H.Hiraizumi's Birding Page
【日本の貴重な鳥、希少な鳥、減っている鳥リスト】

岡山県


「岡山県版レッドデータブック」(2003)掲載種

岡山県生活環境部自然保護課のホームページにも資料あり

絶滅危惧種
 絶滅の危機に瀕している種(環境省版絶滅危惧I類相当)
ミゾゴイ
【分布状況】県南での確認が少なく、県中部から県北部の山間部にみられる。
【存続を脅かす要因】森林伐採,林相変化(生息場所の減少)、河川改修(餌生物の減少)
チュウサギ
【分布状況】県南部から中部にかけて分布する
【存続を脅かす要因】農薬汚染(餌生物の減少)、林相変化(営巣場所の減少)
クロツラヘラサギ
【分布状況】岡山県での記録は稀で、県南部の河口および池沼で確認されている。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修、湿地開発、海岸線開発
コクガン
【分布状況】個体数は少ないが、瀬戸内海で過ごす個体もある
【存続を脅かす要因】海岸開発等
ツクシガモ
【分布状況】笠岡干拓地、倉敷市玉島港埋め立て地、児島湖、阿部池等に渡来がある。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修、湿地開発
トモエガモ
【分布状況】南部の湖沼や河川に他のカモの群れに混じってみられ、その多くは1、2羽〜数十羽までの群れである。小島湖に400羽近い大群が渡来したこともある。
【存続を脅かす要因】河川改修、池沼開発
ミサゴ
【分布状況】主として県南部の海岸に近い場所でみられるが、最近は県中部の河川や池等でも確認されている。
【存続を脅かす要因】河川改修、池沼開発
ハチクマ
【分布状況】ほぼ全域で見ることができ、9月の渡りの時期には上空を通過する姿がよく見られる。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(営巣木や餌場となる天然林、広葉樹林の減少)
オジロワシ
【分布状況】岡山県での確認は2〜3年に1度程度である。
【存続を脅かす要因】海岸開発、池沼開発
オオワシ
【分布状況】瀬戸内海および岡山県での確認はごく稀である。
【存続を脅かす要因】海岸開発、池沼開発
オオタカ
【分布状況】全域に確認され、市街地周辺の林においてもその姿を見ることができる。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化、土地造成、ゴルフ場開発(生息地の減少)、違法捕獲
ハイタカ
【分布状況】留鳥としてみられるが、冬季の方がその数は多い。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化、土地造成、ゴルフ場開発(生息地の減少)、違法捕獲
クマタカ
【分布状況】中部から北部の森林地帯に見られる。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(生息地の減少)、違法捕獲、営巣地への異常接近
イヌワシ
【分布状況】北部でまれに飛翔を見ることができる。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(生息地の減少)、営巣地への異常接近
チュウヒ
【分布状況】2か所で繁殖が確認されている。
【存続を脅かす要因】湿地開発、河川改修(ヨシ原の減少)、農薬散布
ハヤブサ
【分布状況】全域で見ることができ、冬季は海岸に近いほどその数は多い。
【存続を脅かす要因】湿地開発、河川改修、海岸補強、海岸開発
タンチョウ
【分布状況】冬季ごくまれに渡来することがある。
【存続を脅かす要因】湿地開発、池沼開発、河川改修
ナベヅル
【分布状況】冬季にごくまれに越冬する家族群が飛来する。
【存続を脅かす要因】湿地開発、池沼開発、河川改修
マナヅル
【分布状況】冬季にごくまれに家族群が渡来越冬する。
【存続を脅かす要因】湿地開発、池沼開発、河川改修
キリアイ
【分布状況】秋の渡りの時期に南部で見ることができる。
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(干潟の減少)
ホウロクシギ
【分布状況】春秋の渡りの季節に旅鳥として渡来する。
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(干潟の減少)
コシャクシギ
【分布状況】春と秋に旅鳥として渡来するが、非常に稀れである。
【存続を脅かす要因】草地開発
オオジシギ
【分布状況】蒜山高原に渡来繁殖する。
【存続を脅かす要因】草地開発
セイタカシギ
【分布状況】岡山県でも繁殖はあるらしい。
【存続を脅かす要因】湿地開発
ツバメチドリ
【分布状況】旅鳥として春と秋に通過する。
【存続を脅かす要因】農耕地等の開発
ズグロカモメ
【分布状況】少数が沿岸部および高梁川囲うや児島湾で観察される。
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(干潟の減少)
コアジサシ
【分布状況】夏鳥として沿岸部に渡来し繁殖する。
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(干潟の減少)、河川改修(中州の減少)、埋め立て地等の裸地の減少
フクロウ
【分布状況】全域に分布し、通年生息する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(特に大木の減少)
ブッポウソウ
【分布状況】中・北部に渡来繁殖するが、生息に適した場所が少なく、その数は少ない。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(特に営巣場所となる大木の減少)
ヤイロチョウ
【分布状況】中・北部の極めて限られた場所に渡来する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
サンショウクイ
【分布状況】岡山県での繁殖は極めて稀になってきている。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
チゴモズ
【分布状況】岡山県での確認は極めて稀である。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
コジュリン
【分布状況】ヨシ原などで冬から春にかけてみられるが少ない。
【存続を脅かす要因】河川改修(ヨシ原の減少)
ノジコ
【分布状況】渡りの時期に各地で認められているが少ない。上斎原村では繁殖の可能性がある。
【存続を脅かす要因】森林伐採、森林開発、林相変化

