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2003年3月のこれまでの値動き |
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3月第一週 [チャートの 水色部分]
最終日3月7日(金)の終値 4572 ぴょん (先週比 453 ぴょん高)
2日日曜日、テレビ東京「ハローモーニング。」は、「ハロプロライブ 90分スペシャル」のタイトルで、この冬に行われたハロプロLIVEの模様を、詳しく紹介。番組冒頭、スタジオでの軽いトーク部分で、矢口真里が「今年のハロプロライブで、ミニモニ。のリーダーを卒業」と発言。しかし、同時に出た説明テロップには、「ミニモニ。として最後のライブ」と書かれてあり、「卒業」の文字はなし。3月29日の卒業イベントまでは、まだ「卒業」していないとするテレビ局と、2月2日のハロプロ最終公演ですでに「卒業」したとする事務所。両者の微妙な食い違いが見え隠れした。そのせいか、矢口の話し方も、若干上滑りした感じで、彼女らしい歯切れの良さがなかった。
ライブ映像では、新生プッチモニが、テレビ初登場。曲は「WOW WOW WOW」。タイトル通り、勢いで押す曲。衣裳は、全員が、チェックのスカート、黒系のハイソックス、黒のパンプス。上着は、ヘビメタ調のレザージャケットで、吉澤ひとみは赤、小川麻琴は黄、アヤカは青と、色違い。踊りは、三人がステージを動き回って、特定のフォーメーションはなし。楽曲、踊り、衣裳ともに、従来のプッチモニ路線を継承。子供向け路線にシフトしている感のあるモーニング娘。にあって、若い男性ファン層にアピールできる数少ないユニット。はっきりしたセンターはないものの、小川麻琴が前面に出ている印象。彼女は、ルックス、踊り、歌唱力ともに、バランスの取れた実力を持っており、今後の活躍が期待できる。
松浦亜弥と後藤真希は、ソロで、複数曲を披露。松浦は、「草原の人」「Yeah!めっちゃホリディ」「The 美学」。「草原の人」と後の曲で、衣裳替え。MCも堂々たるもので、アイドル女王の風格。後藤は、「やる気!IT'S EASY」と「手を握って歩きたい」。「手を握って歩きたい」では、5期メンバー4人が、バックダンサー。やや前面に出過ぎている感があり、後藤がかすみがち。改善の余地あり。
ライブの最後は、恒例の、モーニング娘。のメドレー。「ここにいるぜぇ!」「Do it! Now」「ザ☆ピ〜ス!」「I WISH」「そうだ!We're ALIVE」「恋愛レボリューション21」を披露。さすがの迫力。しかし、「Do it! Now」と「I WISH」では、後藤真希の抜けた穴の大きさを、どうしても感じさせられる。彼女の低音でもよく伸びる声質は、ティーンの少女としては、貴重な存在なのかもしれない。最後の「恋愛レボリューション21」では、モー娘。以外のハロプロメンバーが、全員登場して、バックでダンス。その中に、後藤の姿もあり、モーニング娘。を去った彼女と彼女を失ったモーニング娘。、両者の深い喪失感が滲むステージとなった。
3日月曜日、新生プッチモニのテレビ初登場を好感して、買いが活発化。しかし、「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」のCDセールス不振から、将来への悲観的な見方が根強く、売り圧力も依然大。先週末比72ぴょん安。
4日火曜日早朝、飯田圭織がソロとしてアルバムを出すことがニュースに。フレンチポップスやシャンソンの名曲を原語でカバー。「シェルブールの雨傘」「バラ色の人生」「イパネマの娘」などを収録。発売は4月23日の予定。モーニング娘。の春のコンサートツアーでも、飯田のソロコーナーが設けられて、収録曲を一公演一曲ずつ披露するとのこと。
