(52)家族5人のプロヴァンス


「アロー・レ・ゾンフォンやあ、子供達」フロニエ家の庭、プールサイドでクリスチアー
ヌが待つ。7年振りの対面。今回は、5人家族、幸子・里奈9才・健児5才・丈児2才賑
やかだ。「何か飲み物は?」「オレンジジュース、ミネラルウォーター、パスティス 」様
々。「家族で、よく来たね」夏休みを挟んで3ケ月の滞在予定。共通の思い出を持つこと
、家族を大事にすること、プロヴァンスで習った。「特に健児はね」ダウン症のことを言
っている。「元気だからいいよ」クリスチアーヌが慰めてくれる。市場、結婚式のパーテ
ィー、観光客の中、当地では、障害者をよく見かける、あまり隔てがない。我々日本人を
親身に受け入れる事自体がそうだ。「賑やかになったわ」幸子も3度目、落ち着いた対応
。「毎日10人位は、プールに来てる、サチコ達もそうするといいわ」「メクシー」子供
達がどうプロヴァンスに馴染むか、この夏は、自分の制作と合わせて興味があった。

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(53)家族5人のプロヴァンス 2 「ママ怖かったよ」