DNAはなぜ絡まらないの?
DNAが二重らせんでできているのは今や誰でも知っていることです。
細胞分裂するときにはそれが二手に分かれ、A(アデニン)とT(チミン)、C(シトシン)とG(グアニン)のそれぞれ相補う塩基がくっついて新たな2本のDNAができることもご存じのことと思います。
よくできたアニメーションをテレビなどで見たこともあるのではないでしょうか。
それを見て私がふと疑問に思ったのは、次のようなことです。
互いに絡まりあっているDNAが2本に分かれるには、まだ分かれていない部分がぐるぐる回転しなければならないはずです。
それも複雑に折り畳まれていて相当な長さになるDNAが分裂の度によじれている回数だけ回転するとすると、細胞分裂にどのくらいの時間がかかるかにもよると思いますが、その回転速度はかなり速いものになるのではないかと思われます。
本当にそんなことが可能なのでしょうか?
何かうまい仕掛けがあって回転しなくても良いようになっているのでしょうか?
また、そのときには他のDNAも分裂が同時進行で進んでいるはずですが、どうして他のDNAと絡まったりしないのでしょうか?
この疑問に答えられる人がいたらぜひ教えてください。
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