cairo

 

2001/12/29 2日目
フライト4時間さすがに近いな。5時。思ったより暑くない。って言うかアラブ人はジャンバーとか着てる。なんか回り見渡すと自動小銃ぶら下げた黒い軍服の軍人がうろちょろしてる。
あーやっぱ物騒なんだな。さてビザを買わないと。ちょっと目を離した隙にN氏が両替してきた。良く見ると切手のようなビザを持ってる。円から両替できないので日本で両替した
$400を$1=4.55LEで1820LEに両替。ビザ代が70LE。が良く見ると俺とN氏はビザを2枚もらったがT氏は1枚しかない。もう1枚もらってくるよう行ったがなかなか帰ってこず
あげく一緒に来てくれと。で何とか2枚目ゲット。さて入国審査するか。5,6個受け付けあるがなかなか進まない。驚いたのはエジプト人のくせにみんな携帯持ってる。生意気な。
しかも日本と同じ位のサイズだ。信じられない。さらに着メロまである。がこいつ等は着メロが1曲終わるまで電話に出ない。うるーせーよ。早く出ろボケ。日本なら喧嘩になるぞ。
そうこうしてたどり着くまで1時間行列に並んだ。しかもその間かなりの数が入国NGで横の待機場所に行かされている。まあ日本人は大丈夫だろうと思ってまずN氏の番。
さっきのビザをパスポートに貼れと怒られていたが入国OK。それを見て俺はサッサと貼ってやっと受付。が何も聞いてこない。しかもなんかガンたれてる。ガンたれ返したら
「wait side」と横の待機場所を指差された。「ざーけんなよ」言いつつしぶしぶ横の待機場所に行く。しかし数十秒後T氏が仲間入り。周りを見てると10分ほどでパスポートを
返してもらい開放されている。あーこれならすぐかなと思いきやまたしても1時間待たされた。そうこうするうちにエジプト人が近づいてきて「nagai's friend?」ト聞いてくる。
なぜN氏の名前を知っているか不思議だったが「yse」と答えた。そしたら「wait 10 minuets」と。やっと開放される。そして10分後やっとパスポートが帰ってきた。そして入国。
空港に着いてから2時間。もう7時で真っ暗。しかしこのエジプト人は何物だ?入国管理官か?どこかに連れていく。とそこには椅子に座ってるN氏がいた。俺らは2人だから良かったが
N氏は相当心細かったのだろう。とても喜んでいる。そしてこの連れて行かれた所は何てことない。ツアーで来なかったフリーの旅行客にツアーを斡旋するエージェントだった。
もうN氏は心細さからツアーに行く事を洗脳されていた。俺は嫌だったけどとりあえずのhotelを押さえる事になった。3泊分で$105。まあ悪くはないか。だがここで金を払えと言う。
なぜhotelでなくここで払うのか分からず。どう見てもボッタくる気に思えた。でその場ではとりあえず。金は払わずhotelに行く事にした。本当は日本でレンタカーを予約していたが
hotelまでタクシーで行くと言う。泊まるhotelの前にレンタカー屋があるという。嘘くせーなー。が空港からすぐの所で検問所がある。これ自分でレンタカー借りててアラブ語で
聞かれても答えられなかっただろな。そして街へ出る。N氏のガイドブックに書いてあったが本当に運転が荒っぽい。と言うか交通ルールはない。ただ走りたい様に走ると言う感じ。
3車線の道を5台で走る。しかもひたすらクラクションを鳴らしつづける。うるせーなー。携帯といい、クラクションといいなんてエジプシャンはうるさいんだ。そして大きい通りから
