luxor

 

2002/01/01 5日目
ものの1時間。あっという間だった。しかし空港がやけにローカルだ。でこれからどうすれば?そういえばジミーから手紙を渡されていてこっちについたらその手紙に書いてある電話番号
に電話する様言われてた。その手紙はしっかり封がされているがやけに厚い。多分こっちのエージェントに渡す金が入ってんだな。ここでちょっと小便。しかしトイレでは勝手に
水出されてチップ取られるから回りを警戒してエジプシャンがいないのを確認して中に入った。そして終わって手を洗おうとした瞬間もうそこには水を流してるエジプシャンがいた。
やられた!いったいどこに隠れてやがったんだ。しぶしぶ1LE払った。さて電話って?当たりをウロウロし公衆電話がやっとみつかったがかけ方分からん。どうやらクレジットカード
でかけるようだ。困っていたらエジプシャンが「Y?」って聞いてきた。手には厚紙に「yxpxxxxx」と書いてある。スペルが間違えてpになってるけど...どうやらエージェントのようだ。
迎えに来てくれていたようだ。良かった良かった。エジプトも南に来ると大分人種が変わる。北ではアラビアンだったが南はアフリカーナだ。エージェントは上下白い運動服のような
ものを着た映画ブッシュマン(今はこれ使っちゃいけないんだよな。でコイサンマンか)のニカウだった。本当の名前はゴマ。空港の外の駐車場に連れられてニカウの車に乗った。
空港からの道はcairoのものとは違いのどかな田園風景だった。あのうるさいクラクションもほとんど車が走ってないからあまり聞こえてこない。しかしluxor中心部に近づいて
くると英風のRiver Nile沿いリゾート地のような雰囲気に変わってきた。そして着いたのがhotel golden palasまあ普通かな。ロビーのテーブルに連れていかれニカウと交渉。
が始まった。luxorでのツアー内容の。まず一般的なNile両岸を薦められた。それはOK。でもその時特別公開の地下神殿に行け行け薦めてきた。当然高い。100LE。朝6時に
並んで買うんだけどそれに見合うだけのすごいものだから行け行けパンフレットまで出して薦めてくる。でもそれは断わった。他にFeluccas(帆船)での川下りを薦めてきた。でも
Feluccasの意味がわからんかったが川下りだというのは分かり時間的にも余裕があり安いのでOKした。でツアー代として50LE。でもそれって一番最初にアシュラフに渡した金の
意味ないじゃん。やだやだ。部屋までボーイが案内してくれチップ1LE。で今日は東岸に行く事になったが出発まで2、3時間ある。
まずツアー代を払わなければならないがもう金がない。そこでニカウに連れられて銀行にキャッシングしに行った。
しかしなかなかおろし方が分からん。四苦八苦してやっとおろす事ができた。でニカウは近くの茶店で待っていてそこに合流した。「何飲む?」って
聞かれたがどうせまた俺らにたかるとつもりだろうと思って俺は断わった。ニカウは嫌な顔をしたがN氏が彼は腹が痛いとフォローした。しかしどうやらおごりのようだった。N氏とT氏は
コーヒー、紅茶を頼んだがエジプト仕様の様でやたら葉っぱが浮いていて砂糖がしこたま浮いてる。少し飲ませてもらったけどおごりでも飲まなくて良かったかな。でニカウと分かれ
時間をつぶす事にした。ブラブラ市内を歩く事にした。最初に行ったほうは学校や病院しかなく何も見るところはなかった。どうやら中心から外れて行ったようだ。逆戻りして中止部に
に向かって行った。商店街を通っていったが外国人観光客は見かける事はなくエジプシャンが好奇の目でこっちを見ている。商店街を抜け鉄道の駅に着いた。そこでUターンして特に
収穫もなくhotelに戻った。帰りに水を買ったのが収穫かな?2LE。昼飯はhotel1Fのプールサイドで食う様に指示されていた。待ち合わせの時間行くとニカウがいてプレゼントだと
言いパピルスをくれた。cairoで買わされたものとは違いピラミッドで物売りしている奴の1$のものだろう1人3枚ずつ。裏にして好きなのを取れと。まあcairoで買わされたのよりは
確かに紙質は劣るがこれで十分だな。でニカウは午後のツアーの時間を言うと去っていった。さてやっと飯だ。メニューは選べない。前菜、スープ・パン、メイン、デザートのコースだ。
野菜は山盛りで味がきつく食えないのもあった。スープはガーリックスープで普通。パンはかなりの量でいくつか明日の朝飯用に持って帰った。メインは豆と茎の混じった米に鶏肉。
まあ普通。でも米は白いまま食いたかった。日本から持参したふりかけをかけて味をごまかそうとしたが油が強くごまかしきれなかった。デザートはオレンジが丸ごと出てきたが
剥けないから手付かずのままだった。で終わり。そしてhotelのボーイは食器下げるときこれ見よがしでチップを要求。3人で6LE。さて午後ツアーまでまだ時間がある。プールサイドに
ビリヤードがあるのでやる事にした。しかし汚い。スティックも台も埃だらけで全然滑らん。30分ほどやったらきっちり時間になったらさっきのボーイが時間だやめろと言ってきた。
けちいな。3人で9LE。そして自分達の部屋に戻る。そういえば部屋はhotelの4Fだがエレベーターがぼろく(手動式)あまり4Fで停まってくれないので俺は専ら階段で移動している。
ただN氏は意地でもエレベータにこだわっていた。そして自分達の部屋の隣りの部屋は改装中らしく新聞紙の上に割れたガラスが置かれている。廊下がとても暗いのもあり最初
部屋に通された時T氏は踏んづけていたのだがその後も2度ほど踏んづけていた。学習能力のない奴め。少し休んで待ち合わせの時間に1Fのロビーへと向かった。そこにはニカウと
1の子分黒人ジャスメン風のデブがいた。そのデブに連れられ車で市内をぐるぐる走っている。なかなか神殿方向に行かない気配なので訝しく思っていたら突然下ろされた。何が
なんだか分からず待っていると1台のバンがやってきた。中は既に満員状態。良く見ると白人の観光客のようだ。なるほどね。これに一緒にのって行けって事か。cairoの時に比べ
待遇が大分悪いのでは?そしてそこから車で10分程度。
golden palas Station

