2002年11月の値動き

11月のチャート


10月最終週最終日10月25日(金)の終値 7099 ぴょん

11月第一週 [チャートの水色部分]
最終日11月1日(金)の終値 8174 ぴょん (先週比 1075 ぴょん高)

25日(金)はテレビ朝日「ミュージックステーション」、27日(日)はテレビ東京「ハローモーニング。」、28日(月)はフジテレビ「HEY!HEY!HEY!」、29日(火)はテレビ東京「MUSIX!」にモーニング娘。が出演して、16thシングル「ここにいるぜぇ!」を披露。新曲の集中的なプロモーションを評価して、買いが入り、月曜日は前日比224ぴょん高、火曜日は前日比165ぴょん高。

一方、26日(土)深夜放送のTBS「COUNTDOWN TV」にて、松浦亜弥が10月のMVA (Most Valuable Artist) に選出。「The 美学」の好調に加えて、DVDの売り上げが目覚ましかったことが、受賞理由。来年2月のミュージカルでは、美空ひばり作詞の「草原の人」につんく♂が曲をつけたものが主題歌になることが決まっており、「昭和歌謡界の女王から平成のトップアイドルへ」と大きな話題に。しかし、松浦亜弥快進撃のニュースが流れるも、9月20日(金)のような「あやや買い」は起こらず。モー娘。のファンが松浦亜弥に流れるのではないかとの懸念に加えて、ソロ活動をしている後藤真希の存在が「かすむ」ことを危惧したため、投資家が「あやや買い」を控えたとの見方が一般的。松浦亜弥はモー娘。の可愛いい妹から手強いライバルに変化しつつあるとの認識が、市場に広まっている。

水曜日に、「ここにいるぜぇ!」のCDが発売。デイリーランキングで初日1位との情報が入り、依然、買いが堅調。しかし、順位より売り上げ枚数を問題にする空気が支配的であり、前日比191ぴょん高で、比較的冷静な上げ幅に留まった。

水曜日夜、「マシューTV」の Best Hit Generation に紺野あさ美と新垣里沙が出演。売り出そうとするイメージが「お豆」じゃマズイので、もっと大きなものを、と藤井隆扮するマシューから言われ、「大豆」と答える新垣。「まだ豆じゃん」と、当然のつっこみ。また、米米クラブの「浪漫飛行」が好きですと言って、スピッツを口ずさみ始める二人。番組の間中、大ボケ、小ボケを連発。特に、紺野の独特なスローテンポが、何をやってもボケに見える妙な雰囲気を醸し出していた。紺野と新垣の活躍を好感して、木曜日は朝から買いが殺到。午前中だけで300ぴょん以上の値上がり。午後に入っても買いの勢いは衰えず、前日比600ぴょん高で取引終了。9月3日(火)の「高橋愛の女優買い」と同じく、5期メンバーの活躍が株価の大幅上昇を引き起こすことを、再び見せつけた。

木曜日夜、TBS「うたばん」にモー娘。が出演。娘。内の様々なトピックスについて、12人が一人づつ意見を述べ合う緊急討論会を開催。話が進むにつれて、次第に秘密の暴露合戦へ。ダンスレッスンの際に、辻希美が男性スタッフがいるにも関わらず、平気でお尻を丸出しにしていたことを、矢口真里が暴露。吉澤ひとみが、「カオリさんちの犬になりたい、ワンワンワン」と言ったことを、飯田圭織が紹介。加護亜依は、「よっすぃーを彼女にしたい」と本気で告白。石川梨華は、「みんなで頑張るぞー」などの寒い呼び掛けに対する全員の失笑を、大受していると勘違いして、これからもみんなのために面白発言を連発すると宣言。

金曜日は、4期メンバーの強力キャラを好感して、買いが先行。一方、「ここにいるぜぇ!」の売り上げ枚数の伸びが、前回の「Do it! Now」を下回っているとの情報。ランキングでは断然のトップを走っているものの、不安を感じた一部の投資家が売りを活発化。結局、前日比105ぴょん安で、小幅ながら値下がり。

週単位で見ると、月曜日から木曜日まで、4日連続の値上がりとなり、先週比1075ぴょん高と大幅上昇。株価は8000ぴょん台を回復した。また、先週金曜日を含めると、5営業日連続の値上がりで、硬調相場への転換に、大きな期待を抱かせる週となった。


