安祥城




所在地    安城市安城町
築城者    和田親平氏
主要城主   和田氏、松平氏
城郭様式   平山城

安祥城は室町時代中期、足利一族の和田親平の築城と推定される。文明3年
(1471)松平信光が奇策を用いて攻略し、その子親忠に与え、以後長親・信
忠・清康の4代五十余年の間、安祥松平氏の居城であった。その後、織田と今
川の攻防が繰り返され、桶狭間の戦いの後、永禄5年(1562)に信長と徳
川家康との同盟関係が成立すると安祥城は廃城となった。城跡は南に張り出す
台地にあり、三方は湿地に面した平山城であった。
現在は大乗寺と八幡社の境内となっており、曲輪や内堀の面影を残している。