宇治橋
Uji Bridge

ここ宇治橋東詰の近くの橘寺に「宇治橋断碑」があり、それには大化2(646)年に僧道登がこの橋を造ったと記されている。道登は高句麗に留学した奈良の元興寺の高僧だったとのこと。
現在の橋は平成8(1996)年に架け替えられた、およそ20代目のものだそうだ。ト形の水切杭が急流から橋脚を護っている。

平家物語の「橋合戦」では、この橋板を外して応戦する源頼政と、馬で川を渡って追い詰める平氏との激しい戦いの様子が描かれている。頼政は川向こうの平等院で自害し、以仁王も奈良で討たれた。
宇治川の水の速さは今も昔も変わっていないような気がする。  次へ