11月第二週 [チャートの青色部分]
最終日11月8日(金)の終値 8643 ぴょん (先週比 469 ぴょん高)

1日金曜日夜、テレビ朝日「ミュージックステーション」にモーニング娘。が出演。及川光博と忌野清志郎も「ミツキヨ」というユニットとして出演。モー娘。の大ファンと公言する清志郎が、メンバー一人一人の顔を見ながら名前を言う場面で、「高橋愛。安倍なつみ。矢口、矢口は踊りが上手いんだ。石川。リーダーの飯田。よっすぃー。辻だっけ」と7人続けて正解した後に、小川麻琴のところで名前が分からず「君はアレでしょ。最近入った娘だね」。心の動揺を照れ笑いで隠す小川。番組の最後に、「名前覚えて下さい。小川麻琴です」と清志郎に挨拶してオチがついたものの、小川の知名度の低さを印象づける出来事となった。さらに、同日、日本テレビ「FUN」に出演。常識問題を並べたモー娘。中間テストを番組で実施。100点満点中10点の新垣里沙が最下位、14点で安倍なつみが次点。答え合わせでは、この二人が信じられない珍解答を連発。あまりのボケっぷりに、笑いを通り越して、新垣と安倍なつみの将来に、大きな不安を感じさせる事態に。

2日土曜日はNHK「ポップジャム」に出演。3日日曜日のテレビ東京「ハローモーニング。」では、「ゴマキスズメの子育て日記」が好調。親スズメの後藤真希、ヒナの高橋愛、お節介カラスの吉澤ひとみ、それぞれが持ち味を発揮して、コントとして良質の仕上がり。4日月曜日はフジテレビ「HEY!HEY!HEY!」に出演。

これら全ての番組で、16thシングル「ここにいるぜぇ!」を披露。先週に続いての、集中爆撃的なプロモーションを好感して、連休明けの5日火曜日は、午前、午後ともに買いが堅調。先週末比377ぴょん高の、大幅な値上がりとなった。

火曜日夜、テレビ東京「MUSIX!」の「リストランテM。」にドレスを着込んだ辻希美と加護亜依が、三択ジェンヌとして登場。髪を下げたお嬢様風のルックスで、ミニモニ。の辻加護と同一人物とは思えないほどのイメージチェンジ。この番組の冒頭で、つんく♂から、6期メンバーの一次審査を、視聴者からの人気投票で行うとの発表。

6日水曜日は、辻加護の新しいイメージを市場が好感。取引開始直後から大量の買いが入り、午前中は300ぴょんを越す値上がり。人気投票に関しては、詳細が判明していないこともあり、取引材料とはならず。お昼に、「ここにいるぜぇ!」が、オリコンウィークリーランキングで初登場1位、売り上げ枚数139,070枚との情報。同日発売のT. M. Revolution「INVOKE」が、96,620枚で2位。ロングヒットとなっている、ロードオブメジャー「大切なもの」が、57,070枚で3位。これを受けて、午後の取引では売り買いが激しく交錯して、相場が乱高下。15thシングル「Do it! Now」では、14thシングル「そうだ!We're ALIVE」に比較して、初回売り上げ枚数の落ち込み率が30%程度だったが、今回の16thシングル「ここにいるぜぇ!」では、落ち込み率が20%程度に縮小。後藤真希卒業直後、6期加入直前という悪条件下では、上出来のセールスと見る投資家が買いを活発化。一方、前例が無いほどの集中的なプロモーションを仕掛けたにも関わらず、売り上げ枚数の低落傾向を止められなかったことを重視する投資家が、売り注文を連発。売り買いが譲らず、午後は、50ぴょん程度の小幅な値上がりで取引終了。結局、前日比373ぴょん高で、二日続けて、株価が大幅上昇。

