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WRITE IT LOUD!! ROLL OF ROCKS

                        1996年10月11日開始

                                  火だるまG

第6回:1996年12月25日
LET'S GET IT ON/MARVIN GAYE(1973 IN LET'S GET IT ON)


僕はこんな気持ちを取り戻そうと、
本当に長いこと思い続けてきたんだ。
もし君が僕と同じ気持ちなら、
さぁ、おいでよ。

続けるんだ。愛し合おう。続けるんだ。続けよう。

僕たちはみんな心優しき者たち。
本当はお互いを分かり合っている。
僕たちはここにいるのだから、
生きていこう。
愛している。

僕が君を愛することに、悪いことなどなにもない。
君のすべてを僕にくれ。
もし真実の愛ならば、
それが退屈なわけはない。

君は人生がいかに優しくて素晴らしいかということを、知らないんじゃないかな?
僕はただ、僕と一緒に続けようといっているだけなんだ。
心配なんかない。
押しつける気もない。
さぁさぁさぁさぁ、
そんなに薮ばっかりつっついていても、なんにも出てきやしないって。

続けるんだ。愛し合おう。続けるんだ。続けよう。

僕がなにをいっているかわかるだろう?
本当に長いこと夢見てきたんだよ。
君もそうだろ?
さぁおいでよ、もし愛を信じているのなら、
僕に見せてくれ。

続けるんだ。愛し合おう。続けるんだ。続けよう。

僕の体全部が愛を感じている。
おぉなんたる幸せ!!
今のこの思いのグルーヴを信じるんだ。
もし真実の愛ならば、
それが悪いわけがない。

もしその気があるのなら、
僕がその気の気なんだよ。
君の愛を解放しなよ。

続けるんだ。愛し合おう。続けるんだ。続けよう。


1996年もいよいよカウントダウンに入りました。みなさんいかがお過ごしですか?
僕、個人としても、往きつつある96年は万丈の年でありました。
そして今、たいへん静謐な日々を送っております。
あ〜あ。
陰気は悪徳。陽気は美徳。
そして、これはこの96年に出会ったベスト発言。発言者は去りゆくこの96年に、100歳直前でこの世を去った女性文士であります。
そりゃそうだよなーぁ。
そのような自戒と思いを込めて、みなさんにお送りするのが今回のこの曲。これはジャンル分けすれば、ソウルという分野にくくられるものではありますが、オーソドックスなソウルファンなら、それを拒否するに違いない、なにものにもとらわれないロックフィーリングに満ち溢れた乾坤の一曲であります。
ようするにはみ出ている曲です。

生きるということはまぎれもなく愛するということであります。
しかし、人は人に愛を強制することはできません。
僕たちは、大蔵官僚も総理大臣もローマ法皇も愛する義務はありません。
しかし、ゴキブリや火星人を愛するのも自由です。
愛は自由です。
蓼喰う虫も人それぞれ、SOMEONE'S JUNK IS ANOTHER ONE'S PARADAISE。
だから愛は素敵。
愛し合えるチャンスには思いきり愛し合ったほうがいいです。
愛を肯定的にとらえる精神こそが自由に生きるということなのです。

来る97年も精一杯生きましょう。
愛しています。

僕のこの歌詞にスポットをあてる連載で、取り上げる曲の音楽面が最高に格好いいことは保証します。大音量で10回続けて聴いてみてください。きっと感じるものがあるでしょう。(この企画、文章、考え方などの著作権は一応存在するといっておきます)


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