"THE GREAT KILIMANJARO"

(4)サバイバルに役立つ火の起こし方を教えてくれた。動物は、火を本能的にこわがるし、もし広い大地で途方に暮れた場合には捜索の目印にもなる。ちょっと技術的になるが、板状の木と円柱状のスティックを使う方法を解説しよう。板にスティックがはまるサイズの円い溝を作り、ひたすらスティックを錐のようにまわしながらこすりつけていく。10分もたっただろうか。円い部分の底が抜け落ちた。下には木を削って作ったおがくずが敷いてあり、そこに煙をはきながら落ちた。今度はわらを当てて、ひたすら息を吹きかける。数分で炎になった。人力で火を起こすのを見たのは初めてだ。我々のような現代人は、自然のなかでは道具なしに生きるのは不可能である。
MASAI NIGHT
copyright 1997 Shigeki Harada
(PHOTO Also)
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