なんだか怪しげな裏道のスラム街に入っていった。やばいか?と思ったらhotel santanaに到着。でロビーで交渉が始まった。まずhotel代を払えと。だがなぜかhotelに直接でなく
エージェントに払えと言う。その方が安いと言う。とりあえず3泊分で$105払った。そこでエージェントの親玉で一番楽して上前をはねる事になるアシュラフがやってきた。
そしてそっからイニシエーションが始まった。どこ行きたいんだと聞くのでgiza、luxor、hurghadaと答えた。そこには移動代とhotel代と遺跡等の入場料代、飯代、ツアコン代
含めて$562と言う事だった(結局後ろの3つは騙される事になるのだが、もしくは聞き取れなかった?)。日本円で¥75000。決して安いとは思わない。がN氏は洗脳されているので
いやいやOKした。2000LE払えと言うがまだ信用できないので今はないから明日払うと言う事で先に押さえなければならないcairo-luxorのエア代だけ500LEを前金と言う事で
払った。あとこのhotelまでのタクシー代3人で20LEも払った。さてやっと開放されて部屋に戻ろうとしたらアシュラフが飯食いに行こうと言う。誰が金払うんだ?おごりかたかりか?
区別がつかないが30分後ロビーで集合する事にした。ちなみに30分を発音は普通サーティーミニットだがサルゥテーミニットと言う。rをやたら舌を巻く。それが最初なかなかわからず
苦労した。あとLEエジプシャンポンドもエジプシャンンドとい言う。エジプシャンはpが発音できないらしい。そこからアシュラフの車で10分ほど走る。アシュラフの行き付けらしい
魚料理屋に通された。まず中に入ると魚が大量に置かれている。で食う奴を選べと言うが何の魚か分からんので選び様がない。とりあえずナイルで取れた川魚と海老を
言われるままを頼んだ。そして2Fの席に行く。野菜をフリーで取れという。でもグロテスクであんうまそうではない。少しだけ取った。で飲み物を頼めと言うがアルコールはない様だ。
オレンジジュースを頼んだ。料理がなかなか来ない。30分くらい伝わらない話に疲れを覚えたころやっと来た。がさっき頼んだものとは違う明らかに大量の料理が運ばれてきた。
誰がこんな食うんだ?俺は海老2匹と言ったのに20匹くらいでかい魚が1匹。烏賊が20匹。小魚が20匹。基本的にフライだ。海老と烏賊はまあ日本のテンプラかな?でかい魚は
大味で薄味。小魚は苦い。で大量に余りつつ終了。どこかへ連れていかれる。トイレだった手を洗えと。ボーイが水を出しハンドソ−プを流し最後にオリーブオイルを流し、紙を渡した。
なんだこの過剰なサービスは?そしたらアシュラフがボーイにチップを払えと言う。1LE。そう言う事か。席に戻ると調理は片されていた。ちなみに店の名前はKADOKURA。
日本人の店か?会計はとりあえずアシュラフが払うと言う。おごりではないようだ。外に出てアシュラフの車に乗ろうとしたらボーイが勝手にドアを開ける。またチップかよ。1LE。無理やり
サービスすんなよ。よくみると他のボーイがトランクに何か大きな箱を入れてる。ドギーバックだ。きたねーなー。だからこんなたくさん注文しやがったんだなアシュラフめ。これが今日
明日のアシュラフ家の飯になるんだな。やっとhotelに着きエジプシャンから開放された。初日からエジプシャンがとても嫌いになって就寝。
santana

