WAKAMATSU
国鉄若松機関区のSLたち
時代を背負った「くろがね」
この写真集は1973年(昭和48年)から1974年(昭和49年)に撮影したものである。
当時、現在のJRは国鉄(日本国有鉄道株式会社)と呼ばれており、九州を始め全国でその機動力を、蒸気機関車(SL=SteamLocomotive)に頼っていた。
国鉄若松機関区のある福岡県北九州市は、洞海湾の周辺に開けた、日本で最も早く重工業が発達した地域で、近辺に大小数百の炭坑を控え、その積出港として、また鉄路での搬出基地としても重要な役割を担っていた。
現在ではその役割を終え、新しい都市としての発展を遂げているが、ここに当時の「くろがね」の活況を若松機関区内の姿と、機関区所属のSLたちが活躍した室木線(11.2Km)、香月線(3.5Km)での勇姿によって再現する。

北九州市近郊の鉄道路線図
contents
撮影年月日
若松機関区(1974/1/4)
室木線(1973/8/16〜25)
香月線(1973/4/4)
室木、香月両線は、1985年4月1日にバス輸送に転換された。
この写真集の写真・データの著作権は、有田桂一(蟻田佳篠)が所有します。
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