このニュースを受けて、取引開始直後から買いが殺到。メンバー個々人が、特色のある活動を展開するのは、モーニング娘。全体のブランドアップにつながると、高く評価する声が多数。また、ソロ歌手として自立する基盤を作れば、飯田圭織の卒業が現実的になり、メンバーの世代交代が無理なく進むとの指摘も。この日は、買いの勢いが衰えず、前日比375ぴょん高の大幅な値上がりとなった。
火曜日夜、テレビ東京「MUSIX!」。アーティストに、いわゆる「裏話」を語ってもらう「The Backstage」のコーナーで、吉澤ひとみが辻希美の剛胆な金銭感覚を暴露。辻は自分がジュースを買うときに、一緒にいる吉澤に一言「よっしーは?」で、当たり前のように、一本おごって上げるとのこと。コンビニにでも、マネージャーが「アイス欲しいな」と呟くと、「いいよ、(カゴに) 入れて」。さらに、安倍なつみに頼まれて、辻の地元にしか売っていない化粧品を買ってきたときも、安倍が「いくらだった?」と聞くと、「うん、いいよ」。たくさん食べる太っ腹なのはよく知られているが、金銭的にも太っ腹であることが判明。自分の性格を人前で暴露され、笑いのネタにされた辻本人は、お年頃ということもあってか、あまりの恥ずかしさに、顔を手で覆って、激しく身悶え。追い込まれ過ぎて、最後には、目が涙で一杯に。育ちの良い、たくさん食べる、性格の素直な美少女。言うことなし。
5日水曜日早朝、テレビ東京「おはスタ」で、3月29日開催予定の矢口真里ミニモニ。卒業記念イベントの詳細が発表。同一会場で二公演行うものの、両方とも、小学生とその親だけしか参加出来ないことが判明。この情報を受けて、朝から売りが活発化。子供向け番組である「おはスタ」の関連イベントである以上、親子連れ限定はやむを得ない面もあるが、高橋愛が参加する新生ミニモニ。の新曲発表会でもあることを考慮すると、せめて一公演だけでも限定を外すべきとの意見が根強かった。また、そもそも、ミニモニ。のターゲットを強引に子供に限定していることが、CDセールスの急速な低下を招いているとの指摘もあり、親子限定にした場合の「経済効果」を疑問視する声が聞かれた。その結果、午前中に、株価は150ぴょん下落。
お昼に、藤本美貴1stアルバム「MIKI(1)」が、初回売り上げ93475枚で、ウィークリーランキング3位との情報。6期メンバーとしてモーニング娘。に加入する藤本の好調は、市場心理を一気に明るくさせ、午後は一転して買いに勢い。その結果、午後だけを見ると、189ぴょんの大幅値上がり。結局、前日比89ぴょん高で大引け。午前と午後で、全く雰囲気の異なる相場となった。
6日木曜日は、前日からの「ミキティ買い」が力強く、午前、午後ともに値上がり。前日比187ぴょん高で続伸。
7日金曜日早朝、この秋に、後藤真希主演の映画が公開されるとのニュース。「青春ばかちん料理塾」がタイトルで、武田鉄矢が共演。石川梨華と藤本美貴がダブル主演の映画が同時上映とのこと。詳しい情報がまだ出ていないため、市場は、模様眺めで薄商い。しかし、映画の原作がつんく♂との情報に反応して、一部投資家が売り。つんく♂プロデュースのミュージカルや映画に、後藤真希やモーニング娘。のメンバーを主演させても、本当のキャリアにはならないとの意見から。つんく♂やハロープロジェクトとは関係ないドラマや映画に、むしろ脇役として出演させて、実績を積み上げる方が良いとの考え方は根強い。前日比76ぴょん安で取引終了。
4日火曜日に、飯田圭織のソロアルバム発売のニュースが流れ、8営業日ぶりに株価が急反発。さらに、5日水曜日に、藤本美貴の1stアルバム「MIKI(1)」が、10万枚に迫る初回売り上げを記録。翌6日木曜日を含めて、三日連続で値上がり。4000ぴょん台を割り込みかけた株価は、4500ぴょん台まで値を戻した。