 

2001/12/30 3日目
起床。朝飯はhotelのバイキング。大した物はない。パン、チーズ、トマト、ゆで卵、ハム、紅茶。hotelにコインランドリーないか聞いたがないと。ちょっとhotelの回りに探しに出た。
でもぶらりと回ったがない。帰りに怪しげな店で水を1.8l買うことにした。1.25LE。安。大丈夫なのか?さて昨日の約束では迎えが来るとの事。アシュラフとドライバーは既に来ている。
しかしまだ誰か来るようだ。聞いたらガイドが来るとの事。young ladyと。20分ほど待ってやっと来た。young?どこが?ババアじゃん。さてアシュラフ、ドライバージミー、ババアホダと
俺達3人での合計6人でgizaのピラミッドに行く事にした。途中で昨日のツアー代の残りを払う事になったがN氏がLE持ってないとの事でキャッシングできる所に行くという事になった。
が着いたのは銀行ではない。なぜ?とりあえず通されるまま中に入るとパピルス屋だ。はー。なんでやねん。早速イニシエーションの始まりか。ホダによるパピルスの歴史と
作り方の実演が終わり店内見てくれと言われると3人にマンツーマンでマークがついた。面倒だからとりあえず一番安いのを買う事にした。しかし甘かった。それではあきらめない。
このもっと高いの買えば今のはただにすると。いらない。じゃあこれは?この問答を何度か続けたが頑として頭を縦に振らないのに向こうもやっとあきらめ一番安いの2枚で$25。
$30を払うと20LEのつり。一応3LEはごまかされた事になる。さて残りの2人はというと$100以上の買わされている。ご愁傷様。ツアー代の残金の一部1000LEを払う。だがここでも
騙しに入る。まずツアー代は$562である。一応こいつらは$1=4.565LEで計算すると言う。ボッタくり@まず空港より高い。$562=$2565。ボッタくりAこれに昨日の飯代を三人で
払えと。なんでアシュラフのも払うんだよ。しかもてめー余計なのたくさんたのんで自分家持って帰ったろ。しかも高い。1人当たり231LE=\6800。ボッタくりBこの2つを足すといくら?
2565LE+231LE=2796LE。昨日500LE。今1000LE。残りは?2796LE-500LE-1000LE=1296LEだよね?なのに1500LE払えと。もう疲れたよ。勝手にしてくれ。\6000位ボラれたね
残はN氏のカードで払う事にした。(しかしカードリーダーの調子が悪かったので請求されなかったので後で返してもらおうっと。よろしくN氏)さてと溜息と共に店を後にした。今度こそ
ピラミッドへレッツゴー。とは行かないんだよな。イニシエーションU。今度はスラム街の香水屋。俺は使うけどアジアン、アラビアン系のは使わないんだよな。N氏がこの状況から
逃げ様と他人を売る作戦に出たが俺は断った。買った人ノートを見たが日本人も結構いる。でもみんな騙されてるって書いてる。向こうの店主は分かってないんだよな。さて向こうも
あきらめて今回は誰も買わなかった。こんなの続けてたら年越せねーもんな。さて今度こそと思ったら飯に行く事になった。そんなピラミッド連れて行きたくないのか?飯は普通の
レストラン。でも外人が多いかな?飯は焼き鳥。まあ普通。しかし飯代は?ツアー代に入ってんだよな?N氏が別の場所で食ってるホダとジミーに掛け合いに行った。なんとか飯代は
出す事になったが飲み物代は払えと。はー。まあN氏がんばったよ。3人で41LE。1人14LE。さてやっとピラミッド。がレストランから数分。何こんな街中にあるのか?全然ありがたみ
がない。箱庭じゃんこれじゃあ。チケット代は一応ホダが買った。当然だよ。さてまずスフィンクスとピラミッドを見上げるところで5分ほど説明。早く中行こうぜ。うわー観光客だらけ。
ミイラを作った部屋を抜けるとスフィンクスが見えてきた結構近いな。前や横からは写真で見た事はあるが後ろから見たのは始めてだった。さて次はピラミッドだが駱駝で行かない
かと盛んに誘うがまたボラれるんだろう?断わって車で行く事にする。砂漠の中にピラミッドに向かう道がある。これ駱駝で行くと結構かかるだろう?数km登ると3大ピラミッドを
見下ろせるビューポイントに連れていかれた。おー良く見える。でもその先には汚い街並みも目に入ってくるので本当ありがたみがない。街が映らないよう写真撮るのに苦労した。
そして一通り見たら少し下って3大ピラミッドの所に来た。でここで1時間ほど自由時間。カフラー王のピラミッド。中に入るのに30LE。写真に10LE。自腹ね。さて中に入る。
急な狭い階段を渋滞で下って行く。で着いたのがちょっと広い空間。玄室らしい。お約束で柩の中にN氏が入って写真を撮ってる。で今来た道を戻る。えっもう終わり?こんなので金
取るの?他に入るところないのかピラミッドの周りをぐるりと回る事にする。おー岩一杯崩れてるぞ。歩いていて大丈夫なのか?が駱駝屋のしつこいアタックが始まった。半周
付いてくる。T氏はわざと崩れた岩場を歩いて逃げるか慣れているのか巧みに駱駝を操り付いてくる。なんとかあきらめたようだ。が結局他に入り口はなかった。詐欺だね。さて次は
クフ王のピラミッド。メンカウラー王のは行く時間がないようだ。わざと道でなく砂漠を抜けて向かう。ピラミッドの周りを回るとけたたましく笛を吹かれた。どこへ行くんだと言うので
クフ王のピラミッドと答える。チケットを見せろと言う。チケットを渡すとついてこいと言うからあっこれは金取られるなと思った。N氏がチケット返せと言い何とか向こうもあきらめたようだ。
なんだ。笛なんか鳴らして係員じゃないのか?クフ王のピラミッドをグルリと回るが特にって感じ。中に入るところがあったが時間がないので入らなかった。さて待ち合わせの駐車場で
ホダとジミーに合流。でもまだ3時。こんなあっけないと思わなかった。
Sphinx & 3 Pyramids Sphinx & 3 Pyramids 3 Pyramids
 
