亀山城



別名     粉蝶城
所在地    亀山市本丸町
築城年代   天正十八年(1590)
築城者    岡本宗憲
主要城主   岡本氏・石川氏
城郭様式   平山城
最終石高   石川氏六万石

文永元年(1264)関実忠が亀山の若山に築城したのが始まりで、以後関氏
累代の居城となった。天正十八年(1590)蒲生氏郷の会津転封に従って、関
一政は自河五万石の大名として移り、亀山城には岡本宗憲が二万二千石で城主と
なった。
宗憲は亀山城が狭く、老朽化していたため東南の丘陵に新城を築いた。城は本
丸・二の丸・三の丸からなり、本丸には三層の天守が建てられた。
三宅康盛が城主のとき、幕府は堀尾忠晴に亀山城修築を命じた。寛永九年(l
633)忠晴が天守を解体した時、修築は丹波亀山城の間違いと分かったが、と
りこわされた天守は復旧されなかった。
寛永十三年、本多俊次が入城すると、2600メートルに及ぶ土塀がつくられ、
粉蝶城と呼ばれた。
旧天守台には、東西八間、南北六間の多聞櫓が建てられ現存している。