wo fukumu HIRA...'S INDEX OF JAPANESE ENDANGERED BIRDS

H.Hiraizumi's Birding Page
【日本の貴重な鳥、希少な鳥、減っている鳥リスト】

鳥取県


鳥取県の希少野生動植物の保護に関する条例の対象種

鳥取エコなびの資料より

特定希少野生動植物

希少野生動植物

レッドデータブックとっとり 鳥取県の絶滅のおそれのある野生動植物(2002)掲載種

鳥取県環境政策課でほぼ全文が読める。

絶滅・野生絶滅

 鳥取県では既に絶滅したと考えられる種

コウノトリ
【選定理由】米子市目久美遺跡から骨が出土しており,かつて鳥取県に生息していたのは確実
【分布等】かつては留鳥であったと考えられるが,現在では迷鳥としてまれに記録されるのみ。近年では1997年,2001年に米子市日野川や米子水鳥公園に飛来している。
タンチョウ
【選定理由】米子市目久美遺跡から骨が出土しており,かつて鳥取県に生息していたのは確実
【分布等】迷鳥としてまれに記録されるのみ。1973年に米子市で1個体の記録がある。

絶滅危惧I類

 絶滅の危機に瀕している種
 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、野生での存続が困難なもの

ヘラサギ
【選定理由】生息地がきわめて限定/個体数も非常に少ない
【分布等】米子市米子水鳥公園,日野川河口,境港市の休耕田で確認記録がある。米子水鳥公園ではほぼ毎冬1-3羽が飛来している。
クロツラヘラサギ
【選定理由】世界的希少種/生息地がきわめて限定/個体数も非常に少なく,毎年飛来するわけではない
【分布等】:米子市米子水鳥公園で記録されているのみ。
オジロワシ
【選定理由】越冬個体数が非常に少ない
【分布等】冬鳥としてごく少数が飛来す るのみだが,米子水鳥公園や鳥取市湖山池では1-2羽がほぼ毎年確認されている。鳥取市千代川,東郷町東郷湖,境港市でも記録がある。
オオワシ
【選定理由】越冬する個体数が非常に少ない
【分布等】ごくまれに米子水鳥公園に渡来するほか,最近は湖山池に連続9シーズンにわたって成鳥1羽だけ渡来越冬している。
クマタカ
【選定理由】生息個体数が少ない
【分布等】全域の山地の森林。若桜,八東,智頭,用瀬,河原,佐治,鹿野,三朝,関金,赤碕,中山,大山,江府,溝口,日野,日南などの町村で記録がある。従来から県南部の山地に広く分布しているものの,針葉樹の造林地の拡大などの森林開発にともなって,生息環境の破壊や餌となる動物の減少 が進み,個体数が減少しているとみられる。
イヌワシ
【選定理由】県内の繁殖地は我が国での南限域/生息数が減少
【分布等】繁殖地は東部の山岳地域より大山山系まで確認されている(現在では数つがい程度)。佐治村三国山山系から氷ノ山一帯は中国山地における中心的な生息地である。行動圏が大きく営巣域外にもしばしば現れる。
コアジサシ
【選定理由】営巣に適地への立ち入りで近年繁殖数が激減/個体数が減少
【分布等】日野川下流域,天神川河口付近の砂浜,中州で営巣する。以前は千代川河口付近でも多数の繁殖が確認されたが,近年は見られない。
ブッポウソウ
【選定理由】繁殖例が顕著に減少
【分布等】。1970年代までは県内各地で確認されていたが,現在は観察例は数例あるが,繁殖が確認されているのは八東町と日南町のみである。繁殖に利用していた大きな樹洞や木製の電柱がなくなったためと思われる。
ヤイロチョウ
【選定理由】西日本でのみ局地的に繁殖/個体数が少ない
【分布等】春から夏にかけて各地の山地または山間部で観察例があるが情報は少なく,繁殖は確認されていない。1990年代以降で記録のある市町村は次のとおり:国府町,八東町,若桜町,気高町,東郷町,三朝町,大山町,溝口町,日南町。

絶滅危惧II類

 絶滅の危機が増大している種
 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のランクに移行することが確実と考えられるもの

