2002年8月の値動き

8月のチャート


7月最終週最終日7月26日(金)の終値 10133 ぴょん

8月第一週 [チャートの水色部分]
最終日8月2日(金)の終値 7452 ぴょん (先週比 2681 ぴょん安)

後藤真希と保田圭のモーニング娘。卒業を柱とする、ハロープロジェクトの大改編が、水曜日に発表され、木曜日は好感と反発が入り乱れて、売り買いが押し合い。その晩、矢口真里が、自分がパーソナリティを務めるラジオ番組「オールナイトニッポンスーパー」で、改編について話している内に泣き出す。その結果、モー娘。とハロプロの将来への不安が急速に広がり、金曜日は売り一色。フリーホールで 2000 ぴょん下げたところで、取引停止のストップ安。


8月第二週 [チャートの青色部分]
最終日8月9日(金)の終値 7234 ぴょん (先週比 218 ぴょん安)

飯田圭織、矢口真里、加護亜依のタンポポ脱退を、大きなマイナス材料とする見方が強く、週の前半は下げが止まらず、一時 7000 ぴょんを切る場面も。後半は、プッチモニとタンポポのベストアルバムの発売予定を好感して、やや買い戻された。


8月第三週 [チャートの黄色部分]
最終日8月16日(金)の終値 7921 ぴょん (先週比 687 ぴょん高)

ツアーコンサートで矢口真里が倒れたとの情報。改編への不安が広がり、売りが加速。一方、テレビ東京系の番組「ハローモーニング。」に登場した、辻希美の「ひ辻」キャラを市場が好感。売り買いのもみ合う展開となったが、木曜日の晩に、矢口がオールナイトニッポンで倒れた経緯を説明。その元気な姿を好感して、金曜日は大量の買いが入り、8000 ぴょん台に迫る値上がり。


8月第四週 [チャートのピンク色部分]
最終日8月23日(金)の終値 8645 ぴょん (先週比 724 ぴょん高)

モーニング娘。をメインパーソナリティにした日本テレビ「24時間テレビ」の成功から、モー娘。のタレントとしてのファンダメンタルな強さを市場が再確認。NHK衛星第2で放映が続いている「100%モーニング娘。」の好調もあり、買いが堅調。一方、水曜日に後藤真希のシングル「やる気!IT'S EASY」とプッチモニのアルバム「ぜんぶ!プッチモニ」が発売されたが、ソニンの「カレーライスの女」と同日発売になったことを懸念する動き。特に、ソニンの裸にエプロンという強烈な衣装が、ゴマキ人気にマイナス材料ではとの不安から、一部に売りの気配。


8月第五週 [チャートの淡色部分]
最終日8月30日(金)の終値 9063 ぴょん (先週比 418 ぴょん高)

「ぜんぶ!プッチモニ」がオリコン初登場1位、「やる気!IT'S EASY」が2位となり、後藤真希とモーニング娘。の将来へ楽観的な見通しが広がる。また、NHK衛星第2では「100%モーニング娘。」が長時間の生放送で放映され、好材料が揃う。中澤裕子の「東京美人」の発売も刺激となり、順調に値を上げ続け、9000 ぴょん台に株価回復。


8月の概況

7月後半に10000 ぴょん台で推移していた株価が、月末のハロプロ大改編の発表と翌日夜の矢口真里の涙で、一日で一挙に7000 ぴょん台まで下落し、暗黒の金曜日となった。8月前半は矢口の体調不良などから7000 ぴょんを割り込む場面もあった。しかし、後半、「ひ辻」キャラの登場で株価上昇のきっかけをつかみ、「24時間テレビ」やNHK衛星第2の「100%モーニング娘。」の成功がその流れを決定的にした。大改編という未曾有の危機を、バラエティ番組での好キャラクターと歌手としての実力で乗り切った月だった。


今月の一言

「矢口真里はモーニング娘。のスポークスマンである。」


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<ひばりが丘通信>