アジア旅行記 |
'97/04/26〜05/05 作成日:'97/10/18
◆国立博物館で博学になる(?)
Yさんが両替しているときに昨晩食堂でタイ語を操っていたYdさんに会う。一緒に
タクシーをシェアしようかなと思ったら、僕ら3人は夕方の飛行機でバンコクに向か
うが、彼は昼の便なので11時に空港に戻ってきたいとのことで、国立博物館までシェ
アすることにする。タクシーは25ドルから始まって17ドルで交渉成立。
国立博物館には40分いたが、最後は駆け足。入るときチケットの半券をくれなかっ
たが、土産に欲しいと言ってもらった。最初チケットは切ったり、穴を明けたりせず、
そのまま回収していたが、もしかして再利用するのだろうか?
ここにあるラーマヤーナのハヌマーンの置物はまるで孫悟空のような感じ。ハヌマー
ンと孫悟空ってのはもしかして、元をたどると同じものなのだろうか?また、アンコー
ルの寺院にあったリンガは風化しているからか、ただの石の柱だったが、博物館にあっ
たリンガはリアルだった。(リンガが何かは聞かないで)あと、ブッダの後ろのナー
ガ(ヤマタの大蛇みたいな蛇)のナーガは上を向いているのが分かった。ナーガだけ
だと前を向いてるんだけどね。博物館にくると“博学”になるねぇ。
◆再びキリングフィールド、トゥールスレンへ
ここでYdさんと別れ、我々はキリングフィールドへ。僕は来るときに見たので、こ
の前バイクの運ちゃんが休んでいたハンモックに横になって休む。なんとここでバン
ティアイスレイで会った添乗員さんに会う。いやはや驚いた。しかしこんなところで
ハンモックで休んでる日本人を見ると“普通”の観光客には異様に写ったんだろうな。
続いてトゥールスレン。今日の入場料はきっちり2ドルだった。ここも見ているの
で入口の休憩所みたいなところに座って待つ。欧米系の旅行者が来たとき、表で片足
を失った人が物乞いをしていた。どうするのかと思っていると2人に施しをしていた。
YさんとNさんが戻ってくる。ここで殺される前に撮られた写真が一面に張ってある
部屋辺りまできたら気分が悪くなったと言っていた。かなりショックだったが、来て
よかったと言っていた。僕が“トゥールスレンには行かないの?”と言わなければ来
なかったとので、ある意味でラッキーだったといっていた。
◆日本へ
観光は終りにして、Yさんが来るときに寄って美味しかったと言うレストラン、カ
ルメッテにカンボジア料理を食べに行く。こんなのが食べたいというふうに、材料な
り調理法なりを適当に言って注文した。結局スープ系が3品。そのうち1つは平たい
麺。1つは少し甘いスープ。もう1つは牛肉の入った生姜の効いた鍋。どれも美味し
い。“わんこ飯”状態でなくなると、すぐにお代わりを持ってきてくれてお腹いっぱ
い。デザートも出て1人4ドル。非常に良い。
マーケットに行き、各自土産の調達。僕はカンボジアのお菓子を買おうとしたが見
つからず、ジャスミン茶を買う。20小袋で14ドル。高い気がするが、香りは良い。
車のところに戻るが、Yさんがなかなか戻ってこない。待っている間にハンモック売
りがNさんにしきりに“ハンモック買って”と売り込んでいた。Nさん曰く、どう見
ても外国の旅行者に勧めたって、売れると思うかね?だって。まあ、そうだよね。
今度はNさんと僕が先にバンコクへ。ドンムアン空港の中のKFCでYさんを待つ。
なんか去年のミャンマーからの帰りもここで時間潰したな〜。Nさんが買い物から戻っ
てきてしばらくするとYさんがきた。ここでとぐろを捲き話をしていると、実はYさ
んは物凄くタイに詳しいことが判明。話が尽きず、お陰で時間の過ぎるのが早かった。
3人で写真を撮り、彼ら2人は僕より1時間はやい便で日本へ。
彼らと別れて搭乗ゲートで座っていると、もの凄く眠くついウトウトと眠ってしま
う。乗り遅れないようにと言い聞かせながら目を開け、どうにか飛行機へ。席につい
たらとにかく寝る。色々サービスがあるが無視して寝る。日本に着くと暑かった。行
きはジャケットを着てきたが、もう必要なかった。夏が近づいていた。