ヒシクイ
【選定理由】生息地が限定され,個体数が非常に少ない
【分布等】米子市米子水鳥公園以外では,気高町,倉吉市,北条町,大栄町,西伯郡淀江町で確認記録がある。
オオハクチョウ
【選定理由】湖沼の環境悪化により飛来可能な地域が減少
【分布等】水尻池,天神川河口,米子水鳥公園など。
ツクシガモ
【選定理由】生息環境の干潟が県内では少ない/飛来することがある干拓地の環境は安定的に持続しない
【分布等】:米子水鳥公園など。河口域の河川改修や干拓工事によって生息地のほとんどを失っている。
トモエガモ
【選定理由】越冬個体数が少ない
【分布等】湖山池,水尻池,米子水鳥公園や河口など。
シノリガモ
【選定理由】渡来数が少ない/越冬南限地に近い
【分布等】鳥取市賀露,東伯町,赤碕町,大山町保田,米子市皆生などの限られた海岸部で越冬。
オオタカ
【選定理由】人里近い低山地の森林地域の開発により生息環境が悪化
【分布等】ほぼ県内全域に分布。冬季の観察例は多いが繁殖の確認はごく少ない。
ハイイロチュウヒ
【選定理由】河川改修,護岸工事などによりヨシ原が減少/個体数が減少
【分布等】県内全域。近年河川や湖でコンクリートの護岸工事が進みヨシ原は急速に姿を消しつつある。
チュウヒ
【選定理由】河川改修,護岸工事等によりヨシ原が減少
【分布等】県内全域。ヨシ原に依存しており,河川や湖などの護岸工事,河川敷のゲートボール場,公園の整備などにより生息環境が急激に悪化している。
ハヤブサ
【選定理由】生息数が少なく繁殖率が低下
【分布等】崖のある海岸部や河口付近,干拓地など。県内の繁殖地は数カ所に過ぎないと見られる。県西部の繁殖地では1994年以降毎年交尾して抱卵に入るが巣立ちは確認できず,すべて途中で失敗している。県東部の繁殖地では風雨を防ぎ,外敵が侵入しにくい理想的な岩棚の窪みがあり毎年安定して数羽のヒナが巣立っている。
ズグロカモメ
【選定理由】:世界的な希少種/県内への飛来個体数も少ない
【分布等】ごく少数の飛来がみられるのみ。羽合町,北条町,米子市で記録されている。米子水鳥公園での観察例が多い。カモメ類は釣り人が放棄したテグスなどで傷害を受けることが多い。
コミミズク
【選定理由】農耕地の環境変化により観察される回数が減少
【分布等】岩美町,鳥取市,羽合町,北条町,米子市,境港市の平野部で記録がある。
コノハズク
【選定理由】生息数が少ない/良好な落葉広葉樹の自然林の指標
【分布等】岩美町から日南町までの中国山地沿いに連続的に分布。垂直的にはほぼ500-1200m。営巣等の知見はほとんどない。
カヤクグリ
【選定理由】本州での繁殖の南限地/繁殖地が限定
【分布等】繁殖は,氷ノ山山頂部で確認されており(兵庫県側),大山山系(大山主峰,鳥ヶ山,甲山など)でも古くより生息が知られ,繁殖していると考えられている。冬季にはかなり広域で越冬していると思われる。
ホシガラス
【選定理由】個体数が非常に少ない/中国地方は本州の西限分布域
【分布等】氷ノ山,大山,東山,高山(鳥取市),毛無山(江府町)など。古くから大山で記録され,現在にいたるまで山頂部を中心に時々観察されている。大山で繁殖すると報ぜられたこともあり,記録の数や時期から考えると,県内でも繁殖している可能性があるが,確実な知見は得られていない。