7日木曜日は、藤本美貴の4thシングル「ボーイフレンド」が発売され、オリコンデイリーランキング1位の快挙。同日発売では、平井堅「Ring」2位、上戸彩「kizuna」3位、元ちとせ「この街」5位。一方、「ここにいるぜぇ!」は11位に後退。T. M. Revolution「INVOKE」の4位、ロードオブメジャー「大切なもの」の8位と比べて、大幅な後退。プロモーションが山を越えた途端に、売り上げが伸び悩むことに。その結果、市場に弱気な見方が広がり、売り圧力が上昇。前日比198ぴょん安の値下がり。8日金曜日に入って、売り圧力は弱まるも、軟調相場は変わらず、前日比83ぴょん安。

週単位で見ると、前半の硬調相場で9000ぴょん台に迫るも、後半は軟調相場となり、先週比469ぴょん高で、株価は8000ぴょん台半ばで終わった。


11月第三週 [チャートの黄色部分]
最終日11月15日(金)の終値 8047 ぴょん (先週比 596 ぴょん安)

10日日曜日のテレビ東京「ハローモーニング。」では、「ゴマキスズメの子育て日記」が好調を維持。後藤真希の楽しげな姿が印象的。歌のコーナーで、カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)が新曲「BYE BYE 最後の夜」をテレビ初オンエア。りんね卒業後の最初の曲であったが、歌唱力の不安定さを露呈。これを受けて、一部の投資家が売りに走り、11日月曜日は午前、午後共に値下がりで、先週末比97ぴょん安。曲の売り上げではなく、出来そのものに市場が反応するのは異例。しかし、12日火曜日には、買い戻され前日比116ぴょん高の値上がり。

その夜、テレビ東京「MUSIX!」で6期メンバーオーディションでの視聴者人気投票の詳細が判明。応募者全員のビデオをテレビで流して、12月22日(日)にインターネット投票を行うとのこと。最高得票者は無条件で最終審査へ進むことが出来る。

この詳細発表を受けて、13日水曜日は取引開始直後から売りが殺到。不正投票を防ぐ手だてがないことや、ビデオが流される時間が短すぎるといった技術的問題を指摘する声に加えて、このような投票をすることの意味が見えないなど、マイナスの意見が相次ぎ売り込まれた。この日、オリコンウィークリーランキングの発表があり、藤本美貴の4thシングル「ボーイフレンド」が、初回売り上げ36,290枚で、ランキング4 位との情報。精力的なプロモーション活動にも関わらず、売り上げ、順位ともに、3thシングル「ロマンティック浮かれモード」を下回った。一方、モーニング娘。16thシングル「ここにいるぜぇ!」は、二週目売り上げ31,930枚で、ランキング6位。同日発売のT. M. Revolution「INVOKE」が、二週目売り上げ49,970枚で、ランキング3位と健闘。「ここにいるぜぇ!」のセールス落ち込みの大きさが目立つ結果に。これらの情報が、売りをさらに加速させ、前日比556 ぴょん安の大幅値下がりとなった。

14日木曜日の午前は、前日からの軟調相場が止まらず、売りが先行するも、午後に入って若干買いが入り、前日比71ぴょん安の小幅な値下がり。15日金曜日は、材料乏しく薄商い。前日比12ぴょん高。

週単位で見ると、全体的に冴えない展開となり、先週比596ぴょん安で、株価は8000ぴょん台を割り込む寸前まで下落。


11月第四週 [チャートのピンク色部分]
最終日11月22日(金)の終値 7870 ぴょん (先週比 177 ぴょん安)

17日日曜日のテレビ東京「ハローモーニング。」で、後藤真希、松浦亜弥、藤本美貴のユニット「ごまっとう」が「SHALL WE LOVE?」をテレビ初披露。金色黒縁のタンクトップに、アーミー調のズボンとブーツ。一人が先頭に出て、残り二人は後ろ両脇に。この三角形の配置を維持しながら、三人がぐるぐる回って、全身を使った激しいダンス。年上の女に心を奪われている彼氏に対する、少女の揺れ動く気持ちを歌ったものだが、曲調は R&B 的な味付け。パート割りは、後藤、松浦、藤本で、4 対 4 対 2 程度。後藤と松浦はさすがに、歌唱力、ダンス共にハイレベルだが、客を魅了する表現力で、松浦が一歩リードとの印象。

18日月曜日、19日火曜日は、「SHALL WE LOVE?」の売り上げ予想が、強気と弱気の二つに割れ、売り買いが激しくもみ合い。結果、月曜日は先週末比49ぴょん安、火曜日は前日比51ぴょん高。

