竹中氏館



所在地   不破郡垂井町岩手619−2
築城年代  天正16年(1588年)
築城者   竹中重門
主要城主  竹中氏
城郭様式  近世陣屋

美濃岩手城主竹中半兵衛重治は、信長・秀吉の天下統一に軍師として
功をあげたが、その子重門は関ケ原の戦に東軍として働き、小西行長生
捕りの功をたてて恩賞として岩手山付近の中山道沿い5000石を安堵さ
れ旗本となった。
その重門以後、竹中氏が居城として屋敷を構えた所である。
わずかに残された正門の櫓門、その周りの濠・石垣・土塁などが、往
時をしのぱせてくれる。
櫓門の南には、幅5m・長さ20mにわたって濠が残され、櫓門の北
側50mには勝手ロ・出入口がある。櫓門は、南側約6m・北側2mの
石垣と、その南面に約5m残存する袖石垣の上に立っている。