準絶滅危惧

 存続基盤が脆弱な種
 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの

ヨシゴイ
【選定理由】生息地である湿地のヨシ原が減少傾向
【分布等】米子市水鳥公園,鳥取市湖山池。河川敷内・湖畔の公園化,護岸工事によるヨシ原の減少により急速に生息地が減少しつつある。
ミゾゴイ
【選定理由】個体数が多くない/繁殖密度の高い里山地域で重要な餌場である水田が減少
【分布等】夏鳥として渡来し,低山帯の沢沿いの森林で繁殖する。警戒心が強く生息地周辺の開発等により営巣を放棄する場合がある。。確認例:郡家町宮谷 VI-1983(1巣3雛),河原町郷原VI-1984(1巣4雛), VII-1986(目撃),船岡町志子部 VI-2000(目撃)。
ササゴイ
【選定理由】繁殖地・生息地の減少
【分布等】千代川,鹿野町河内川,天神川,日野川など。河川敷内・湖畔の公園化,農村部の水 辺の樹林地の伐採や土地の改変によって急速に繁殖地が減少しつつある。
チュウサギ
【選定理由】水田環境の改変により,個体数が全国的に減少
【分布等】:県内各地に飛来し、今のところ比較的個体数がいる。近年の確実な記録としては,倉吉市,三朝町,羽合町,北条町,大栄町,大山町,米子市。
クロサギ
【選定理由】岩礁地帯が少なく,生息地が局限
【分布等】主に,県中部の河口や漁港などでの記録が多い。大山町,赤碕町,東伯町,北条町,羽合町,気高町での記録がある。
マガン
【選定理由】飛来数が増加傾向にあるが生息地が限られる
【分布等】過去5年間では岩美町,鳥取市,気高町日光,羽合町,北条町,米子市などで記録されている。定期的な飛来地として,米子水鳥公園をねぐらとする群れがいる。湖畔の公園化・宅地化・湖岸道路の設置によって生息域がすでに大きく失われている。
コハクチョウ
【選定理由】中海は西日本最大の集団越冬地/個体数は比較的多いが,主要なねぐらと餌場はごく限られている
【分布等】米子市米子水鳥公園では毎年1000羽前後が 越冬するほか,鳥取市,気高町,倉吉市,北条町などで確 認されている。
オシドリ
【選定理由】樹洞を供給する古木のある水辺の樹林地の減少
【分布等】各地の山間の湖沼,川辺。産卵に適した樹洞のある古木はわずかである。鳥取県の鳥。
ヨシガモ
【選定理由】個体数が少ない/河川改修等で越冬適地が減少
【分布等】:湖山池,水尻池,東郷池,米子水鳥公園などの湖沼と主要河川の下流から中流域。
ホオジロガモ
【選定理由】個体数が非常に少ない
【分布等】湖山池,東郷池,米子水鳥公園などの広い湖沼。
ミコアイサ
【選定理由】個体数が少ない
【分布等】鳥取県各地(鳥取市,河原町,気高町,倉吉市,羽合町,北条町,大栄町,米子市)。
ミサゴ
【選定理由】ごく限られた水辺に記録が集中
【分布等】主に,県西部の米子市(日野川,日下,米子水鳥公園など)での記録が多いが,県中部から東部にかけての河川や湖沼でも散見される。
ハチクマ
【選定理由】確認例も少なく,絶対的な数が少ない
【分布等】ほぼ県内全域。観察例が少なく県内の生息状況(とくに繁殖状況)はよくわかっていない。
ツミ
【選定理由】確認例が少なく,絶対的な数が少ない
【分布等】県内全域。観察例が少なく現在の県内の繁殖状況はよくわかっていない。
ハイタカ
【選定理由】生息個体数が少ない/環境破壊により生息場所が狭小化
【分布等】県内全域。観察例が少なく,繁殖状況など,生態的な調査が十分でない。
ノスリ
【選定理由】は冬季に記録が集中するが数が少ない
【分布等】県東部から西部まで記録があるが,数は多くない。記録があるのは,鳥取市,国府町,岩美町,河原町,気高町,倉吉市,東郷町,関金町,北条町,大栄町,東伯町,赤碕町,米子市,淀江町,江府町など。夏季の記録もあることから繁殖の可能性が考えられるが,繁殖状況は不明である。
サシバ
