職業について
職業について考えてみよう。
この世に存在する職業はすべて、何らかの意味で世のため人のために役立っているのであり、そうだからこそ報酬を受け取れるのだ。つまり、どんな職業でもこの社会を成り立たせていくのに必要なパートを受け持っていると考えることができる。そういう意味ではすべての職業が「しなければならないこと」ともいえる。
その中には人のやりたがらない仕事もある。そうした仕事は報酬も自ずと高くなる。やらなければならない仕事があってそれをやりたい人が少なければ、需要と供給の法則にしたがって報酬もアップするのは当然である。
どろぼうは職業ではない。なぜなら、なんら人の幸福に寄与するところがないからだ。奪い取るだけでなんら生産的行為を行わないものを職業とは言わないのである。
大金持になるにはどうすればいいか。
給料の高い職業は何かと考える人もいるかもしれない。医者や弁護士、国会議員や裁判官、大企業の重役など。しかし、それは与えられた枠組みの中でしかものを考えない人だ。
自分で会社を作って経営する。これが現代資本主義社会で金持ちになる方法である。
つまり人が欲しいと思うものを作って売ればいいのである。
それには日頃から「こんなものがあったらいいなあ」というアイデアをためておく必要がある。
ものだけではない。現代ではサービスも立派な商品となりうる。
「こんなことをしてもらいたいなあ」と思うことがあれば、それをしてあげる職業が成り立つのだ。
既存の職業から自分に合った職業を探すも良し、どこにもなければ自分で作るしかないのだ。