危急種
 絶滅の危険が増大している種(環境省版絶滅危惧II類相当)
カラシラサギ
【分布状況】主に冬期の確認であるが、夏季において確認された例もある
【存続を脅かす要因】湖沼開発、河川改修、湿地開発、海岸補強、海岸開発
ヘラサギ
【分布状況】県南部の池沼、干潟、河口で冬期に確認されるが、その数は少ない
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修、湿地開発、海岸開発
ツミ
【分布状況】全域で繁殖し、冬季における確認事例もある。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化、土地造成、ゴルフ場開発(生息地の減少)、違法捕獲
サシバ
【分布状況】ほぼ全域の山間で見られる。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化、土地造成、ゴルフ場開発(生息地の減少)、農薬散布
コミミズク
【分布状況】南部を中心に渡来する。
【存続を脅かす要因】河川改修、草原やヨシ原の減少
コノハズク
【分布状況】主として中・北部の森林地帯に渡来する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
オオコノハズク
【分布状況】通年生息する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
アオバズク
【分布状況】全域に渡来繁殖する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(特に大木の減少)
ヨタカ
【分布状況】全域に見ることができるが、数が減少し、北部の山地でもなかなか見ることができなくなっている。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化、ノネコ等による捕食

準危急種
 存在基盤が脆弱な種(環境省版準絶滅危惧相当)
ヨシゴイ
【分布状況】広いヨシ原がみられる河川、池沼、湿地やハス田のある県南部から中部にかけて分布する。
【存続を脅かす要因】湖沼開発、河川改修、湿地開発(ヨシ原の減少)、水質汚濁(餌生物の減少)
コチョウゲンボウ
【分布状況】冬季に干拓地や海岸等で見られるが、その数は少ない。
【存続を脅かす要因】湿地開発、河川改修、海岸補強、海岸開発
チョウゲンボウ
【分布状況】全域で冬季に見ることができる。
【存続を脅かす要因】湿地開発、河川改修、海岸補強、海岸開発
ヤマドリ
【存続を脅かす要因】森林伐採、人工造林、狩猟捕獲
タマシギ
【分布状況】全域で留鳥としてみることができる。
【存続を脅かす要因】湿地開発、池沼開発、河川改修(生息環境の減少)、農薬汚染
ダイシャクシギ
【分布状況】春秋の渡りの季節に旅鳥として渡来する。
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(干潟の減少)
トラフズク
【分布状況】冬季に南部を中心に渡来する。
【存続を脅かす要因】河川改修、草原やヨシ原の減少
ヤマセミ
【分布状況】主に中・北部に分布するが、冬季には南部でも見ることができる。
【存続を脅かす要因】河川改修、魚類の減少
アカショウビン
【分布状況】北部の極めて限られた地域に渡来繁殖する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
サンコウチョウ
【分布状況】各地で繁殖も確認されているが、近年減少傾向が認められる。
【存続を脅かす要因】山地開発(低山周辺)

情報不足
 評価するだけの情報が不足している種
サンカノゴイ
【分布状況】冬期における越冬個体の確認が主である。
【存続を脅かす要因】湖沼開発、河川改修、湿地開発(ヨシ原の減少)、水質汚濁(餌生物の減少)
マガン
【分布状況】岡山県では数が少なく、県南部の水田地帯に広がる河川、池沼などで観察されている。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修
ヒシクイ
【分布状況】岡山県での確認は極めて少ない。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修、湿地開発
サカツラガン
【分布状況】近年百間川河口部で確認されたことがあるが、動物園からのカゴ抜けではないかとの疑念がある。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修、湿地開発
アカツクシガモ
【分布状況】海岸部での河川、池沼近くで単独での確認が多い。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修、湿地開発
アカハジロ
【分布状況】非常に散発的にごく少数が確認されているのみである。
【存続を脅かす要因】河川改修、池沼開発
コウライアイサ
【分布状況】旭川ダム湖と岡山市内の旭川での確認がある。
【存続を脅かす要因】河川改修、池沼開発