Pyramid of Khufu(H:146m W:220m) Pyramid of Khafre(H:143m W:215m) Pyramid of Menkaure(H:66.5m W:108.5m)

 

cairoのhotelはすぐだけどこれもう帰るのかと思ったらそうは行かないよな。イニシエーションV。今度は土産物屋。またN氏の作戦で今度はT氏が餌食になった。
ヒエログリフで名前を彫ったネックレスを作らされる事になった。最初は飾り部分だけの値段で安いだろうと言い買うと言った。ところでじゃあ今度はチェーン部分だと。
でstrongの買え買え(当然その方が高い)しつこかったがなんとかT氏は断わった。$100。高いよ。出来上がって本人はまんざらでもなかったようで
俺らに似合ってるか聞いてきたが本当の事なんて・・。日本でもする事を約束し店を出た。次はどこに連れていかれるんだ?市場を抜けると絨毯屋に連れていかれた。
が休み?のようであきらめたようだ。良かった。今度はどこ?川沿いを30分ほど走り大分郊外に来た。ついたのは結局絨毯屋かよ。イニシエーションW。が少し違う?なんか絨毯学校
らしい。子供達が修行してそれを売って生計を立てるようだ。女の子が結構かわいい。ここには日本語がしゃべれるエジプシャンがいた。なんでも大学で日本語を勉強している
らしい。すごい丁寧な敬語だ。で2Fには商品の絨毯が一杯ある。しかし買え買えとは強要しない。見て気に入れば買って下さいと。別に買わなくても良いから見てくださいと。おー
やっぱ日本語勉強すると心も謙虚になるんだな。やっとエジプト来て疑わずしゃべれるエジプシャンに会い心が洗われるようだった。それに報うために買おうかなと思ったが高い。
一番高いのは300万円。買おうかなと思ったのも小さいのに8000円。ごめん。買わない。でも全然嫌な顔しない。あー他のエジプシャンに彼の爪の垢煎じて飲ませたいね。
今回は誰も買うことなしに帰路についた。1時間ほどして到着。今日も飯に誘われたが当然断わった。はーやっと開放。飯はhotelのレストランで食う事にした。とりあえずエジプト
と言う事で鳩料理を頼んだ。しかし値段が$かLEかわからずもし$ならえらい高いことになるので店員に確認したところLEだと。そこでトマトスープと紅茶も頼んだ。この店員も
エジプシャンにしてはシャイだ。T氏もトマトスープを頼んだがこれは美味かった。T氏もいたく気に入っていた。52LE。エジプト来て満足できた初めての飯だった。
今日も精神的に非常に疲れて速攻寝た。
     