火曜日夜、テレビ東京「MUSIX!」のDJマリーのコーナーに、ごまっとう出演。「三人の中で自分が一番可愛いと思うか」との問いに、松浦亜弥一人がイエスで、「自分が大好き」と発言。松浦のナルシシズムは、すでにネタの域に。CDケース積み上げゲームでは、後藤真希が無言でCDの積み上げ作業に没頭。バラエティ的なアピールには全く興味なし。その傍らで、藤本美貴は、矢口真里扮するDJマリーの積み上げたCDの塔をことごとく破壊。さらに、高く積み上がったごまっとう側のCDの塔も、その上に不器用に重ねて破壊。これが効いて、結局、ごまっとうはDJマリーに敗北。

自分が大好きなナルキッソス松浦、番組進行に支障をきたす程マイペースな後藤、乱暴狼藉の限りを尽くすサディスト藤本。ごまっとうが、意外に、バラエティに強いことが判明。これを好感して、20日水曜日は、買いに勢いが戻り、前日比146ぴょん高の値上がり。この日、「SHALL WE LOVE?」が発売開始。

水曜日夜、オリコンウィークリーランキングで、カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)の「BYE BYE 最後の夜」が、売り上げ21,670枚で、初登場8位との情報。モーニング娘。の「ここにいるぜぇ!」は、発売三週目で、売り上げ13,130枚の15位。落ち込みが激しく、総売り上げ枚数が20万に届かない可能性が指摘され始めた。

21日木曜日は、CD売り上げの伸び悩みから、売りが活発化。午前、午後、共に値を下げ、前日比232ぴょん安と大きく下落。遂に、8000ぴょん台を割り込んだ。ごまっとうの「SHALL WE LOVE?」は、デイリーランキングで初日1位を達成するも、順位より売り上げ枚数との意識から、買いを呼び込むことが出来ず、22日金曜日も、前日比93ぴょん安の値下がり。

今週は、売り買いが交錯する不安定な相場で始まり、後半は軟調となって、先週比177ぴょん安で取引終了。株価は7000ぴょん台に突入。


11月第五週 [チャートの灰色部分]
最終日11月29日(金)の終値 8375 ぴょん (先週比 505 ぴょん高)

22日金曜日のテレビ朝日「ミュージックステーション」に、ごまっとうが生出演。フリートークでは、タモリが質問する度に、一斉に松浦亜弥の方を見る、後藤真希と藤本美貴。「楽屋にお菓子が散乱してそうだね」とのタモリの問いに、「私、お菓子食べてないよね」と、なぜか松浦に話しかける後藤。「食べる?って言ったら、食べる感じ」と、トークの体を成すように松浦が補足。「自ら進んでは食べない?」と、すかさず、後藤に畳み掛けるタモリ。話を膨らまそうという意図が読めず、目を不安げに泳がせながら、それでもタモリの方だけは絶対に見ないで、「うん」と小さく頷く後藤。全く、使いものにならず。一方、藤本美貴は、松浦が楽屋で鏡をのぞき込みながら「私って可愛いよね」と毎日呟いてること、彼女の家に遊びに行ったとき、炊飯器のお釜を洗わされて、米をとがされて、ご飯を炊かされたことを告白。「あやや」ネタに頼り切り。それでも、何とかしゃべっている分、ひたすら黙って聞いている後藤よりはマシ。松浦亜弥は、「一人一人がちゃんと100%、100%、100%で、ドーンと力が出ればいいなぁ」と、このユニットの意図を明確に説明。「リーダーはいない」と言いつつ、自分こそがリーダーであることを、強烈にアピール。トークの後に、「SHALL WE LOVE?」を生で披露。何も話せなかった自分に腹が立ったのか、あるいは、「歌なら負けないわ」と言いたかったのか、後藤のダンスが異様に激しく、声が震えて歌が聞き取れないほど。この人間臭さが、後藤真希の魅力の一つかもしれない。番組エンディングでの、後藤の晴れやかな笑顔が印象的。

23日土曜日深夜のTBS「COUNTDOWN TV」にも、ごまっとうが出演。こちらは、生放送ではなく、すらすらと台本通りおしゃべりが進行。その後、「SHALL WE LOVE?」。勿論、VTR。