 

最初に連れて行かれたのはKarnak Temple。でガイド兼ドライバーのヤンキース野球帽に連れられてあーぱー学生4人組みと一緒に入り口に向かった。
野球帽が皆の分のチケットを買い学生達には金と交換で渡していた。しかし俺らは既にニカウにチケット代込みでツアー料金は払っている。がやっぱり野球帽は
当然のように金を要求している。俺らは金を払っていると言うが納得してくれない。そしてN氏は野球帽に名前を教えろと言ったらなんでそんな事知りたがるんだと嫌な顔したが
いやいや名前は教えた。(実名かは分からんが...AYMAN SAMIKなんて読むんだ?)でとりあえずその場は金を払った。20LE。そして入場。ゲートでは相変わらずボディーチェックを
受けさせられた。ゲートをくぐると門までは羊頭のスフィンクスの参道が続いてる。でもギザのに比べると小さいし強そうではない。全部で40体。しかも結構壊れてる。そして
門をくぐるとのしかかるような巨大建築物に圧倒される。数々の像や柱。しかしこれら崩れてきたらどうすんだろう?という感はあった。出入り口付近、オベリスク、石柱群の通路、池、
3周回ると願いが叶うら蛙等メジャー所の説明を野球帽にされた。でもホダと違い全然俺らのペースに合わせようとしてしゃべってないので1割も聞き取れなかった。あーぱー学生は
ポカンと口開けて見てる。で30分ほどで説明も終わりそこからは30分ほどの自由時間。で入り口待ち合わせという事でさらに俺らはバラバラに見る事にした。うーん静かだ。
ピラミッドの様な物売りもいないし、観光客数自体も少ない。俺はこっちの方が気に入った。イメージ的には日本言う所の京都の様な感じかな?3周回ると願いが叶う蛙の周りを
回ったが後でガイドブックを読んだら触って回らなければならないようだったのだがロープが張られ触れなかったの意味がなかった。神殿内は大体見てまあ大体同じような感じで
外はどうなってるんだろうと崩れた壁から出てみると砂漠が続いていてそれ以上行く気にはなれなかった。しかも壁の外にはまた兵隊が警護してる。感じ悪りいな。で途中合流した
N氏にオベリスク前でバカ面写真を撮るのを頼まれお約束で柱だけを取った。で合流地点の入り口に向かった。がこれが門の所かゲートの所か分からない。時間だけど門の所には
誰もいないので神殿からは退場してゲートの所まで行った。でもいない。チケット売り場の所か?いない。もう1回外出ると中は入れないんだよな。ゲートの所から門の所を覗くが
見えない。そうこうする内に野球帽が出てきた。何やってるんだよお前らかってに出ちゃ駄目じゃんと多分言ってる。まあ何とか合流し車に向かう。途中野球帽に俺が付けてる
グラサンいくらって聞いてきた。ロジャースで1000円弱で買った奴だから30LEと答えた。そしたらその値段で売ってくれというので間違えた300LEだと言った。があっさりばれて
買ってくれなかった。さて駐車場に行くと車がない。どうやら仲間が乗っていってしまったようだ。10分ほど待つとやっと車が来た。でこれからどうするかと言う事で
俺らはLuxor Templeへ。あーぱー学生達はhotelに帰ると言う。
Karnak Temple Karnak Temple Karnak Temple
 