3月第二週 [チャートの青色部分]
最終日3月14日(金)の終値 4564 ぴょん (先週比 8 ぴょん安)
7日金曜日夜、松浦亜弥がテレビ朝日「ミュージックステーション」で、新曲「ね〜え?」を披露。オレンジ色のドレスに、同系色のターバンのような帽子。スカート部分には、お手玉を大きくしたようなものが、たくさん付いていて、かなりエキセントリックな衣裳。加えて、歌も踊りもエキセントリック。資生堂「ティセラ」のCMソングであるが、独立したシングル曲として通用するかどうかは微妙。しかし、松浦のパフォーマンスの高さは相変わらず。曲を完全に自分のものにしている。
8日土曜日深夜、NHK総合「ポップジャム」でも、松浦亜弥が「ね〜え?」。こちらは、キラキラ銀色に光るワンピースで登場。ぴったりとした服で、松浦が細身ということもあって、ピンクレディのケイちゃん風。派手派手だが、「ミュージックステーション」の衣裳に比べると常識的。トーク部分では、藤本美貴と一緒にお風呂に入ることを、松浦がいつものように話していると、司会の嵩市佳明アナウンサーが、ボソッと「裸のお付き合いっと(いうやつですね)」。NHKのアナウンサーとして、タモリのようにはしゃぐわけにもいかず、かといってむっつり笑っているのも余計いやらしく、苦渋の一言。ご苦労様です。
9日日曜日昼、テレビ東京「ハローモーニング。」の番組冒頭で、「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」。同時発売されたシングルVの映像もたっぷり放送。徹底したプロモーションの背景には、セールスの伸び悩みがあると思われる。「6期メンバー観察大作戦!!!」は、雑誌のグラビア撮影の模様。10種類近い雑誌が撮影を行っており、6期の三人は着せ替え人形状態。その中で、田中れいなは、どの服も綺麗に着こなし、モデルとしての才能を見せつけた。バラエティのコーナーは、相変わらず低調。
10日月曜日は、松浦亜弥「ね〜え?」のセールスについて、弱気な見方が一部に出て、やや売りが先行。先週末比83ぴょん安。11日火曜日は、材料乏しく、薄商い。前日比10ぴょん高。
火曜日夜、テレビ東京「MUSIX!」の「The Backstage」のコーナーで、保田圭がサウナの更衣室で華原朋美と偶然出会った話を披露。挨拶を交わして、二人がそのままサウナに入っていると、そこに安倍なつみが登場。勿論、全員が裸。さらに保田は、帰り際に後藤真希と遭遇。すごいサウナである。芸能人が裏話を暴露するのは、ありふれた企画であるものの、意外に斬新で面白い仕上がり。この番組でも、松浦亜弥が「ね〜え?」。衣裳は、キラキラ銀色バージョン。
12日水曜日は、市場が「The Backstage」の出来を好感。モーニング娘。も、自然な形でトークに参加出来ていることが、特に買いを刺激。久しぶりのバラエティ買いで、前日比159ぴょん高の値上がり。
水曜日に発表されたシングルCDのオリコンウィークリーランキングによると、SMAPの「世界に一つだけの花」が、初回売り上げ63万枚で、断然のトップ。一部報道によると、今年初のミリオンヒットは確実の情勢。作詞作曲は槙原敬之。一方、「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」は、発売三週目で16位と踏ん張り、10万枚を突破。この日、松浦亜弥の9thシングル「ね〜え?」とメロン記念日の1stアルバム「1st Anniversary」が発売開始。
13日木曜日は、春先にミリオンが出そうな状況から、今年のCDセールスに対して楽観的な見方が広がり、買いが堅調。「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」が10万の大台に載ったことも、追い風となり、前日比103ぴょん高で三日続伸。