【選定理由】餌となる爬虫類や両生類の減少に伴い近年減少
【分布等】,県東部から西部までの水田や谷地などで記録があるが,近年記録が減少している。記録があるのは,佐治村,鳥取市,智頭町,鹿野町,倉吉市,羽合町,東郷町,三朝町,関金町,北条町,東伯町,赤碕町,米子市,岸本町,大山町など。
クイナ
【選定理由】確認記録が非常に少ない/河川改修などにより水辺の草原やヨシ原が減少
【分布等】米子水鳥公園,淀江町佐陀川,北条町天神川河口,気高町,鳥取市千代川河口,湖山池湖山川流出口付近で確認記録がある。常に茂みの中に潜んでいて,なかなか観察できないことなどの理由から,記録が少ない。
イカルチドリ
【選定理由】近年個体数の減少が著しい
【分布等】県内全域の河川の中流域。近年,河川敷にツルヨシなどが繁茂して小石のある河原が激減し,産卵に適した場所が減少している。
タゲリ
【選定理由】越冬個体数が減少
【分布等】平野部の農耕地,河川の河口付近など。鳥取市,河原町,気高町,羽合町,倉吉市,北条町,大栄町,東伯町,赤碕町,淀江町,日吉津村,米子市で記録がある。
ワシカモメ
【選定理由】個体数が少ない
【分布等】鳥取県東部(鳥取市,福部村)の海岸。鳥取市賀露での記録が多い。県東部の海岸に他の大型カモメ類の群れにまじって比較的定期的に少数個体が飛来する。ゴミや釣具などの不法投棄による海鳥の異物誤嚥は深刻な問題である。
シロカモメ
【選定理由】個体数が少ない
【分布等】鳥取市,気高町,北条町,東伯町,米子市で記録がある。毎年ではないが,比較的定期的に1-2羽が飛来する。
アオバト
【選定理由】個体数が減少
【分布等】全域の山地。海水を飲む海岸として泊村,淀江町など。夏季,海水を飲むためよく現れていた泊海岸は,付近の開発が行われてからは現れなくなった。
アオバズク
【選定理由】近年,観察例が減少
【分布等】県内各地の平野の樹林。記録があるのは,鳥取市,八東町,気高町,三朝町,倉吉市,大山町,米子市,西伯町,日野町。県内での繁殖は確実だが,調査資料は乏しく,近年の確実な報告は1例(西伯町1996年)があるのみである。本種の繁殖地となる平野や低山地の林地は宅地開発等によりどこでも面積が減少傾向にある。また一見,よく保護されているようにみえる社寺林でも営巣に適した樹洞のある巨樹は減少傾向にある。
フクロウ
【選定理由】営巣に用いる巨木の減少などで個体数が減少
【分布等】岩美町,八東町,若桜町,鳥取市,倉吉市,北条町,大栄町,淀江町,大山町,米子市で記録がある。
ヨタカ
【選定理由】観察例の減少が顕著
【分布等】1975年頃から西日本では急速に本種の声を聞く機会が減少したといわれおり,鳥取県でも同様の傾向がみられる。1995年以降の確実な記録としては,国府町河合谷,八東町ふるさとの森,倉吉市,赤碕町船上山,大山町大山があるのみ。
ヤマセミ
【選定理由】生息適地,個体数ともに少ない
【分布等】山間部のほぼ全域。よく目立つ鳥であり,目撃記録は少なくないが,県内の営巣地があまりよく把握されていない。
アカショウビン
【選定理由】人工林の増加により,営巣に適した広葉樹の大径木が減少
【分布等】県内のほぼ全域の山地。
カワセミ
【選定理由】営巣地となる土手のコンクリート化などで個体数が減少傾向
【分布等】県内各地。1960年代頃から河川や湖沼の汚染に伴う餌動物の減少,河川の護岸工事で,個体数の減少が問題化した。河川の護岸工事等により,営巣に適した場所が減少している。
オオアカゲラ
【選定理由】個体数が少ない/営巣木となる大木が減少
【分布等】:八東町,若桜町,智頭町,用瀬町,佐治村,三朝町,東伯町,大山町,岸本町,西伯町。記録は少なく,繁殖状況に関する資料が非常に乏しい。
ビンズイ
【選定理由】本州での繁殖地の南限域/繁殖地が局限
【分布等】,大山の山頂稜線部では夏季にも珍しくなく,繁殖確認例もある。他に氷ノ山や扇ノ山など高標高地での繁殖が予想される。冬季は県内各地の海岸のマツ林や低地の耕地にかなり飛来する。