Karnak Temple Karnak Temple  

 

そしてまずLuxor Templeに向かう事になった10分程でLuxor Templeに着き降ろされた。そしてまた車はあーぱー学生を連れいずこへと消えていった。
降りたらそこは恐らく害虫駆除用の煙を撒いてるらしくとてつもなく煙かった。時刻はもう夕闇迫る時間で夕日が沈みかけていた。でまた野球帽がチケットを買い金を
払った。20LE。しかしなぜか時間がないらしく手短にと野球帽に言われた。さっきのKarnak Templeに比べれば大分ちゃちいし観光客でごった返し神聖な感じはしなかった。門で
5分ほど相変わらずの早口で説明され奥へと向かいつつまた簡単な説明。そしてすぐ行き止まり。でUターンして写真を撮りつつ門に戻ってきた。そこで写真を撮り反対側にまた羊頭
のスフィンクスの参道が続いてたので写真を撮った。それで終わり。20分もかからなかったかな?まあ大分小さい所だからそんなもんかも知れんがちょっと落ち着きなかった。
でも夕闇に神殿のシルエットが浮かび上がる様はなかなか趣き深い物があった。さて帰ると言う事になり、出口手前でちょっと待つ様言われた。駐車場に車を捜しに行ったようだが
またいない様だ。結局30分ほど待たされた。なんだよもっと落ち着いて見れたじゃん全く。出口の所の雑踏の歩道で相変わらず車のクラクションうるさい。そこへニカウが何やら
まくしたててやってきた。野球帽とチケット代の事でもめてるようだ。でどうやらやっとニカウから返してくれる事になったが3人分細かいのがない。でN氏だけ後でと言う事になった。
Luxor Temple

 