木曜日夜、TBS「うたばん」に松浦亜弥。司会の石橋貴明が、極楽とんぼの山本が松浦の大ファンであることを暴露。同じくあややファンのコージー富田と一緒にコンサートに行ったりするらしい。本当に付き合いたいと思っているそうで、自分の携帯番号を書いた手紙を、松浦に渡したこともあり、軽いストーカー状態。司会の中居正広に、態度をはっきりさせた方が良いと促されて、「16歳の松浦だと、お付き合いは出来ません」と発言してオチ。松浦のトーク部分は、同じく出演したSMAPと、変わらないほどの長さ。「うたばん」の松浦ひいきは相当なもので、スタッフの中にも、熱狂的なあややファンが何人かいるのかも知れない。「ね〜え?」の衣裳は、オレンジ系のエキセントリックバージョン。番組後半に後藤真希が登場。トーク部分の時間は短く、しかも、ほとんどが、司会の二人と乗馬ゲームをしている場面。しかし、「うたばん」での後藤は、リラックスしていて、よくしゃべる。「ミュージックステーション」に出ている時とは、まるで別人。乗馬ゲームに大勝ちした後、新曲「うわさの SEXY GUY」を披露。ぴったりしたレザーの青いワンピースに青のブーツ。手には、紫の入った青い長手袋。髪は、後ろで孔雀の羽根のように放射状に発散しており、紫に染められている。極めつけは、背中に生えている、大きな青い翼。小悪魔をイメージしたファッション。歌も踊りも、かなりアップテンポ。この曲も、ライオンの制汗剤「BAN」のCMソングであるが、シングル曲としては作り込みに欠ける印象を拭えない。
14日金曜日は、後藤真希「うわさの SEXY GUY」のCDセールスへの不安感から、売りが先行。松浦亜弥「ね〜え?」のデイリーランキングが、発売前日の3位を最高に、じりじり下がっているとの情報が、売りを加速。前日比197ぴょん安で取引終了。
今週は、「MUSIX!」の「The Backstage」の好調、「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」のCD売り上げ10万枚突破という好材料に加えて、SMAP「世界に一つだけの花」のミリオン確実が市場心理を明るくして、買いを刺激。一方、松浦亜弥「ね〜え?」と後藤真希「うわさの SEXY GUY」のCDセールスに対して、悲観的な見方が広がって、売りが活発化。その結果、売り買い拮抗して、株価はほとんど変わらず、4500ぴょん台を維持。
3月第三週 [チャートの黄色部分]
最終日3月20日(木)の終値 5287 ぴょん (先週比 723 ぴょん高)
15日土曜日、松浦亜弥が主役級で参加している映画「青の炎」が封切り。演出家蜷川幸雄が21年ぶりにメガホンを取った映画で、主役はジャニーズのアイドルグループである嵐の二宮和也。松浦、二宮と旬の人気アイドルを起用しているが、アイドル映画とは違う、本格的文芸映画との触れ込み。
土曜日夜、NHK総合「ポップジャム」で、後藤真希が新曲「うわさの SEXY GUY」を披露。衣裳は、背中に羽の付いた、小悪魔コスプレ。ほぼ同じ時間に、フジテレビ「AYU READY?」にも出演。浜崎あゆみが、活躍中のアーティストをゲストに呼んで、歌やトークを繰り広げる番組。今回のメインゲストは後藤真希だが、浜崎と後藤二人では、番組が成立しない危険性があるので、トークの回し役兼お笑い担当で、今田耕冶が参加。ただ、浜崎と後藤の独特の間合いにやられて、さすがの今田もトークが滑り気味。歌の方は、番組冒頭、後藤と浜崎が、「うわさの SEXY GUY」をデュエット。後藤の衣裳は、金色のオーバーオールに網状の黒い半袖カーディガンで、比較的普通の恰好。曲調もスローテンポにアレンジされていて、大人の雰囲気。こちらの方が、本来の曲よりずっと聞きやすく、優れた仕上がり。その後、浜崎の「Who・・」を、二人で熱唱。これもスローなバラード系の曲。後藤真希は、高音低音を見事に歌いあげて、ハイレベルな歌唱力を見せつけた。
