ROCK BAR PRESS

 
<訪   問   者>(since 97.06.25)

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STILL ROCK LIFE

ROCK-THE-MANZAI FEB 2000

舞台の左右からションとボール襟なしスーツで登場
マイクスタンドを挟んでションベン座り
大音量でジャ〜ン↑( A HARD DAY'S NIGHTのイントロの開放弦ギター=二人立ち上がる)
ジャーン↓(気をつけの姿勢)
ジャ〜ン→(礼)


ション:しかしむかつくわ。
ボール:どないしたっちゅうねん?
ション:オウムのな。あっアレフってよばんとあかんのか? ややこしぃな。
ボール:そや、アレフやで。
ション:アレフの子供たち。よってたかっていじめられて、みんな小学校に行けへん。教育は国民の権利やろ?
ボール:あっ、その問題な。
ション:みんな、その昔、かのキング牧師の時代に、公民権運動というもんがあったんをしらんのか?(激怒)
ボール:そうそう。(どうでもいい受け答え)
ション:情けない国やな。この日本は。
ボール:なんでやねん? ずいぶん大げさやな。
ション:いやな。一人ぐらい。あの子らが学校行けないちゅうのはおかしい。罪を憎んで人を憎まずいうやんけと、真っ当な意見をいうやつはおらんのか ?
ボール:どこが真っ当やねん? 公民権運動の時の黒人の方々も、修学拒否を受けているアレフの子らもおかしてへんやん? あまり無茶苦茶いったらアカンで。
ション:それにな。
ボール:なんや?
ション:このまま放置したら、アレフ入ったら学校行かへんでもええやん言うて、アレフがもっと流行るで。
ボール:そんなわけないやろ!
ション:学校といえば、もっとマジでむかつく話があんねん。(さらに激怒)
ボール:なんや?(さらにどうでもいい受け答え)
ション:八王子の市立小学校でな。
ボール:ほうほう。(大げさにうなずく)
ション:八王子の市立小学校で。
ボール:はぁはぁ。(さらにおおげさにうなずく)
ション:昭和のいる・こいるか? お前は?(あまりにマイナーなネタなので客席白ける)
ボール:八王子で何やて?(しゃっきっと、フォローのつっこみ)
ション:去年の卒業式でな、練習の時には君が代の演奏はなかったのに、突然本番でテープ流して、教頭と校長だけが気をつけしてたんやって。
ボール:別にええやん。単なる、あほな話や。管理職には立場があるんちゃうか?
ション:そや。これだけならあほなオヤジが二人おった。間抜けな光景が目に浮かぶわい。わはははは、という話やねん。
ボール:子供らは座ってたんやろ? おもろい光景やな。その前に、多分、日の丸を背にして気をつけする、二人の中年のオヤジ。
ション:そん時な。おばはんの教師がな、練習の時に流さんといたのに、火事場泥棒みたいにして、こんなことしたら教育上よくないんちゃう? っていうたそうや。
ボール:王様は裸やでといったわけやな。しかし火事場泥棒とはうまい。
ション:うそつきは泥棒の始まりともいうしな。
ボール:そやそや。ええ話や。叔母はんはいつもパワーあるな。
ション:うちのヨーコもきついで。(泣く)
ボール:うちのリンダもや。(泣く)
ション:ところが。(またまた激怒)
ボール:なんやねん。(またまたどうでもいい受け答え)
ション:そのおばはんが、今年になってから、訓告を受けたんや。
ボール:訓告? なんやそれ? なんか力あるんかそんなのに?(逆切れ)
ション:そいうてしもたら、身も蓋もない。(逆切れにびびる)
ボール:まっ、ええわ。しゃべれ。(えらそうに)
ション:へぇ、しゃべらせてもらいます。(弱気)
    公務員の自覚を欠き、教職員の信用を傷つけたということらしいです
ボール:ずいぶん大げさやな。そんな話かい? 要するに、君が代は嫌やというだけやろ。そんなん、個人の勝手やん。でも国会で、小渕と小沢と神崎で君が代も日の丸も法制化されたんやから、 仕方ないんちゃう? 主義主張をいおうとすれば、多少のリスクはかぶんらんとしゃぁないで。
ション:しかし、君な。法制か決めたん。去年の、この卒業式の後やん。
ボール:あっ、ほんまや。たしか8月9日やった。
ション:こういうのは現行犯だけちゃうんか? 
ボール:おいおい、君も、万引きと君が代一緒にすなよ。もう君とはやってられん。帰らせてもらいます。


ENDING-THEME/『I'D LOVE TO CHANGE THE WORLD』/TEN YERAS AFTER
FROM ALBUM『A SPACE IN TIME』1971

I'D LOVE TO CHANGE THE WORLD.
BUT I DON'T KNOW WHAT TO DO.
SO IJUST LEAVE IT UP TO YOU.


(大阪弁指導TS、茨木市在住)

 

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