でやっと車に乗りhotelへと向かった。もう辺りは暗くなっていた。30分ほどすると音と光のショーのため1Fのロビーに行った。ニカウの運転で10分ほどさっき行ったKarnak Templeに
到着。今回はニカウがチケットを買ってきたので金を要求される事はなかった。で待ち合わせの約束をしてニカウは去って行った。さっきはゲートでボディーチェックを受けたが
夜はやっていない様だ。そして参道の手間の広い所で待たされた。100人ほどいるだろうか。うーんちょっと寒いな。さて時間となり門に張られたロープが解かれた。ずんずん進むと
門を入って最初の広間で止まる様言われた。そうすると重厚な音楽と共に何かメッセージが流れてきた。そして演劇口調のしゃべりが始まりそのしゃべりに合わせて周りの像や柱が
ライトアップされた。なるほどね。ミュージカルの様なものなんだ。で係りの者に誘導されるまま光りつつしゃべりつつ進んで行った。しかしさっっっっぱり話しが分からない。最初の
内はライトアップされて奇麗だと思っていたがすぐ飽きた。15分ほどして終わったようだ。あー良かった。こんなんもう良いや。すでにT氏とN氏とははぐれてる。そして係りに誘導されて
ぞろぞろ神殿の外へ向かって坂を登って行く。ん?どうも様子がおかしい。なんか観客席の様な物がある。まだなんかあるんか?とりあえず流れに任せ客席に座るとさっきの続きが
始まってしまった。まじかよ。もう良いよ。しかもすっげー寒い。シャツ1枚って俺だけ。みんなジャンパー着てる。だって出てくる時そんな寒くなかったじゃん。がここからが本番のようで
長い。とりあえず長い。しかも話しはさっぱり分からん。光って、音楽が流れて、さっぱり分からん英語でしゃべられて寒さに震え拷問の様な30分以上の時間を耐えなければ
ならなかった。はーやっと終わった。まだ日本語の日に来れば良かったのだろうがこれは失敗だったな。寒さに震え神殿の横道から外に出て待ち合わせ場所に向かった。ニカウに
合流し車に乗ると運ちゃんが寒さに震える俺にちょっと汚いけどブランケットを貸してくれた。そしてhotelに着きお約束でニカウ達に飯に誘われたが当然断った。そして着いた最初
の時市内を回った時目に付いたhotelから徒歩1分のレストランに行く事にした。飯はシシカバブとトマトスープを頼んだ。パンがたくさんついてきた。で味はまあボチボチ。昼よりは
上手かった。15LE。そこでKarnak Templeで一緒になったあーぱー学生4人組が所属している卒研チームらしき10数人が教授に率きつられ入ってきた。向こうもこっちにきずいたようで
ハーイと言ってきた。それにしても世間は狭いな。さて腹もいっぱいになってhotelに戻り風呂入り寝た。
Karnak Temple

 

2002/01/02 6日目
チップ1LE。今日はNile西岸のValley of the Kingsに行く。また今日も乗合いマイクロバスで行く事ようだ。先客には馬鹿ップル独学生と東洋人がいた。東洋人にN氏が話し掛け日本人
旅行者だと分かった。どうやら1人で来ているようだ。エジプトによく1人で来てると思った。年は俺とタメ。しかもT氏と同じ春日部出身。うーん。世間は狭いな。彼は俺らとほぼ同じ日に
エジプト入りしたがcairoにはほとんどおらずaswanに行ってからluxorに来たとの事。カメラに凝っているらしくごついカメラを持っていた。今日は対岸に渡るため結構時間がかかる。
途中道すがら像が2体(Colossi of Memnon)建っている所で停車した。今日のガイドは地元のあんちゃんと言う感じの奴だった。ところがこいつが今回の旅で一番早口でしゃべる。
像の説明をするが全く聞き取れない。みんな写真を撮って5分ほどで出発。春日部民はそのごついカメラとこの砂漠の中では戦場カメラマンのようだった。そして見渡す限り何もない
道をひた走りちょっとした土産物町の様な所に着いた。もしや?やはり当然のようにその内の1軒の土産物屋の駐車場に入って行った。またかよ。まず最初に店内ではなくその裏に
ある屋根だけで地面むき出しのの粗末な狭い工場に連れてこられた。そこには年寄りから若手まで5人ほどの職人がいて石から色々な彫刻品を作っていた。しかも皆で声を
合わせて歌いながら石を叩いている。完全に観光客向けになってるんだな。で実際に作っている物を俺ら観光客に回してその重さとかを示していた。5分ほどそんな感じで説明も
終わりさてどうすんのかなと思ったらお約束でそこの店の中に連れて行かれた。チップ要求されるかと思ったがそういうシステムだからされなかった。中は結構広く20畳ほどだった。
ひんやりとしていて他に客はいなかった。店員は数名。またマンツーマン攻撃来るかなと思ったらさほどプッシュしてこない。そういえば昨日行ったKarnak Templeのオベリスクが
印象に残ったから安いのあれば買おうと思った。数$くらいなら。でオベリスクエリアを見つけ値段を見たら結構高い。一番小さい奴でも40LEもしやがる。こんな高いならいいやと
思ったら来たねハイエナめが。どこからともなく店員がやってきて「どう買わない?」と言ってくる。高いからいらないと答えるがしつこく言ってくる。20LEならいいと答えるとあからさまに
いやな顔をする。でどうやら諦めたようだ。ふと周りを見渡すと店内に連れてこられた客全員にマンツーマンで店員がついている。どこからわいてきたんだ?そのうちの1人にT氏が
いた。またどうやらカモられてるようで俺らが行くと助けを求めてきた。だが結局店員に押されてオベリスク(数千円位)を買わされたようだ。ご愁傷様。さて店を出ようとしたらさっきの
店員がやってきてじゃあ25LEでいいよと呆れ顔で言ってきた。で俺は買う事にした。でも相変わらず不機嫌な顔をしている。さて店を出てさっきの工場を通り抜けようとしたら子供たちが
小さい石のちょっと削ったような物を渡し金をくれと言ってくる。こんなんいらんと言ってやっと土産物屋を後にした。そして出発。ゆらりゆらりと田舎道そして山道を10分走りようやく
Valley of the Kingsに到着。
Colossi of Memnon

