桑名城




別名     扇城・旭城
所在地    桑名市吉之丸
築城年代   慶長六年(1601)
築城者    本多忠勝
主要城主   本多氏・松平氏
城郭様式   平城
最終石高   久松氏十一万石

桑名は古くから東海道の宿場町として栄えていたが、織田信長は永禄十年
(1567)北伊勢に侵攻し、滝川一益にこの地を与えた。秀吉の時代にな
ると石川数正・丹波氏次・氏家行綱らが城主となり、関ケ原の戦いの後、十
万石で本多忠勝が入封し、十数年におよぶ築城により天守閣はじめ五十の櫓
四十六の多聞・城門が並ぶ大城郭を完成し東海道の名城となった。本多忠政
の後、久松氏と代わり明治にいたった。
維新の時、城は政府軍の攻撃により建物を焼失し市街地に転用されたため、
現在は公園として残っている。