希少種
 種として元々の個体数を考慮する(元々少ない)種
現在、急激に個体数が減ってきている種ではないが、元々個体数が少ないという特徴がある種

コハクチョウ
【分布状況】高梁川、旭川、吉井川などで単独または数羽での確認がある。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修、湿地開発
オシドリ
【分布状況】岡山県では繁殖のかに人はまだなく、冬鳥として渡来し、主に県中部から北部の渓流、山間部の池、ダム湖等で多くみられ、県南部でも姿を見ることがある。
【存続を脅かす要因】河川改修、池沼開発(生息場所の減少)、森林伐採、林相変化(餌資源の減少)、ボートレジャー(ダム湖等)
ノスリ
【分布状況】岡山県での繁殖数は少なく、個体数は越冬個体の方が多い。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化、土地造成、ゴルフ場開発(生息地の減少)、農薬散布
ハイイロチュウヒ
【分布状況】広いヨシ原、牧草地、水田がある地域で見ることができる。
【存続を脅かす要因】湿地開発、河川改修(ヨシ原の減少)、農薬散布
クイナ
【分布状況】冬季全域で見ることができる。
【存続を脅かす要因】湿地開発、池沼開発、河川改修
ヒクイナ
【分布状況】留鳥として全域で見ることができる。
【存続を脅かす要因】湿地開発、池沼開発、河川改修
ウズラシギ
【分布状況】春秋の渡りの時期に南部で見ることができる。
【存続を脅かす要因】池沼開発、湿地開発
ヘラシギ
【分布状況】秋の渡りの時期に海岸付近で見られるが、数は多くない。
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(干潟の減少)
アカアシシギ
【分布状況】春秋の渡りの季節に旅鳥として渡来する。
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(干潟の減少)
ジュウイチ
【分布状況】主に中・北部の森林地帯で繁殖するが、その数は多くない。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
カッコウ
【分布状況】中・北部を中心に分布する。近年減少している。
【存続を脅かす要因】草地の減少、森林伐採、林相変化
ツツドリ
【分布状況】主に中・北部の森林地帯に渡来繁殖する
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
アオゲラ
【分布状況】全域に分布する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(営巣場所である大木の減少)
アカゲラ
【分布状況】主に中・北部に生息する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(営巣場所である大木の減少)
オオアカゲラ
【分布状況】主に北部の山地に生息するが、その数は少ない。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化(営巣場所である大木の減少)
アカモズ
【分布状況】生息数は少ない。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
カワガラス
【分布状況】中・北部山地の河川や渓流に生息しているが、個体数は少ない。
【存続を脅かす要因】河川改修、林道開設、川相変化
コマドリ
【分布状況】春の渡り時に低山などでさえずり、ごく少数北部の山地に留まるものがある。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化、森林開発
コルリ
【分布状況】北部の山地に少数のものが留まり、通過の際には南部でも観察されることがある。
【存続を脅かす要因】森林伐採、森林開発、林相変化
トラツグミ
【分布状況】留鳥として認められ、北部の良く茂った林で繁殖するが、季節により移動する。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
マミジロ
【分布状況】渡りの途中に観察されるが、極めて稀である。
【存続を脅かす要因】森林開発、森林伐採、林相変化
コヨシキリ
【分布状況】5月から7月にかけての通過時、また、秋に渡る時に立ち寄るが、個体数は少ない。
【存続を脅かす要因】池沼開発、河川改修(ヨシ原の減少)
オオヨシキリ
【分布状況】全域で見られ、河口や川のヨシ原で繁殖する。近年、各地の河原の狭いヨシ原でも見られるようになり、特に蒜山一帯の河原のヨシ原には多い。
【存続を脅かす要因】海岸補強、河川改修(ヨシ原の減少),ヨシやヤナギ等の刈り払い
キビタキ
【分布状況】北部の広葉樹林に渡来するが、生息する林は壮・老齢林であり、個体数は少ない。
【存続を脅かす要因】森林伐採、人工造林、林相変化
オオルリ
【分布状況】広く夏鳥として渡来し、主に中・北部で繁殖するが、南部でも繁殖が確認されている。
【存続を脅かす要因】森林伐採、林相変化
ツリスガラ
【分布状況】主に南部の河口や海岸のヨシ原で見られることがあるが、稀である。
【存続を脅かす要因】海岸補強開発、河川改修(ヨシ原の減少)
コガラ
【分布状況】中・北部の広葉樹林に生息・繁殖するが、個体数は少ない。
【存続を脅かす要因】人工造林、森林開発
ゴジュウカラ
【分布状況】北部山地、特にブナ林など、比較的古い林で見られるが、その数は少ない。
【存続を脅かす要因】人工造林、森林開発
キバシリ
【分布状況】北部の山地で観察されることがあるが、極めて稀である。
【存続を脅かす要因】人工造林、森林開発
ホオアカ
【分布状況】特、各地で確認されているが、数は少ない。蒜山高原では繁殖が認められている。
【存続を脅かす要因】草地開発
オオジュリン
【分布状況】海岸や川岸のヨシ原に見られるが、その数は少ない。
【存続を脅かす要因】海岸補強開発、河川改修(ヨシ原の減少)

留意種
 絶滅のおそれはないが記録しておく必要がある種

クロサギ
【分布状況】島嶼部や海岸の岩礁や磯での確認が主であり、非常に限定された環境下でみられ、営巣の確認事例はない
【存続を脅かす要因】海岸補強、海岸開発(磯の減少)
カワセミ
【分布状況】ほぼ全域に生息する。
【存続を脅かす要因】河川改修、魚類の減少

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Last updated on May.31.2000
Hiraizumi Hideki
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