 

木の生えていない山の上に突然大駐車場と土産物屋が広がった。そこでマイクロバスを降りてValley of the Kingsの幌付無料乗り合いバスに乗り換えさらに上へと
登って行った。中には歩いて登る人もいる。この暑いのにご苦労なこった。で降りた所はやはり木の生えていない山の上で道がありその所々に穴があるという感じだった。
でガイドによる早口で全く理解できない解説が10分くらい続いた。しかも全然言ってる事が分からないのにこっちに分かったか一々確認してくる。N氏は「USA」とでかでかと
プリントされたTシャツを着ていて馬鹿ップル独学生に「その服ここではやばいんじゃないの?」と突っ込まれてた。そしてやっと最初の墓Tomb of Tutankhamenに行くようだ。今日は
昨日と違い俺らのチケッド代はツアー代からちゃんと支払われるようだ。しかしカメラ代は別で5LE。入り口にはもぎりの親父がいてビデオを持っていないか確認する。そしてチケットの
1個所をちぎり中へ入る。坑道状の道の側面の至る所に壁画がある。たださすがに経年劣化していて余り奇麗ではないが色々な色でエジプトの歴史文化を示しているようだ。また
ガイドの説明で進んで行くがかろうじて壁画の絵を見ながらなので多少理解できた。中はなんだかんだで100mくらいあるだろうか?内部は撮影禁止になってる。そのための
見張りが行ったり来たりしていてデジカメのT,N氏は音がしないから撮り放題だが俺は使い捨てだからパシャ、ギリギリギリと音が出るから見張りの目を盗んでとるのはなかなか
大変だ。さらに戦場カメラマンなんかはえらい音が出るからなかなか撮るタイミングが取れない。俺がタイミング見計らって今だと言って撮らせてりしてた。しかしそこはハイエナ。
どこからともなく見張りがやってきたがばれはしなかった。真ん中に1本道がありその両サイドが壁画、たまに小部屋という感じでガイドの説明を受けつつどんどん下っていく。
一番奥が玄室のようで囲われて中に入れない10m×5m×3m位の穴がありその中に石棺があった。ここでもガイドの説明があり相変わらず俺は写真が撮れないでいた。一通り
説明が終わり撮るタイミングを見計らっていたら置いていかれてさらに粘っていたら見張りが賄賂出せば撮らせてやると寄ってきたので1LEあげてやっと撮る事ができた。
(しかし今回の地下シリーズでは何枚か撮ったが露出不足で一枚も撮れてなかった...)それにしてもこの玄室は異様に蒸し暑い。大分皆に引き離されたので急いで追い付いて
行った。狭い坑道の登りは渋滞していた。そしてやっと地上に出て息苦しさから解放された。でガイドに集められこれから1時間自由時間であそことあそこに行けと指定された。
戦場カメラマンは俺らが別料金払ってまで行きたくないと断った特別展示の墓(100LE)に行くらしい。わざわざ高い金払ってきてるのに時間がないじゃねーかと文句言って走って
その穴へと消えて行った。それにしても暑い。これじゃあ木も生えんな。ガイドは道端に座って1時間待つつもりらしい。このくそ暑いのに良く我慢できるな。まず最初に
Tomb of RamessesVに行く事にした。てくてくとはげ山のアスファルトを歩いて行く。やはり入り口にはもぎりの親父がいてビデオを持っていないか確認する。そしてチケットの
1個所をちぎり中へ入る。最初に言った所に比べ規模も小さく地味だった。だからものの数分で終わってしまった。で次はTomb of AmenhetepU。ここはちょっと歩き坂の上だった。
やはりここも最初に比べて地味であっという間に終わってしまった。これでチケットは3個所もぎられもう行く所はない。疲れたので出口にある。休憩所で休む事にした。
戦場カメラマン以外にも1人で来ている日本人らしき男を見掛けた。そして少し経って馬鹿ップル独学生が追い付いてきた。で日本に行きたいとか、東京と大阪知ってるとか、
六本木のcreazy nightに行きたいとか、クラブ行きたいとか言ってくる。そんな事知ってんだと思った。そんなこんなで1時間経ったのでガイドに合流。そして行き来た道をまた
乗り合いバスで下り、駐車場でマイクロバスに乗り換えた。道すがら俺が買ったのと同じオベリスクが多分1$で売ってた...。
Valley of the Kings Valley of the Kings Valley of the Kings

