棒消しゲームの基礎


少しやると解るのですが、必ず負けるというパターンが存在します。例えば、2-2という形です。

┃┃
┃┃

こういう形になったらどれか1本を消すか、続いた2本を消すか2つに1つですが、1本を消せば

╋┃       ╋┃
┃┃   →   ╋╋

となって最後の1本がこちらに回ってきますし、2本を消しても

╋╋       ╋╋
┃┃   →   ╋┃

という具合で、どちらにしても最後の1本を引かされる羽目になります。つまり、2-2を相手に渡せば勝ちというわけです。

また、1-2-3というのも典型的な負けパターンとして知られています。


┃┃
┃┃┃

もしも上段の1本を消せば、

╋      ╋
┃┃  →  ┃┃
┃┃┃    ┃┃╋

とされて2-2にされてしまいます。中段の1本を消せば、

┃      ┃
╋┃  →  ╋┃
┃┃┃    ╋╋┃

となって交互に消して行くと、最後の棒はこちらに回ってきます。中段の2本を消せば、

┃      ┃
╋╋  →  ╋╋
┃┃┃    ╋╋╋

とされて、負けは確定です。下段についても次のようにどのような消し方をしても必ず負けてしまいます。

┃      ╋
┃┃  →  ┃┃
╋┃┃    ╋┃┃

┃      ┃
┃┃  →  ╋╋
┃╋┃    ┃╋┃

┃      ┃
┃┃  →  ╋┃
╋╋┃    ╋╋┃

┃      ┃
┃┃  →  ╋╋
╋╋╋    ╋╋╋

ですから、4段の場合は一番下の4本を消してしまえば必ず勝てるわけで、先手必勝が歴然としていますからゲームになりません。

しかし、5段になると、消し方のパターンは級数的に多くなってきて、単純には必勝法が見えてこないので初めてゲームらしくなります。

6段以上になるとそれは更に複雑さを増し、こうしたパターンによって分析するという方法では正解が見えなくなってきます。「それじゃあどうすればいいんだ」ですって? それはこのソフトをダウンロードして研究してみてください。

このソフトでは5段から10段まで完璧な手を打ってきます。ちなみに、なぜか7段以外は先手必勝です。


  棒消しゲームに戻る
ホームページに戻る