のパートは無いです。スコアの流れも速いので焦って自滅してしまいがちですが、流れのパターンは決まっているので AUTO PLAY で見極めてからプレイすれば早々に死ぬことはないはず。3つの同時押しがパターンを変えながら連続して出てくる所がキモかな (指をちゃんと置いとかないと、ボタンが押せなくなる可能性が高いから)?

無事にこの曲をクリアすると ALL STAGE CLEAR のメッセージが表示されエンディングが始まります。何が悲しくてたった今クリアしたばかりの曲を延々と聴かなければならないのか分かりませんが・・・出来れば、ちゃんとエンディング用の曲とグラフィックを用意して欲しかったです。もっとも、エンディングすらない他のシリーズに比べればマシですけれども (笑)