16日日曜日昼、テレビ東京「ハローモーニング。」で、松浦亜弥が「ね〜え?」。衣裳は、オレンジ系のエキセントリックバージョン。「ハロプロニュース」のコーナーでは、チャーミー石川こと石川梨華が、自ら作詞作曲演奏の歌「なんでだろう〜 チャーミーバージョン」を、音程無視で熱唱。チャーミーの歌は、毎週の恒例イベントとなりつつあるが、お笑い的に「痛い」ことこの上なし。しかし、どうしようもないネタを、しつこく続けるのが、石川流。吉本のお笑い舞台芸人に近いセンス。
17日月曜日は、「AYU READY?」で見せた、後藤真希の新しい可能性を好感。バラード系の曲を、奇をてらわないファッションで、シックに歌い上げるスタイルに期待が集中。着こなしセンスが抜群なだけに、ファッションリーダーとしての可能性を指摘する声もあり、買いに勢い。この日、後藤真希主演の映画「青春ばかちん料理塾」の撮影風景がテレビで公開されたことも、買いを後押し。先週末比180ぴょん高。
月曜日夜、フジテレビ「HEY!HEY!HEY!」に松浦亜弥。昨夜、自分で作ったという松浦家特製おでんを持参。司会のダウンタウンに、ショウガ醤油をつけて食べるのが、松浦家流と説明。司会の浜田雅功には、「ショウガは大丈夫ですか」と聞きながら、返事も待たずに、大根の上にだばだばとショウガ醤油。松本人志も、厚揚げにしぶしぶショウガ醤油。ダシの意味がないのでは、といぶかる二人に、「一回食べてみて下さい。本当においしいですよ」。しかし、おでんを食べかけた二人の横で、ボソッと「でも私はあんまり付けないんです」。「ええええーー」と爆発する二人。松浦絶好調。その後、「ね〜え?」。衣裳は、キラキラ銀色バージョン。番組エンディングでは、Gackt、くず、MILKRUN(男性四人のボーカルグループ)のゲスト全員と、司会のダウンタウンが、満面の笑顔の松浦とおでんを囲んで和気あいあい。松浦亜弥が、芸能界で確固たる地位を固めつつあること象徴する映像となった。
18日火曜日は、松浦亜弥の存在感アップを好感して、買いが先行。また、後藤真希の似顔絵がラベルになったポッカ缶コーヒーが、この日発売開始。さらに、飯田圭織が旭化成の日本酒「ふく娘」の宣伝に起用されることが判明。ポスターはすでに公表されており、テレビCMは4月から放送。相次ぐCM契約が、買いを加速。前日比171ぴょん高。
火曜日夜、テレビ東京「MUSIX!」が最終回。モーニング娘。一人一人から、やり残したことを聞いて、それを実現させるスペシャル企画。保田圭は、自分の絵をアニメにして欲しいとのお願い。そこで、ディズニーアニメの制作にも参加したことのある、超一流アニメーターに、番組が依頼。保田の絵は、顔以外の部分は、すべて線で描く、独特の「へたヘタ」画。また、ストーリーも彼女が考えるという厳しさで、制作は困難を窮めた模様。しかし、そこはさすがにプロ。数分のアニメが見事に完成。池のほとりで子供にいじめられているカエルを、主人公の女の子が助けてあげると、そのカエルが王子さまに変身。二人は結婚して目出たし目出たしという救いようのないストーリー。それでも、線の体なのに動きがリアルで、主人公がカエルを助けに行くとき見せたケメ子走りは秀逸。保田の関わった部分と、プロの関わった部分の落差がもの凄くて、そういう意味では「面白い」作品。すべての役の声を石川梨華が担当。意外なことにかなり上手。俳優としては大根でも、声優の素質はあるのかも知れない。ちょっと不思議。番組最後は、「ここにいるぜぇ!」のスタジオライブ。最後ぐらいは、ミニコンサートをやって欲しかった。
