アジア旅行記 |
【6・4香港編】 '95/06/03〜06 作成日:'97/06/07
◆香港へ行けるぞ
滞在していたシンガポールから、3日に帰国することになった。香港は“道すがら”
だし、ちょうど土日にあたる。昨年(94年)末に行って面白かったから、これはもう
寄るしかない!とストップオーバーすることにした。
どうも搭乗してこない乗客がいるらしく、荷物を降ろしたためか離陸が1時間半も
遅れてしまった。せっかく早起きしたのに。2時半に2度目の香港に到着する。タク
シーで香港の友人のRさんに予約しておいてもらったホテルに向かう。一方通行など
の関係でホテルから少しはなれたところで降ろされたので、道を挟んで目の前だった
のに少し迷ってしまった。夕食を旅行仲間のRさんととる予定にしていたが、仕事の
都合で8時半にしてほしいと連絡がある。ちょっと遅めだが致し方ない。半年ぶりに
会い、その間に行った旅行の話しなどに花を咲かせる。
◆街歩きへ
1度来ているので、シャカリキになって観光することもない。香港の自由な、エネ
ルギッシュな雰囲気を感じられたらそれで良しなのだ。それには歩くのが一番。泊まっ
ているホテルのある油麼地から尖沙咀までぶらぶらと歩く。夜遅くまで開いているせ
いか、9時半になるがほとんどの店のシャッターはまだ降りたままだ。
尖沙咀まで来たら香港島の摩天楼を見るに限ると、海辺に行ってみる。するといつ
もと違い、沢山の船が来ている。どうも沖へ出るor島へ渡る日帰りツアーのようだ。
雰囲気からすると15〜20人くらいのグループで船を借りきっているみたいで、食料や
飲み物なども持参していた。次々と船が出発していく。みんなとても楽しそう。こっ
ちもなにかウキウキしてくる。
10:30ごろにはすべての船が出発し、いつもの海辺が戻ってくる。MTRに乗り全湾
(本当は草冠に全)へ行く。去年きたときに休館で見れなかった三棟屋博物館へ行く
ためだ。昔の香港のたたずまいを残したところだ。
全湾はMTRの終点でベットタウンのようなところ。駅前に店が並び、その外側に
は高層マンションが立ち並んでいる。中華のファーストフード店で昼食をとるが少し
疲れているのか食欲がです残してしまった。本屋へ入ると“地球の歩き方”そっくり
の“三峡”の本があった。“歩き方”の中国編にはこんなに詳しく書いていないので
すかさず買っておいた。(後日談:96年夏の三峡下りの際に活躍した)
散髪屋へ行ってみる。シンガポールで行こうと思いつつ、チャンスを逃していたの
だ。向こうはこっちの言っていることが分かっているみたいだが、こっちは向こうが
何を言っているか分からない。チョキチョキやってくれるのはいいのだが、かなり短
くされてしまった。(HK$100強だったと思う) これを書いている今では海外に行くと常に散髪しているが、この頃がその始まりで
店に入るのにかなり“勇気”が必要だった。
◆ビクトリア公園へ向かう
ぼちぼちビクトリア公園へ向かうことにする。MTRで尖沙咀へ戻り、スターフェ
リーで香港島へ渡る。MTRで直接行けるのだが、僕はスターフェリーのあの雰囲気
が気に入っている。面白くもないMTRに乗る理由などない。昨年はHK$1.2だったと
思うのだが、HK$1.4に値上がりしていた。
皇后像広場にはフィリピン人(?)のメイドさん(?)が沢山集まっていた。シン
ガポールのオーチャードのリトルマニラのようだ。そう言えば昨日入国する際にもそ
れらしき一団がいた。
2階建ての路面電車に初めて乗って公園へと向かう。当然2階席に座る。椅子はす
べてプラスチック製で、結構フニャフニャ。加減速の時にフニャフニャ揺れてしまう。
う〜ん酔ってしまいそう!それらしきところで降りるとドンピシャだった。