大衆割烹 司(つかさ)

 ひばりが丘駅北口を出て、右に少し歩いたところにあるお店。堀こたつ式の四人掛けテーブルのある座敷と板場に面したカウンターを備えた店内は、20人強が入れるぐらいの広さである。

 旅館の板場などで修行を積んだという店長と若い板前さんの二人が料理を担当し、二人(時間によっては一人)の女性が注文を受けて料理を運んでくれる。店長は気さくな人で、店の雰囲気もアットホームな感じである。友達同士で来るお客さんの外に、夫婦で来るひとが結構多い。また、カウンターで一人で飲んでも違和感はない。

 メニューは、刺身類、煮物、揚げ物、鍋物、ご飯ものなど非常に種類が多く選ぶのに困るほど。個人的には、自家製あんこうの肝(780円)、自家製しめさば刺身(670円)、自家製つくね(1串2個で250円)、えびしんじょう春巻(750円)、寄せ鍋(2人前からで1人1700円)などがおすすめ。また、秋限定の松茸の土びん蒸し(980円)は、超おすすめの逸品。

 料金的には、野菜の煮物や豆鯵の唐揚げなど500円以下でボリュームのあるメニューもあり、平均すると650円程度のメニューが多い。魚類や貝類のメニューには1000円近いものもあるが、その鮮度と味を考えるとコストパフォーマンスは高いと思う。ただ、これらのものは旬の時期があるので、今、何が一番おいしいか、店長に訊いてみたほうがいいでしょう。

 何をどれだけ食べてどれだけ飲むかは、人によってあるいはその時の気分によって大きく異なるので、これだけあれば大丈夫という金額を出すことはできない。しかし、「あなたって、とってもいいお友達なの。」とか、「これからはやっぱり Windows95 だよね。Mac の時代はもう終わったって雑誌に書いてあったよ。」と言われた直後の Mac ユーザーでなければ、一人3000円だせばかなり堪能できると思う。

 この店の二階は座敷部屋になっていて、忘年会などの多人数のコンパによく利用されている。その場合は、2500円から4500円でコース料理が用意されているのでこの範囲で収めることができる。


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<ひばりが丘通信>