24日日曜日、テレビ東京「ハローモーニング。」は、11月3日(日)に大阪ドームで行われた、「ハロプロ大運動会」の名場面ダイジェストを、先週に引き続き放送。最終種目の「ハロプロ! 混合大リレー!!」は抜きつ抜かれつの好レース。青組と赤組から各二チーム参加。11人リレーで、一人50m。第一走者から第四走者は、ハロープロジェクトキッズで、1位2位とも青組のまま、第五走者の新垣里沙と紺野あさ美にバトンタッチ。二人が熾烈なトップ争いを繰り広げる一方で、赤組高橋愛が激走して二人との差を短縮。赤組小川麻琴は出遅れ。青組第六走者は、カントリー娘。あさみとハロプロ唯一の演歌歌手前田有紀。しかし、赤組松浦亜弥が強烈な追い上げを見せ、次走者を目前にして、遂に前田有紀と並び2位に浮上。松浦からバトンを受けた第七走者のカントリー娘。里田まいは、自慢の健脚を生かして、すぐさまトップに立ち、青組の藤本美貴とココナッツ娘。ミカは、あっと言う間に後方へ。赤組のもう一人の走者は石井リカで、大幅に距離を開けられての最下位。この時点で、チームとしてレースから脱落。里田が断然のトップで次の走者へつなぐも、バトンを受けたのは、超鈍足の安倍なつみ。青組第八走者の加護亜依と石川梨華に、あっさりと抜き去られて、3位に転落。石川が加護を少し引き離して、メロン記念日の村田めぐみにバトンタッチ。ここで、村田が快走を見せ、2位の青組メロン記念日柴田あゆみを大きくリードして、チームとしてトップをほぼ手中に。一方、3位の赤組メロン記念日斉藤瞳が力走して、柴田との差をかなり短縮。第十走者の青組後藤真希は、安定した走りでトップを独走。青組飯田圭織は赤組辻希美の激しい追い上げに力つきて、最終走者を目前にして3位転落。しかし、辻が平家みちよへのバトンタッチに失敗。地面に転がるバトンを平家が拾い上げようとする間に、青組最終走者中澤裕子がするすると2位に浮上。トップでバトンを受けた保田圭は、縦欽ちゃん走り風の、いわゆる「ケメ子走り」を炸裂させ、必死の形相で1位をキープ。青組のワンツーフィニッシュとなった。レース後のインタビューで、バトンを落とした平家が「くやしーーーー!!」と絶叫。

ごまっとうの「SHALL WE LOVE?」が、先週に続き、二度目の放映。「ゴマキスズメの子育て日記」では、高橋愛扮するヒナの名前が、「あいチュン」に決定。「昼下がりのモーママたち」では、高橋愛が日傘を持つ貴婦人の絵画に。ウェイトレス役の小川麻琴は、ドラマ「北の国から」で田中邦衛が演じた五郎の物まねで、注文取り。「Hello! Project News」では、バスガイドという設定の高橋ラブリーこと高橋愛が、チャーミー石川こと石川梨華を「ブリッ子チャーミー。日本一の勘違い女」と罵倒。対決姿勢を鮮明に。「ハロモニ。」は、高橋愛スペシャルとなりつつある。

ごまっとうが、後藤、松浦、藤本、三人のバラエティ的な個性を、上手く引き出す舞台になっていることを好感して、25日月曜日は、先週末比108ぴょん高、26日火曜日は、前日比124ぴょん高の値上がりで、8000ぴょん台を回復。「SHALL WE LOVE?」の売れ行きが順調との情報も、買いを後押し。