 

2001/12/31 4日目
チップ1LE。今日は予定では考古学博物館に行く事になっている。でも午後はどこへ行くんだろう?朝飯は昨日と全く同じ物を食った。9時に1Fのロビーで待ち合わせ。誰が来るのかと思ったら
ドライバーのジミーだけだった。あれガイド付きのツアーじゃなかったのか?まあ実際はいないほうが落ち着くから良いんだけど。その分金返して。博物館はくるまで10分程で着いた。
駐車場はないようでジミーと入り口の所で別れ3時間後落ち合う事になった。って言ってると思う。間違えたらどうすんだろう?入場料20LE。写真料10LE。あいかわらずこの写真料は
納得いかんな。なんで写真取るのに金払わなきゃいけないんだ。しかもまた自腹。ツアー代に含まれてるんじゃないのか?さて入り口では持ち物&ボディーチェック。しかし俺だけ
引っかかる。デジカメが使いもんにならなくて今回は使いきりカメラを持ってきたが2つ持って入ろうとするとさっきの10LEはカメラ1台分の値段だと。けちけちすんなよ。ゲート近くの
セーフティボックスに預けろとのこと。面倒くせーなー。さてやっと入場。でどこから行けば良いんだ?とりあえずツタンカーメン見ろと昨日のパピルス屋でも言われてたからとりあえず
あるらしい2Fに行った。でもどこにあるか分からない。とりあえず端から回る事にした。そしたらいきなり受け付けつきの部屋がある。ミイラ部屋のようだ。この部屋に入るには別料金
40LEがいるらしい。入場料の倍やん。とりあえず入る。部屋の中は暗くこもった感じがする。しかしはっきり言って気持ち良いもんじゃない。何て事ない死体を見てるようなもんだから。
しわしわのじーさんの死体って感じで金払ってまで見るもんじゃなかった。さて部屋を後にし重い気持ちから開放された気がした。で見るペースが違うのでバラバラで見る事にした。
俺はあいかわらず見るのは早い。基本的に立ち止まらないから。一応全部見終わって皆を探した。聞くとT氏はまだ半分N氏は2/3位との事。疲れたのでベンチに座って休憩。
柩がいっぱい。でも全部同じに見える。ツタンカーメンの黄金のマスクは思ったより大きくなかった。さてそろそろ下に行こう。でもT氏が見つからない。先に下に下りたのだろうか?
2Fは副葬品関係で金を貴重としていたが1Fは遺跡中心で灰色という印象だった。2Fに比べてあまりパッとしないので全部見るのにはより時間かからなかった。で見終わったので
N氏とベンチで休んでいた。しかしそこは警備兵の椅子だったようでどこうとしたら別に良い一緒に座れと言う。とりあえず座って少し会話したらN氏は逃げてしまった。で俺がさしで
話す事になった。でそいつは俺より年下で25。名前は散々言われたが難しくて覚えてない。N氏覚えてる?しかし若いくせに結婚してる。それも2人もかみさんがいるらしい。
でなんでお前は結婚しないんだと聞いてくる。したい相手がいないんだと言うが納得してくれない。何か俺に悪いところがあるんだろうと聞いてくる。余計なお世話だ。でも
エジプシャンは頭悪いからすぐ結婚するけど日本人はinteligenceだとなんか誉めている。そこへ別の兵隊が来て見回り代われいや俺はまだこの日本人と話すと口論を始めた。
しかしあきらめてそいつは交代した。そして俺も席を立ち待ち合わせの入り口行った。そしたらN氏とT氏はすでに入り口の外に出て土産屋を物色してる。さてジミーとの
待ち合わせまでまだ少し時間がある。庭で時間をつぶしてると黒塗りの高級車が入ってきてSPが取り囲んだ。どこかの王族か?でもこのそばにいるとテロられたらとばっちり
食いそうでいやだな。とっと行ってくれよ。さて待ち合わせ場所の入り口に行くか。でもなかなか来ない。相変わらず時間にルーズだな。そうするうちにさっきの王族が出てきた。
車から若い女が出てきて入り口を警護してる兵隊10数人にチップを配ってる。もしかしてこの兵隊達これが目的でここにいるんじゃないか。不必要に多いもん。30分ほど待ってやっと
ジミーが来た。遅せーよ。さてこれからどこ行くんだろう?
THE EGYPTIAN MUSEUM THE EGYPTIAN MUSEUM THE EGYPTIAN MUSEUM
THE EGYPTIAN MUSEUM THE EGYPTIAN MUSEUM THE EGYPTIAN MUSEUM