 

1 RamesesZ 11 RamesesV 21 two queens 31 ? 41 ? 51 animals
2 RamesesW 12 ? 22 AmenhetepV 32 ? 42 Hatshepsut-Meryetre 52 animals
3 ca. RamesesV 13 Bay 23 Ay 33 ca. TuthmosisV 43 TuthmosisW 53 ?
4 Rameses]T 14 Tausert / Setnakht 24 ? 34 TuthmosisV 44 Anen? 54 ca. Tutankhamen
5 Sons of RamesesU 15 SetiU 25 Akhenaten? 35 AmenhetepU 45 Userhet 55 Tiye, Akhenaten or Other
6 Rameses\ 16 RamesesT 26 ? 36 Maiherperi 46 Yuya and Thuya 56 ?
7 RamesesU 17 SetiT 27 ? 37 ca. TuthmosisV 47 Siptah 57 Horemheb
8 Merenptah 18 Rameses] 28 ? 38 TuthmosisT 48 Amenemopet 58 ca. Ay
9 RamesesX/Y 19 Mentuherkhepshef 29 ? 39 ? 49 Maya? 59 ?
10 Amenmeses 20 Hatshepsut 30 ? 40 ? 50 animals 60 two women
          61 ?
          62 Tutankhamen

 

で車に揺られて次はTemple of Deir El-Bahri/Temple of Hatshepsutに向かう。ここは5年前イスラム原理主義者による観光客襲撃事件が起きた場所だ。そんな所まだオープン
してんだと思った。そして道の向こうに大きな神殿が近づいてきた。でかいな。写るんですでは収まりきらない。で神殿の近くに車を停めそこからテクテク石畳〜階段を上って行く。
上に上がると後ろは山だが前は結構見晴らしが良い。そして神殿の奥の柱の当たりでガイドによる聞き取れない説明が始まった。ただ神殿の中には観光客は入れない様で
関係者らしき人間はたくさん出てきた。まあ外側だけだからそれほどたいした物でもなく見晴らしが良いなあと確かにここで襲撃されたら逃げ場無いなここから下に飛び降りる
位か?だった。30分ほど見学してTemple of Deir El-Bahri/Temple of Hatshepsutを後にした。
Temple of Deir El-Bahri/Temple of Hatshepsut

 

