製品企画

2000年5月14日現在

基本構想

MZの昔の栄光を取り戻すべく、 MZの末裔となる機種(以下、新MZとする)を市場に送り出すことを想定して、 製品仕様を企画しました。 余談ですが、日進月歩のコンピュータの世界では、 このような企画を考えても、放っておくとすぐに時代遅れになってしまいます。 そこで以下の文面は、基本的にはいつも同じような内容なのですが、 スペックの数値を時々書き換えています。いやはや、面倒くさいです。

ハードウェア

MZは元々CPUにZ80や8086(MZ-5500/6500), 8088(MZ-2000用16ビットボード) などを採用した純粋な80系マシンであるので、 新MZのCPUは80系CPUの末裔であるPentium系CPUがふさわしいといえる。 入門機ではPentiumuII(550MHz)、上級機ではPentiumIII(800MHz)ぐらいであろうか。

標準搭載のメモリは、世間の相場等を考慮すると、入門機で64MB、 上級機で128MBのSDRAMといったところであろうか。

ハードディスクは、入門機で12GB、上級機で20GBぐらいであろうか。 かっての入門機MZ-80K/C等のカセットボーレートが1200bps、 上級機MZ-80B等のが2000bpsだったのであるが、 それぞれ12GBと20GBとするのはキリがいいといえる??。 CD-ROM等は、入門機は32倍速のCD-ROM、上級機はCD-Rとしよう。

かってのMZは、 CPU(本体)、キーボード、CRTが一体になったオールインワン設計であった。 さすがに今時CRT一体型は流行らないが、 液晶ディスプレイの省スペース型デスクトップパソコンはある。 そこで、新MZはXGAの液晶ディスプレイが一体化したデスクトップ型とする。 液晶ディスプレイのサイズは、入門機で12インチ、上級機で15インチとしよう。 キーボードは本体と分離している。

かってのMZは、システムソフトウェアをROMに持たず、 起動のたびに補助記憶装置からRAMに読み込むクリーン設計 (クリーンコンピュータ)であったが、 今となっては当たり前の方式である。当然新MZもクリーン設計である。 だが、もしかすると、クリーン設計の思想を今風に解釈すると、 ハードディスクにはシステムソフトウェアを持たずに、 起動のたびにCD-ROM等からRAMに読み込む方式になるのかもしれない。

ソフトウェア

かってPC-8001等がマイクロソフトのBASICを搭載していた時代に、 MZは自社製のBASICを搭載していた。 このオリジナルの伝統を守るためには、Windowsの採用など許されるはずがない。 しかし、今の時代に全く独自のOSを作ることは現実的ではない。 そこで、新MZにはLinuxを採用することにする。 もちろん、 かってハドソンがマイクロソフトBASICに近い仕様のHu-BASICを作ったように、 サードパーティーがWindows等のOS等を新MZ用に作ることは歓迎する。

機種名(型番)

かって、CPUにZ80を搭載した機種は、はじめの頃はMZ-80なんとかという型番であり、 また、CPUに80286を搭載したMZ-2861という機種もあったので、 新MZの型番は、入門機はMZ-6861、上級機はMZ-7861とする。


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