 

どうやらold cairoにいくらしい。市場を通りすぎるがこの辺の値札はエジプト数字だ。この辺で買い物すると騙されても分からんな。
市場を抜け連れていかれたのはChurch of St George。ここで車を降りて好きに見学しろとの事。大分印象が違う。ここだけエジプトでなく中世ヨーロッパの暗いイメージがする。
小部屋が数部屋と祈りをする大部屋。小部屋のひとつには拷問部屋があった。なぜ?教会を後にすると。もうひとつ行けと言われたすぐ隣に地下へと続く階段がある。下っていくと
そこには壁に囲まれた街がある。なんでこんな閉鎖された所に?また教会がある。地下に潜る暗い教会だ。特にこれと言ったものはない。壁に囲まれた街をぶらりと歩く。地元民が
普通に生活していてあまり観光するような所ではないのか?で再び外界に出た。そして待っていたジミーに合流した。次はすぐそばのエジプト最古のモスクに連れていかれた。
門をくぐった瞬間エジプシャンが寄ってきた。やばいと思ったが中へ招きこまれて入り口の下駄箱に靴を預けさせられた。そしてそのままモスク内のガイドが始まってしまった。
吹き抜けの内部では絨毯の上で神学生が勉強してる。ちらちらこっちを見てる。そしてガイドはほとんどの柱は建築当時のものではないがこの2本だけは当時のものだと言う事くらい
しか覚えたてない。で帰る所でお約束のチップを要求された。俺はあきらめていたから言われたまま20LE払った。1人20LEで3人で60LEだと向こうが言うがN氏はそこで半額の30LEだ
と言い張る。なんとかそれでおさまり1人10LEとなった。向こうはかなり不満顔だ。出口の下駄箱で番人に1LE払えとガイドに言われ払った。はー金取られてまで来る所じゃない。
さて再び外で待っているジミーに合流。で車に乗るとどこへ行く?と聞かれる。またピラミッド行くか?と聞かれたがCairo Towerに行ってくれと頼む。数10分ほどでタワーが見言えて来た。
入り口でジミーと分かれて券売所に向かう。がいまいち金額が分からん。多分一番高い食事付き券を買えと言っている様だが食事なしの32LEを買うといった。が釣りがないと言う。
そこで他の客ので釣りができるのを待たされた。でやっと釣をもらいタワーに登る。大した高さではない。10数階の高さだ。展望台に着くと寒い。風がビュービュー吹いてる。しかも
低いフェンスだけなので風にあおられて転落するんじゃないかと思える。しかし眺めは良い。こんなにcairoが栄えてるとは思わなかった。ビルの向こうにはうっすらとピラミッドが見える。
隣を見るとエジプシャンの男とかっこはイスラム風の服を着たどう見ても日本人の女のカップルがいる。現地人らしいメイクをしているが全然似合わない。でも寒い。中に戻った。
でもう一度外に行きもう戻らないかと誘ったがN氏は全然大丈夫らしい。T氏と先に上がる事にした。下のオープンカフェで飯を食う事した。もう3時だが良く考えたら今日昼飯
食ってないんだよな。チーズバーガーセット7LEを食った。なぜか猫がたくさんいる。当然飯を狙ってくるがあげない。でもこんなところじゃ衛生状態悪いんだろうな。N氏が帰ってきた。
N氏がせかすがまだ全部食い終わってない。N氏は腹減っているからその場には入れないので1人で行ってしまった。それから少しまったりしてからN氏に合流した。そしてジミーに
合流してとりあえずhotelに戻った。夜はN氏たっての希望でオプショナルでつけたディナークルーズの予定だ。N氏はこういうショー系の物は好きだけど俺は好きではないから渋った