火曜日夜、今年の紅白歌合戦出場歌手をNHKが発表。ハロープロジェクトからは、モーニング娘。(5回目)、松浦亜弥(2回目)、藤本美貴(初出場)の三組。

同夜、テレビ東京「MUSIX!」の「リストランテM。」に、飯田圭織、矢口真里、加護亜依、そして、豆ジェンヌこと新垣里沙が三択ジェンヌとして登場。ゲストは、グッチ祐三。行きつけの店である銀座七丁目「煙事」のオーナーシェフが、「フォアグラトリュフのオムレツリゾット」を用意。飯田圭織が三択クイズを勝ち抜いて、グッチ祐三、ギャルソン石川梨華と共に、オムレツリゾットを賞味。残りの三人は、身悶えして、互いの体を揺すり合って、大暴れ。その様子を見た石川が、「今日は特別だよ」と言って、舎弟であるアンソニー2号を呼びつける。料理の載った小皿を手に現れたアンソニー2号は、目を輝かせる矢口、加護、新垣に、料理を見せた後、おもむろに自らスプーンですくって一口ぺろり。そのまま退場。呆れてへらへら笑い出す矢口、激怒して罵倒し始める加護、「なんで、こういう事するの」と泣きそうな新垣。企画に冴えのない「MUSIX ! 」の中で、「リストランテM。」は、珍しく上質のバラエティの仕上がり。しかし、「リストランテM。」の進行中にも、画面の左辺と底辺に、6期メンバー応募者のサムネイルビデオが延々と流され続け、折角の名コーナーが絵的に非常に見難いものに。

紅白出場歌手のリストから、後藤真希が漏れたことで、26日水曜日は、失望売りを市場が警戒して、午前中は模様眺めの薄商い。しかし、9月23日卒業というスケジュールから、今年の紅白にソロとして出場するのは無理という観測が早くから流れていたために、紅白「落選」は折り込み済みだったようで、大きな売りには結びつかなかった。

お昼に、オリコンウィークリーランキングで、ごまっとう「SHALL WE LOVE?」が、売り上げ96,727枚で、初登場1位との情報。2位のCHEMISTRY「It Takes Two」は、3曲A面のシングルで、これを抑えてのトップは快挙。また、後藤真希の前回ソロ曲「やる気 ! IT'S EASY」は初回売り上げ7万3千枚、松浦亜弥の前回曲「The 美学」は初回6万3千枚、藤本美貴の前回曲「ボーイフレンド」は初回3万6千枚で、「SHALL WE LOVE?」のセールスには、明らかに「ごまっとう効果」が表れている。これを受けて、午後は、買いが活発化。株価はじりじり値上がりして、前日比182ぴょん高で引け。この日、ミニモニ。と高橋愛+ 4 KIDS の「げんき印の大盛りソング / お菓子つくっておっかすぃ〜!」が、両A面として発売開始。DVDも同時発売で、これは業界初の試み。

27日木曜日は、「げんき印の大盛りソング / お菓子つくっておっかすぃ〜!」の初日順位が6位との情報が流れ、CDの売り上げ不振を嫌って、一部投資家が売りを活発化。特に、今回のミニモニ。の歌は、12月14日封切りの映画、東映「仔犬ダンの物語/ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険」の挿入歌であり、その売り上げは、映画の興行収入を予測する一つの指針になる。しかし、DVDセールスの結果が発表されるまでは、判断を控えたいという空気が強く、前日比78ぴょん安の小幅な値下がりに止まった。

木曜日夜、TBS「うたばん」に、ごまっとうが登場。後藤真希を彼女にしたい第一希望、藤本美貴を第二希望と公言する司会の石橋貴明に、性格的に合うのは誰なのか決めようと、もう一人の司会である中居正広が提案。「彼に料理を作ってあげるなら」との問いに、ごまっとうの三人は「ハンバーグ」「シャーベットゼリーアイス」「肉じゃが」と匿名で回答。石橋は、「肉じゃが」がいいと選択する一方で、「シャーベットゼリーアイス」とは何だと激怒。「肉じゃが」と答えていた松浦亜弥に一ポイント。「シャーベットゼリーアイス」の回答者は、石橋の一番お気に入りの後藤。次は、「デートで連れていってもらえるなら?」に対して、「黒のオープンカーでドライブ」「彼の家」「沖縄」の中から、「彼の家」を選び、藤本に一ポイント。しかし、「彼に誕生日プレゼントをあげるなら?」では、「相手好みのアクセサリー」「お揃いのアクセサリー」「部屋着」から、「お揃いのアクセサリー」を選び、再び松浦にポイント。さらに、「たった一つ願いが叶うなら?」では、「空を飛ぶ」「いろんな免許をもらう」「ありったけの動物と暮らす」から、「空を飛ぶ」を選択して、松浦にとどめのポイント。「ありったけの動物と暮らす」の回答者に対して、「ムツゴロウ事務局へ行け」と罵倒。これは藤本の答え。結局、松浦が3ポイントで圧勝。石橋に気に入られていることを自覚している後藤と藤本は、他番組では見られないほど生き生きと饒舌。一方、松浦は、珍しいほど無口で、終始、背筋が寒くなるような憮然とした表情。「地球最後の日、一緒に過ごすなら」との問いに、石橋が、相性がぴったりだからと言って、松浦を選んでも、とことん冷ややかな笑顔。あややの強烈な自尊心が垣間見えた放送となった。