マイクロバスでluxorの町まで戻って行く。乗り合いだから乗客の泊まってるhotelで降ろして行く。そして俺らのgolden palasに到着。チップ3人で5LE。午後からはニカウに
薦められた川下りに行くがまだ時間がある。昼飯は昨日と同じhotelのプールサイド。で昼飯は昨日と同じような味付ライスとなんかの肉。まあ普通。チップ3人で10LE。
で飯を食い終わり部屋に戻る。で身支度を整え午後の部へ。ロビーに行くとニカウと子分のジャスメンがいた。
そしてジャズメンの運転ですぐ近くのRiver Nile船着き場まで向かった。船着き場は大小の船が隙間なく停泊していた。
川沿いの道路から護岸された堤防の階段を下るとぬかるんだ岸に艀がある。で俺らの船はこれだと指差されたのは俺がイメージしていた100人乗り位の観光船ではなくヨット
だった。俺ら3人でで貸切いかい?艀は岸の部分まで伸びてなく水上の部分に飛び乗らなければならなかった。これ失敗して川落ちる奴いるんだろうなと思った。そして艀から
Feluccasに乗り移ると船頭(おやじ)と助手(若手)が迎え入れた。船内は絨毯引きなので靴を脱ぐ様言われた。で前甲板は彼らのエリアで後甲板が俺らのエリアのようだ。
くるーっとベンチが備え付けてあるので下に荷物を置き勝手に座る様言われた。他にもまだ客来るのかなと思ったら本当に貸し切で出港し始めた。船はぎちぎちに詰めて
いるので何度も切り替しして出ようとしていた。他の船にロープを投げてひっぱてもらってそして俺らも手伝ってやっと離岸する事ができた。さてと腰を落ち着けたら今度は助手が
するするマストに登り帆を開いて船頭はそれを下で指示してる。そして俺らに舵を切る様言ってきた。落ち着かないな。でも面白いけど。で帆も開いて助手も降りてきてやっと解放
され今度こそ落ちついて川下りを始めた。うーん水面をそよぐ風が気持ちいい。エジプトに来て一番穏やか時を過ごせたと思った。にして船のヘリは低く50cm程しかない。水に手が
届く。船体が大きく傾いたらそのまま川に落ちそうだ。周りには同型の船、20人程度の遊覧船など結構走ってる。これだけいると事故も起こりそうだ。そんな感じで10分ほど走ると
島が近づいてきた。どうやら上陸すると言っているようだ。島の名はbanana Island。島に接岸(座礁?)する。船から板を陸に掛けそこを歩いて上陸する。30分自由に回ってこいと船頭に
言われ島の中へと分け入って行った。なぜバナナ島かと言うとバナナ農園だから。バナナの森をさ迷い集落にたどり着くとちょっとした土産物屋と現地人の住まいらしき物が
あった。あと20人分位の席があり観光客が説明受ける様なエリアがあった。俺らはそこで現地人にミニバナナ1房もらい席に座って食べた。喉も渇いていたからちょうど良かった
かな?席に座ってボーッとしてると猫が寄ってきた。犬を飼っていて動物好きぶってるN氏にはなつかずなぜか俺のひざの上に乗ってきた。やっぱ動物は分かるんだな。そんな感じ
でまったりして時間をつぶし船に戻る事にした。でも猫がどいてくれない。どかそうと持ち上げたら引っ掻かれた。大丈夫かな?この辺の猫じゃ変な菌を持ってそう。そして約束通り
30分で船に戻り再び出港。少し下った後Uターンどうやら元の所に戻るようだ。うーん風が相変わらず心地良い。そこで助手がマスト下の小さな棚からお茶セットとミネラル
ウォーターのペットを取り出し湯を沸かし、紅茶を作っているようだ。そしてできたら5人でティータイム。さっきのバナナを食べつつ紅茶を飲む。そして1時間程度の穏やかな時間は
終わり船着き場に到着。また接岸は俺らが少し手伝いさて降りる段になりチップどうしようかとなった。で3人で20LE払った。そこでジャズマンが待っていて車でgolden palasに戻った。
Feluccas Feluccas banana Island
 
banana Island River Nile Sunset  

 