が金は出すと言われたのでとりあえずOKはした。そうは言っても結局金はもらわなかったけど。でそれまで時間があるからベッドでごろごろしてたら当然寝てしまった。そして
待ち合わせの時間。1Fでジミーに合流。しかし様子が違う。車の中は既に満車状態。他の客と相乗りか?と思ったらどうやらジミーの家族のようだ。ジミーの母と妻と娘2人と
その子供のようだった。娘はまあまあかわいいかな?でも話が通じないから話し掛けてこなかったがこっちには興味津々のようだった。車で10分ほどでナイル川に着いた。
そして乗船。まだ客はほとんど入ってない。しかしまた何か怪しい。ここの金もツアー代に含まれてるはずなのに払わさせられるのか?と思ったら飯代はただで食べ放題だと。
が飲み物代は自分で払えとのこと。そういうもんなのかな?で食い物自体もあんまり。口に合うのは春巻きくらいかな?でショーはまず白人の男女ボーカルのバンド。誰かのカバー
だ思うけど分からん。それが数曲。次。ベリーダンス。N氏が楽しみにしていた奴。アラビアンナイトチックなちょっと露出度の高い服で女が踊るのだが腹出てる。おいまたオバハン
やんか。へそまで出して見たくもない。そこでT氏がつらそうだ。どうやらとうとう腹がブレイクしたようで料理が食えないどころかこの場にいるのもつらいようだ。ダンサーが
各テーブル回って愛想振っているがうちのテーブルに来てT氏に話し掛けるがとても返事できる状態ではなかった。ダンサーはばつが悪そうに行ってしまった。次。男がスカート
はいてくるくる回る芸。ただ回るだけなら大した事ないのだが半端じゃなく回りつづける。休むことなく。多分いろんな事しながらなんだかんだで20分くらい回っていたのでは?
こちらも各テーブル回り愛想振りまいてる。ただ芸達者のようで各国語を覚えてるようで。当日はジャパニーズ、チャイニーズ、コリアン、メキシカン、ジモティーのようだったが
各テーブルではそのテーブルの席の客の言葉でしゃべっているようだ。だから他のテーブルの客は何言ってるかわからんがそのテーブルの客だけはうけている。さてジャパニーズ
テーブルに来て何を言うのかと思ったら俺の事指差し「アナタ スケベネ」と言う。誰だよそんな日本語教えたの。全く。まあ当たってるけど。で終わり2時間くらいやってたのかな?
ただこちらが希望したのは年越しのはずだったがまだ11時。まただまされたようだ。芸を見ている間からテーブルはかたずけられていたがどうやら次の客が本当の年越しのようだ。
結局年を越すことなく船から下ろされてしまった。そういえば一応船のデッキに上がって夜のナイルを感じたのが一番良かったところかな。ちょっと寒かったけど。T氏も認めていたが
金出してまで来るところではなかった。飲み物代58LE。で帰り行きは10分ほどで着いたが帰りは渋滞してる。一応年越しでちょっとしたお祭り気分の雰囲気になってるようだ。TVクルー
がいたりなぜかサンタクロースがいたり。でhotel到着。ジミー一家とさよならしてロビーでビールを買うことした、それで新年の乾杯をする事にしたがなんか変だ。これノンアルコールじゃん。
しかもまずい。とりあえず乾杯で少し飲んで残りはN氏に上げて風呂入って寝た。なんともしょぼい新年を迎えた。大丈夫か今年?
Church of St George AMR IBN ELAS MOSQUE AMR IBN ELAS MOSQUE
Church of St George Cairo Tower Cairo Tower
 
