上信越高原国立公園 清津峡

新潟県が全国に誇る景勝地「清津峡」は
昭和24年9月に国立公園(上信越高原)に指定され、
その豪快雄大なる閃緑粉岩の巌礁美と柱状節理の荘厳さは
日本三大渓谷のひとつに数えられています。

全国に広く知られるに至った清津峡には、碧雲・黒岩・銚子滝
・屏風岩・臥龍峡・足尾沢滝・万寿山・鹿飛橋等の景観があり、
訪れる人の胸を打っています。
また清津峡には、狐・狸・貂・熊・むささび等獣の生息、
みみずく・仏法僧・鷹等数十種類の野鳥、高山植物・渓谷植物等、
学術資料の宝庫でもあります。

清津川の清冽な流れに沿って切り立った巨大な岸壁が続く大渓谷
清津峡温泉から清津川上流の八木沢までの約12Kmは、
周辺の山脈を大きく侵食し、両岸数十メートルにそそり立つ
柱状節理の絶壁と急流の取り合わせのすばらしさは、
上信越高原国立公園中、最も美しい渓谷といわれています。

文章は中里村発行・新潟県中里村観光ガイドより引用


清津峡渓谷トンネル

今年10月、落石の心配なく安心して渓谷美を鑑賞できるよう、
渓谷トンネルが出来ました。
左の写真の左側渓谷中段に見える石畳の小路が、以前の遊歩道です



柱状節理

清津峡のもっとも清津峡らしい風景
雄大な景観美を形成している柱状の岩は「柱状節理」といい、
この付近の地形が形成される岩体冷却の際、
体積収縮によって冷却面に垂直に六角柱状の節理が生じたものです。
渓谷トンネル終点の見晴らし所からはこの柱状節理が間近に見ることが出来ます。

渓谷トンネルが出来るまで閉鎖されていた
清津峡でもっとも有名なこの光景が
一般の目に触れるのは実に8年ぶりの事になります。



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