剣道の癖
僕は、小学2年から高校まで剣道をやっていました。
人格形成の大事な時期に毎日毎日剣道をやっていると、生活のかなりの部分に剣道の後遺症が出てきます。
なにせ、今でこそ無くなったものの、当時は夢の中で相手の竹刀を避けた事も度々あった位ですから
(授業中にビクッとする時は大概これでした)。
これから書く事は僕個人の事ですが、少なからず剣道経験者に共通する部分があると思います。
まず、一番分かり易い所で言うと、手ごろな棒があると思わず振り回したくなります。
傘を畳んで手に持っていると、無意識のうちに竹刀を持つ握り方になっています。
増してや、目の高さに張り出した木の枝などあろうものなら、ムズムズしてきます。
この枝は切り取れるだろうか、傘は曲がらないだろうかなど知らず知らずのうちに考えてしまいます。
それから、間合がとても気になります。
剣道では、一歩踏み出せば自分の剣が届く間合の事を一刀一足(一足一刀)の間と言いますが、
知らない人が正面から歩いてきて、この間合に入ってくると少し緊張します。
何故なら、この間合というのは一瞬でも気を緩めると相手にやられる間合だからです。
鍔迫り合いを除くほとんどの攻防はこの間合からです。
これ以上近づくと、近づく動作中に打たれてしまいます。
その視点で見ると、相手をバッサバッサと斬っておとす時代劇は大概近過ぎます。
大体、三人以上に囲まれたら普通どんな名人でも勝てません。
相手が余程へぼいか、余程臆病でないとあんな事はありえません。
また、空手やボクシングなど素手の格闘技は、間合が近すぎる為、見ていて非常に恐いです。
あの距離で相手の攻撃を避けられるのは尊敬します。
次に、剣道では地域によって違うかもしれませんが、
相手の防具が無い所(腿とか脇腹とか腕とか)を打ったりして相手に謝る時に、
右手を下に出して(御免なすっての状態)意思表示をする慣習がありますが、
これを日常生活で使ってしまいます。
例えば、街中で知らない人とぶつかった時などです。
これは間抜けです。ぶつかられた人も訳が分からずびっくりします。
なにせ、無言で右手を突き出してくる訳ですから。
これは剣道部の友人が皆が皆やったことがある、という事ですから、かなり一般的な事だろうと思います。
最後に、かぶりものが好きになります。
僕は、普段は帽子、バイクに乗る時はヘルメットをかぶっています。
これは全く剣道とは関係の無い事に思えます。
しかし、剣道をやっていた知人友人の中でバイクに乗っている確率は非常に高いのです。
面をかぶっていた為にヘルメットをかぶるのに抵抗が無い、もしくはヘルメットに愛着を感じる、
というのは考え過ぎでしょうか。う〜ん、考え過ぎのような気がしてきました。
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