サンショウクイ
【選定理由】広葉樹林の減少により個体数が減少
【分布等】県内全域。県内では減少がそれほど目立たないが,今後の推移に要注意である。
コマドリ
【選定理由】繁殖地がきわめて限定
【分布等】:春の繁殖地への渡り途中に県内全域の低山,丘陵地の林でよくさえずる。大山山系や氷ノ山の渓谷の源流部で夏季の記録があり,少数が繁殖している可能性が高い。
コルリ
【選定理由】,繁殖数が多くない
【分布等】県内全域のほぼ標高700m以上の山地。これまで繁殖は本州中部以北とされてきたが,県内や隣接の兵庫,岡山県の山地には5-7月の繁殖期に広く生息している。過去30年間連続して,県内山地の複数地点で同時期に生息するのを確認しており,繁殖は確実と考えられる。その範囲は県内全域のほぼ標高700m以上の山地だが1000m前後が中心。日野郡山地はブナ自然林の残存が少ないため,少ない。
トラツグミ
【選定理由】個体数が以前に比べて減少
【分布等】低地から山地の樹林。繁殖状況の情報は乏しい。
マミジロ
【選定理由】個体数が少ない
【分布等】大山山系の全域,氷ノ山,扇ノ山,那岐山。5-7月の繁殖期に,山地の極相的な落葉広葉樹林に生息する(おそらく繁殖)。標高は1000m以上であることが多い。
メボソムシクイ
【選定理由】本州における繁殖の西限地域にあたる
【分布等】5月末〜7月に扇ノ山,沖の山,三室山,那岐山,三国山(三朝町),大山山系,毛無山(江 府町)など標高1200m前後より上部の山地で見られる。これらの地の大半で,過去20-30年間にわたり,同時期に連続して確認しており,繁殖していることはほぼ確実とみられる。
センダイムシクイ
【選定理由】春に多数通過するが,県内にとどまる個体は減少
【分布等】県内全域。鳴き声はよく聞かれ,現在でも比較的普通に繁殖していると思われる。しかし,20年ほど前までと比べると,声を聞く頻度はかなり減少している。
キクイタダキ
【選定理由】数が少ない/松林等の減少で個体数が減少
【分布等】県内では冬季に各地の主にマツやスギの針葉樹林で記録される(記録は少ない)が,中山町甲川では夏季の記録が1例ある(1998年7月)。大山などでも繁殖の可能性がまったくないとはいえない。
セッカ
【選定理由】草原などの減少に伴い記録が減少
【分布等】春の渡りの時期を中心に4-8月に記録が多いが,冬にも観察されている。記録は各地に及ぶが,繁殖していると思われる場所は,天神川,小鴨川,加勢蛇川や米子水鳥公園など草原やヨシ原が残されているところに限られている。繁殖に利用されるヨシ原や河川敷に広がるチガヤなどの草原は,近年,河川改修,圃場整備,宅地造成などで減少傾向にある。
サンコウチョウ
【選定理由】限られた場所で繁殖/個体数が減少傾向
【分布等】各地の低山地に生息し繁殖するが,個体数は多くない。
ゴジュウカラ
【選定理由】ブナ林の減少等により,確認記録が減少
【分布等】扇ノ山,陣鉢山,鷲峰山,三徳山,船上山,大山など。各地のブナ林などで見られるが,個体数は多くない。
クロジ
【選定理由】国内での繁殖の南限域
【分布等】繁殖期に標高1000m以上の山地のブナ林には珍しくなく,とくにチシマザサ林床をともなうブナ林の多い東部山地に分布密度が高い。多くの地点で20年間連続して記録しているうえ,若鳥も観察しているので(大山鳥越峠)恒常的に繁殖していると考えられる。1999年には若桜町吉川のくらます山で本種とみられる巣卵を観察した。秋冬季には県内の平野部でも見られるが,地味で薮にひそ むため,記録は少ない。
ベニヒワ
【選定理由】冬鳥として渡来する南限に近い/1970年代より渡来数の減少が大きく、近年まれ
【分布等】県内全域。飛来時には数十から200羽程度の群れとして見られるのが普通であったが,近年は,飛来機会が著しく減っている。