Cairo    

 

2002/01/01 5日目
チップ1LE。さて今日でcairoともおさらばだ。しかしフライト時間がとても早い。7時発だ。で空港には6時で5時起き。数時間しか寝てない。そういえばそのフライトだが3人分同便で取れず
誰か一人遅れて出発のとの事だった。どうやってその一人を決め様か思案していたが昨日ジミーに渡されたチケットにはしっかり名前が入っていてT氏の居残りが決まっていた。
ジミーの迎えで空港に到着。そこにはスパイ風の男が出迎えていた。なんか裏で手を回して3人同便で行けるよう手配するからスパイにお礼一杯払えとジミーに言われた。
ここでジミーとはお別れで今までの分でチップを払う事にした。ツアー料金に含まれているとはいえジミーは朝早くから夜遅くまでがんばってから3人で50LE払った。ここからは
スパイに先導されて空港に入った。金属チェックのゲートを抜け待合室で待つよう言われた。そこでスパイと俺ら3人の4人分のコーヒーを頼まされた。17LE。そしてスパイはゲート
の外に行きチケット売り場のほうへ消えていった。チケットを交換するのだろうか?だがなかなか戻ってこない。30分くらいだろうか。これはもしややられた?3人分のチケットを
キャンセルしてトンずら?かと思った。しかしもう搭乗手続きが始まり待ち合わせ室の人もまばらになった頃スパイが戻ってきた。ふーあぶねー。しかしスパイは恩着せがましく
いやー交換するのすごい大変だったぜと言う感じで要はチップたくさんくれと言う事らしい。ここはT氏が払う事になった。さてやっと出発。相変わらず心休まる暇がない。
さてこれでcairoから脱出。luxorは良い所であるように祈りつつ機上の人となった。

 

2002/01/04 8日目
12時。1時間遅れでcairo到着。さすがに首都のバスターミナルはこんな時間でも活気があふれてる。でジミーが待っていてくれるはずだがほんとうにいるだろうか?バスを降り
荷物を取り出そうとしたら勝手に下にいる奴に取り出されチップを要求。1LE。あたりを見渡すとジミーがいた。ちゃんと来てくれていたようだ。そしてジミーの所に行くと
「遅いじゃん。1時間も待ってたんだから。」と言う。ああ確かに良く待っててくれたよ。でも昨日ジミーに電話で聞いたとき11時に着くって自分が言ったんじゃん。車はジミーのマイカーで
来ていて仕事は終わって家に帰ってからわざわざ来てくれてると言った感じだ。本当にジミーは一番世話になってる気がする。で一番楽して金だけもらってるのがアシュラフだ。
今日のhotelはツアーに含まれてないので特にとってない。でジミーが適当に安hotelを見繕ってくれた。もう俺らはけちだって認識されてるんだな。NORAN HOTEL 20$。でも中は全然OK。
でもシャワーの出がいまいちかな?そして1時に寝た。朝は6時にジミーが迎えに来るので5時半起き。ハードだ。そして6時にhotelのロビーに行くともうジミーはいた。そしてジミーの
マイカーで空港まで送ってもらいここでジミーとお別れ。チップは3人で10LE。またエジプトに来たら俺に連絡してくれと言われた。今度エジプト来たらエージェントは使わないし大体2度と
来るかこんなタカリ大国。そんな精神だからイスラエルに負けんだよ。街では真昼間から大の男どもが仕事もせずにたむろって茶飲んでやがる。仕事しろよ。
朝飯は空港でサンドイッチ6.5LE。行きの入国審査に比べ出国は何事もなく通過。8時フライトだから時間がかなり余る。はーやっと帰れる。いやエジプトから脱出できる。