28日金曜日は、ごまっとうがバラエティ的にも、セールス的にも、十分通用するグループであるとの認識が、市場全体に広がり、制作者側への信頼感が久しぶりに復活。買いに勢いが出て、前日比169ぴょん高の値上がり。

今週は、ミニモニ。と高橋愛+ 4 KIDSの新曲のCD売り上げ不振から、木曜日に値を下げた以外は、ごまっとうの成功で、硬調相場を維持。先週比505ぴょん高で、株価は8000ぴょん台前半へと回復。


11月の概況

今月前半は、16thシングル「ここにいるぜぇ!」のリリースに合わせて、モーニング娘。が、前例のない集中爆撃的なプロモーションを展開。メンバーのテレビ露出が大幅にアップ。その結果、CDセールスは順当な伸びを見せ、オリコンウィークリーランキングで、初登場1位を獲得。徹底的なプロモーションで、後藤真希卒業の悪影響を最小限に抑えた形となった。この間、株価は上昇し続けて、9000ぴょん台寸前にまで迫った。特に、10月30日(水)のTBS「マシューTV」に、新垣里沙と紺野あさ美が出演した翌日、10月31日(木)は、株価が急伸。前日比600ぴょん高の驚異的な値上がりで、9月3日(火)の「高橋愛の女優買い」以来の、「5期メン買い」となった。しかし、「ここにいるぜぇ!」のプロモーション終了と共に、CD売り上げの伸びは急激に失速。さらに、11月第二週発売の藤本美貴4thシングル「ボーイフレンド」が初登場4位。第三週発売のカントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)の新曲「BYE BYE 最後の夜」が初登場8位。後続のシングルが予想以上の不振となり、一転して軟調相場へ。また、11月12日(火)に、6期メンバーオーディションで、応募者全員のビデオをテレビで流してインターネット投票するという企画が発表されると、翌日の11月13日(水)に売りが殺到。一日で500ぴょんを越す大幅な下落が発生。技術的にも、意味論的にも、練り上げられていない、思いつき無謀企画と、市場が強烈にバッシング。「サムネイルビデオ売り」となった。その後も、株価反発のきっかけがつかめず、月の中旬は8000ぴょんラインを上下。しかし、下旬に入って、後藤真希、松浦亜弥、藤本美貴のごまっとうが「SHALL WE LOVE?」のプロモーションで、テレビ露出を増やしてくるにつれて、そのバラエティ的なパーフォーマンスの高さを好感して、株価は徐々に値上がり。CDセールスでも9万7千枚の初登場1位を達成して、「ごまっとう買い」を支えた。11月26日(火)の夜に、NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表され、ソロ歌手後藤真希が選ばれなかったことが判明。しかし、市場の反応は冷静で、株価は8000ぴょん台前半で落ち着いた。

「ごまっとう買い」で、月末に硬調相場となり、来月へ期待を持たせる形で終わった。しかし、ミニモニ。と高橋愛+ 4 KIDS「げんき印の大盛りソング / お菓子つくっておっかすぃ〜!」のCD売り上げが不振となっており、DVD売り上げいかんでは、12月初めに、再び軟調相場となる可能性。


今月の言葉

「(モー娘。を卒業したら) 女優さんになるんですよ」 保田圭
10月31日(木) TBS「うたばん」で、恥ずかしそうに

もう恐竜の時代は終わったから」 新垣里沙
11月1日(金) 日本テレビ「FUN」で「なぜ恐竜は絶滅したか」との問いに答えて

卒業して第一弾のシングルって、まず一人だと思ったじゃないですか」後藤真希
11月28日(木) TBS「うたばん」で「ごまっとう」の感想を聞かれて


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<ひばりが丘通信>