両子山
Mt. Futago

南方には半島最高峰の両子山が聳える。山の向こう側の山腹に両子寺があり、そこから安岐の長い谷がほぼ南へ走っている。両子山を中心とするこの半島を経済、精神両面で支配したのが、宇佐八幡である。伝承では養老2年(718年)に仁聞菩薩が六郷満山の各寺を創建したという。一方、天平9年(737年)には続日本紀に宇佐八幡の名が初めて登場するが、神宮寺である弥勒寺はこの頃の創建とのこと。
山頂から右へは長い尾根が並石ダム上方の岩場を経て、長安寺や天念寺のある屋山まで続く。山の向こうは豊後高田市と大田村。中央に赤根の畑の集落の一部が見える。小学校の頃に泊った友だちの家もある。畑から左への道を辿ると国東への犬鼻峠に到る。     戻る