そして夕方再びロビーでニカウ達と待ち合わせをしさて最終目的地hurghadaに行くのかなと思いきやジャズメンにショッピングに連れられて行かれた。またかよ。luxor市内
の市場にジャズメンの車で行きお約束の行きつけの店に連れて行かれた。当然色々薦められるが買う気はない。しかしN氏がT氏が紅茶を気に入っていたのを思い出し生け贄に
する事にした。N氏が店員に彼は紅茶を欲しがってると告げる。が店には置いてないらしく近所に買いに走ったようだ。そして買ってきたのは2,3箱欲しいといってたのにカートンで
しかもビニールは開けられいる。文句を言い一緒に数える。1,2.3...9,12…。2箱堂々とちょろまかしてやがる。もう怒る気力もなく苦笑いでT氏は買った。これで一応解放され
自由時間と言う事になった。が別に買いたい物も無いのでそんな時間要らんが。で適当に町をぶらついた。でやっぱ買うもん無いから暇だ。途中エジプシャンに千円札を20LEで
買わないかと言われた。日本人からチップでもらったが使えないから困ってると。欲の皮のはったN氏がそれに応え取引しようとするがあーだこーだ言ってなかなか渡さない。
もう面倒になったので諦めて行こうとするが相手はしつこく言い寄ってくる。で何とか振り切りった。その最中やたらN氏の後ろに密着している奴もいたのでこれは恐らくスリ集団
だろうなという俺らの結論になった。そんで30分位ブラブラし店に戻った。で俺はアクセ買おうかなと思い店のショーケースの中の見てたら店員がやってきてあれやこれや言い腕に
はめてくる。中にはきついのがあり痛いって言ってるのに無理にはめて来る。で一番安い奴$30を買った。さてこれで今度こそ終わり。ジャズメンの車でバスターミナルに連れて
行かれる。でニカウが待っていてターミナルのチケット売り場でチケットを買ってきた。そしてこれで終わりなのでチップを渡す事になった。でいくら渡そうか話してるとニカウは満面の
笑みで手を揉んでいる。相変わらずだな。でニカウには1人10LE+N氏はニカウを気に入っているのでそこに20LEたして50LE。ジャズメンには3人で10LE払った。しかし2人とも不満そうな
顔で受け取った。N氏はニカウの事を信じているので昨日返してもらいそびれたツアー代をこちらから言わずとも返してくれると言い張っていたがここに至ってもその気配は一向に
無い。しょうがないからそれを告げるとおー忘れてたとすっとぼけてしぶしぶ返した。N氏はニカウは本当に忘れてたんだ言い張っているがそんなわきゃない。そしてニカウ達と
別れた。N氏はニカウが一番気に入ってるが俺はジミーだ。N氏は嫌いらしいが。さてバスは30分位来ない。しかもどのバスか分かりづらいな。何度かそれっぽいのが来ると聞きに
行くが違う。そして俺らの乗るバスが来た時警備兵があれがお前らのバスだと教えてくれた。そしてバスの下の荷物置きに荷物を入れふと近くを見ると東洋人。N氏は行き
cairo-luxor間の飛行機で前席にいた日本人だと言い話し掛けた。戦場カメラマン同様1人で来てる様だ。彼の席は最前列。俺らは後ろの方で3人横に通路を挟んで座った。しかし
N氏によるとどうも飛行機で前席にいた日本人とは違うようだと言う。さてバスでhurghadaまで4時間程度。それにしても冷房効き過ぎで寒い。外はもう大分暗くあんま見えないから
景色も見れない。車内ではエジプト映画?をやっているがつまらない。でも眠くない。N氏は寝るから着いたら起こしてと言い寝てしまった。退屈。それにしても一体今どの辺に
いるのかさっぱり分からない。しかも途中停まって他の客は乗降しているがそこがどこなのか分からずhurghadaに着いても気付かなそうだ。うーん不安だ。他の2人は寝ていて
いい気なもんだ。しょうがないからバスガイドに聞く事にした。「what time arrive hurghada?」と聞くが通じない。このバスガイドは英語駄目なのか?あきらめて席に着く。すると他の
2人は起きていて状況を話すがあまり心配していない。なぜ?時間的にはもう4時間経ってるからそろそろなんだけど...。