台風


台風と言えば、何は無くとも是非とも見たいのが、地方TV局の現地レポートです。
波飛沫を上げる海岸で、暴風雨にさらされて吹き飛ばされそうなレポーターを見ると、 何故かワクワクします。 それはあたかも討ち入りを目の当たりにした吉良上野介を見るような気分です。 レポート中に飛ばされたら面白いだろうなという悪魔のような気持ちと、 がんばって最後までやり遂げるのよという天使のような気持ちが交錯します。 因みに僕は多少悪魔の気持ちの方が強いようです。
勿論当のレポーターにとっては災難以外の何者でもありませんが、 楽しみに観ている不埒な視聴者がいる限り、彼らは戦わなければなりません。 この戦いは、誰かが犠牲になって本当に飛ばされるまで続くでしょう。
ガンバレ、レポーター!飛べ、明日へ向かって!

ところで、そよ風って気持ちいいですよね。 でもあまり強くなると、いい加減にしてくれと言いたくなります。 この境目ってどこら辺なんでしょう。
これは人によって違うとは思いますが、僕自身に関して言えば、 髪の毛がどうにも治まりがつかなくなる位が境目のようです。 ということは、髪の毛を剃ってしまえばどんな風でも気持ちよく感じるのかもしれません。 そんな理由で髪を切る奴というのも、結構珍しいかもしれません。

「恵子、どうしたの髪なんか切って。出家するつもり?」
「なんでもないの。ただ風を気持ちよく感じたいの」
ってそんな奴いるかい。
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