Σプロジェクトとは一言でいえばマルチメディアデータベースである。あらゆる音楽、静止画（絵画）、動画（テレビ、映画、ビデオ）、書籍などを検索して享受、評価、あるいは編集できるシステムである。

見逃してしまった、あるいは録画し忘れてしまったテレビ番組を見ることが出来たら、と思ったことはないだろうか？

レコード屋にある山のようなディスクを試聴してから選べたら、と思ったことはないだろうか？

再び見ることが年に１回あるかどうかわからないのに、消すのはもったいないというビデオテープのコレクションが、部屋のスペースを無駄にしていると思ったことはないだろうか。

こうした要望をすべて解決してくれるのが、Σプロジェクトである。巨大なデータベースと、各家庭を光ファイバーで結ぶことによって、好きなときに好きなものを好きなだけ享受することが出来るようになるのだ。

これは国立国会図書館など、公的機関がやるべきことのように思うが、インフラ（光ファイバー通信網）の整備さえ進めば民間のサービス業として始まってもおかしくないと思う。これが実現すれば自宅ですべての情報を享受できるようになる。

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