情報不足

 評価するだけの情報が不足している種

シロエリオオハム
【選定理由】以前より個体数が減少/類似種との識別が困難なために確実な記録が少ない
【分布等】県中部の海岸で記録が多いが,県全域に生息しているものと思われる。また,まれに河口や内陸の湖沼にも出現し,米子水鳥公園における記録もある。魚網などにかかり窒息死する例もある。
サンカノゴイ
【選定理由】ごく限られた場所での確認記録しかなく,個体数も少ない/河川改修などによるヨシ原の消失
【分布等】米子市米子水鳥公園,西伯郡淀江町佐陀川河口,鳥取市里仁,布勢,湖山町で記録がある。1999--2001年の2冬に連続して確認されており,県内に毎年飛来している可能性がある。
コチョウゲンボウ
【選定理由】海岸の自然植生,河川敷の草原などの開発により生息地が減少
【分布等】県内の平野部の草原・ヨシ原・農耕地で観察されている。
ヤマドリ
【選定理由】森林開発により生息環境が悪化/個体数が減少
【分布等】県内全域。減少しているとみられるが,情報が少ない。
オオジシギ
【選定理由】標高の高い草原に生息地が限定/個体数が少ない/繁殖の可能性があるが,近年は確認されていない
【分布等】春から初夏にかけて大山周辺の江府町,溝口町,大山町で確認例がある。現在の繁殖状況は不明。渡りの時期には平地でも観察できるが,他のジシギ類との識別が難しい。
トラフズク
【選定理由】林や草原,農耕地の減少
【分布等】米子市彦名干拓地(米子水鳥公園を含む),鳥取市古海,鳥取市矢橋で記録がある。1999-2001年の2冬に,米子市米子水鳥公園および彦名干拓地で確認されており,毎年飛来している可能性があるが,実態調査は不十分である。
ルリビタキ
【選定理由】山地で局所的な繁殖の可能性があるが情報不足
【分布等】氷ノ山山頂近くで7月を中心として複数年にわたりさえずりを記録しており,ごく局地的な繁殖地があるかもしれない。冬季は県内全域の低地で個体数は多くはないが珍しいものではない。
エゾムシクイ
【選定理由】山地で局地的に繁殖の可能性があり,本州での西限域
【分布等】氷ノ山と三室山の標高1200m以上の部分で6-7月に複数年同一場所で確認している。
ホオアカ
【選定理由】繁殖地が減少しているが、資料が乏しく情報不足
【分布等】大山山系の中腹以上の高原,犬挟峠などの山地の草原に繁殖していたが,近年減少し,現在では大山山麓の一部程度になっている。,遷移による草原や疎林の消滅(森林化)が影響していると考えられる。越冬期には各地の水田,畑地,河原等に現れるが少ない。

「鳥取県のすぐれた自然、動物編」(鳥取県1993)掲載種

カンムリカイツブリ 環境庁RDB危急種
ミゾゴイ 環境庁RDB希少種
ヘラサギ 環境庁RDB希少種
全国的にまれな冬鳥
国内での近年の定期的渡来地として米子市彦名が知られる
クロツラヘラサギ 環境庁RDB希少種
全国的にまれな冬鳥
米子市彦名は国内での近年の定期的渡来地
マガン 環境庁RDB希少種、国の天然記念物
県内での分布が限られる
オオハクチョウ わが国の越冬南限地で、渡来数も少ない
コハクチョウ 環境庁RDB希少種
中海・米子市彦名は本種の世界での集団越冬の南限地として学術的に貴重な地である
ツクシガモ 環境庁RDB希少種
国内での生息地が限定される
オシドリ 環境庁RDB希少種、かつ鳥取県の県鳥
トモエガモ 環境庁RDB希少種
シノリガモ 環境庁RDB希少種
ミサゴ 環境庁RDB希少種
分布上貴重な種
オジロワシ 環境庁RDB絶滅危惧種、国の天然記念物
分布上貴重な種
オオタカ 環境庁RDB希少種
分布上貴重な種
クマタカ 環境庁RDB絶滅危惧種
分布上貴重な種。個体数が少ない
イヌワシ 環境庁RDB絶滅危惧種、国の天然記念物
県内での生息地が限定される
ハヤブサ 環境庁RDB危急種
分布上貴重な種
コアジサシ 環境庁RDB希少種
県内の繁殖地が限定される
ブッポウソウ 環境庁RDB希少種
県内での生息が局地的
ヤイロチョウ 環境庁RDB絶滅危惧種
ビンズイ 県内での生息地が限定される
カヤクグリ 県内での生息地が限定される
コルリ 県内での生息地が限定される
マミジロ 県内での生息地が限定される
マミチャジナイ 県内での生息地が限定される
メボソムシクイ 県内での生息地が限定される
ゴジュウカラ 県内での生息地が限定される
クロジ 県内での生息地が限定される
ホシガラス 県内での生息地が限定される

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Last updated on Jan.5.1996
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