19日水曜日は、「MUSIX!」終了で、モーニング娘。のレギュラー番組が、一つ消滅したことで、将来への不安が囁かれて、一部に売り。そのため、午前中は、やや値下がり。しかし、お昼に、オリコンウィークリーランキングの発表があり、松浦亜弥「ね〜え?」が、初回売り上げ80,857枚で3位との情報。予想外の大健闘で、買いが殺到。また、SMAP「世界に一つだけの花」が、二週目の売り上げ38万枚で、ミリオン達成。一方、超ロングヒットを続ける中島みゆきの「地上の星」も、まもなくミリオン到達との報道。一年の早い時期に、二つのミリオンセラーが出て、不況と言われるCD業界に、明るい見通し。買い気分が高まって、午後に株価が230ぴょん以上上昇。前日比203ぴょん高で大引け。その結果、三週間ぶりに5000ぴょん台を回復。この日、後藤真希「うわさの SEXY GUY」がCD発売開始。シングルVも同時に発売。
今回のウィークリーランキングは、市場に一種のショックを与えた。「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」の初回売り上げは7万2千枚台であり、松浦亜弥が、CDセールスで初めてモー娘。を抜いたことになる。「ひょうたん島」のセールスが伸び悩んでいることを考えると、最終的な累積売り上げでも、松浦がモー娘。を上回る可能性が大きい。モー娘。の妹分として売り出した松浦だが、いよいよ本当のライバルとなった感がある。
水曜日夜、TBSでさんま司会のバラエティ特番。タイトルは「さんまの超豪華芸能人 おしゃべり研究発表会 だまって聞いててョ さんまちゃんスペシャル」。この中で、芸能生活24年の「売れない芸能人」村上ショージが「芸能界で成功する方法」を、モーニング娘。に突撃取材。最初は、安倍なつみと保田圭。次に、矢口真里、小川麻琴、新垣里沙。最後に、松浦亜弥。松浦は、なぜかウィンクをカメラに向かって披露。バラエティで場が読めなくなったときの、彼女の持ち芸。トーク自体は取り留めがなく、娘。ファン以外には、ちょっと厳しいかも知れない。
深夜、テレビ朝日「マシューTV」の「Best Hit Generation」のコーナーに、矢口真里が登場。まず、来週発売のモーニング娘。5thアルバム「No.5」を宣伝。その様子を見ていたマシューが、「矢口っちゃんは、アイドルと言うより、どっちかと言うとあきんど (商人) なんだよね」。その後、「ガツガツしているアイドル」略して「ガツドル」の称号を賭けて、矢口がマシューとゲーム対決。一本目は、爆弾グルメリアクションゲーム。矢口にはリンゴジュースが三つ出されるが、一つがお酢入り。飲んだときのリアクションから、お酢入りジュースを当てられないようにするゲーム。マシューに「ガツドルだからって一気はダメだよ」と煽られて、全部一気に飲もうとする矢口。二つ目までは、順調に飲み干すも、三つ目で躊躇。「いきますよ!せーの!」と気持ちを奮い立たせて飲みかけたものの、一口で断念。「全部!混ざってるとかじゃなくて、全部そのままなの」と言いながら、せきが止まらなくなる矢口。体を張って、番組を面白くするアイドル。まさに、ガツドルの真骨頂を見せつけた。
20日木曜日は、矢口真里のバラエティへの単体出演好感して、買いが堅調。前日比169ぴょん高で四日続伸。
今週は、後藤真希、松浦亜弥、矢口真里がバラエティ番組で活躍。また、テレビ東京「MUSIX!」の最終回スペシャル、松浦が主役級で出演の映画「青の炎」の封切り、後藤と飯田圭織のコマーシャル起用など、好材料が揃った。加えて、松浦亜弥の「ね〜え?」が初回売り上げが8万枚を超える予想外のヒットとなり、買いを刺激。水曜日に、5000ぴょん台を回復した株価は、5200ぴょん台にまで上昇。久しぶりの硬調相場となった。
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